ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、日本ダービー2021について考えてみたいと思います。
日本ダービー2021は、昨年と同じ2回東京12日の第11レースに行われますが、昨年の日本ダービーとの大きな違いは、牝馬のサトノレイナスが登録してきたことでしょう。
そして、日本ダービーのステップレースである皐月賞の1着馬が、共同通信杯を勝ち、直行で皐月賞に挑んできたエフフォーリアであること!
さて、今回の日本ダービーの覇者はどの馬になるんでしょうね。
日本ダービー2021の出走予定
日本ダービー2021の登録馬は18頭でしたが、ダノンザキッドが骨折のため、出走回避となっています。
出走取消以外で、フルゲート割れは初めてなので、何やら波乱がありそうですね。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アドマイヤハダル | 牡3 | 57.0kg | M.デムーロ | 大久保 龍志 |
2 | ヴィクティファルス | 牡3 | 57.0kg | 池添 謙一 | 池添 学 |
3 | エフフォーリア | 牡3 | 57.0kg | 横山 武史 | 鹿戸 雄一 |
グラティアス | 牡3 | 57.0kg | 松山 弘平 | 加藤 征弘 | |
5 | グレートマジシャン | 牡3 | 57.0kg | 戸崎 圭太 | 宮田 敬介 |
6 | サトノレイナス | 牝3 | 55.0kg | C.ルメール | 国枝 栄 |
7 | シャフリヤール | 牡3 | 57.0kg | 福永 祐一 | 藤原 英昭 |
8 | ステラヴェローチェ | 牡3 | 57.0kg | 吉田 隼人 | 須貝 尚介 |
9 | タイトルホルダー | 牡3 | 57.0kg | 田辺 裕信 | 栗田 徹 |
10 | タイムトゥヘヴン | 牡3 | 57.0kg | 石橋 脩 | 戸田 博文 |
11 | ダノンザキッド | 牡3 | 57.0kg | 安田 隆行 | |
12 | ディープモンスター | 牡3 | 57.0kg | 武 豊 | 池江 泰寿 |
13 | バジオウ | 牡3 | 57.0kg | 田中 博康 | |
14 | バスラットレオン | 牡3 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | 矢作 芳人 |
15 | ヨーホーレイク | 牡3 | 57.0kg | 川田 将雅 | 友道 康夫 |
16 | ラーゴム | 牡3 | 57.0kg | 浜中 俊 | 斉藤 崇史 |
17 | レッドジェネシス | 牡3 | 57.0kg | 横山 典弘 | 友道 康夫 |
18 | ワンダフルタウン | 牡3 | 57.0kg | 和田 竜二 | 高橋 義忠 |
参考 netkeiba
牝馬の日本ダービー出走からのサイン
1986年に日本ダービーがG1になってから、牝馬が日本ダービーに出走してきたのは、1996年のビワハイジ、2007年のウオッカ、2014年のレッドリヴェールの3頭しかいません。
では、1996年、2007年、2014年の日本ダービーの結果を見てみます。
1996年日本ダービー(18頭立て・取消戦)
1着 フサイチコンコルド 牡4 57㎏ 7枠13番(逆6番)藤田伸二騎手 7人気
前走 すみれステークス(阪神2200m・特指・別定)1人気1着
前々走 4歳新馬戦(京都1800m)1人気1着
1着同枠兼3着 メイショウジェニエ 牡4 57㎏ 河内洋騎手 9人気
前走 テレビ東京杯青葉賞(東京2400m・指定・定量)2人気5着(1着平行)
前々走 皐月賞(中山2000m)9人気3着(ゾロ目決着)
1着同枠 ビワハイジ 牝4 55㎏ 角田晃一騎手 10人気
前走 桜花賞(阪神1600m)2人気15着
3走前 阪神3歳牝馬ステークス(阪神1600m)4人気1着
2着 ダンスインザダーク 牡4 57㎏ 2枠3番(逆16番)武豊騎手 1人気
前走 プリンシパルステークス(東京2200m・指定・定量)1人気1着
前々走 報知杯弥生賞(中山2000m・指定・馬齢)2人気1着
2着同枠 ザゴールド 牡4 57㎏ 橋本広喜騎手 16人気
前走 葵ステークス(京都1200m・指定・別定)5人気1着
前々走 ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(東京1400m・指定・定量)12人気17着(2着平行)
1996年日本ダービーは、阪神3歳牝馬ステークス1着馬のビワハイジと同枠になった年明けデビュー馬のフサイチコンコルドが1着。
フサイチコンコルドは、京都1800mの新馬戦と阪神2200mのすみれステークスを1人気で勝ってきた無敗馬。
2着となったダンスインザダークは、報知杯弥生賞とプリンシパルステークスを連勝してきた馬。
3着馬で1着同枠だったメイショウジェニエは、ゾロ目の皐月賞で3着の後、テレビ東京杯青葉賞で1着平行配置にいた馬。
2007年日本ダービー(18頭立て)
1着 ウオッカ 牝3 55㎏ 2枠3番(逆16番)四位洋文騎手 3人気
前走 桜花賞(阪神1600m)1人気2着
前々走 チューリップ賞(阪神1600m・指定・馬齢)1人気1着
3走前 阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神1600m)4人気1着
1着同枠 ゴールデンダリア 牡3 57㎏ 柴田善臣騎手 6人気
前走 プリンシパルステークス(東京2000m・指定・馬齢)1人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・山藤賞(中山1800m)1人気1着
2着 アサクサキングス 牡3 57㎏ 8枠16番(逆3番) 福永祐一騎手 14人気
前走 NHKマイルカップ(東京1600m)3人気11着(2着平行)
前々走 皐月賞(中山2000m)6人気7着
2着同枠 ヴィクトリー 牡3 57㎏ 田中勝春騎手 2人気
前走 皐月賞(中山2000m)7人気1着
前々走 若葉ステークス(阪神2000m・指定・馬齢)1人気1着
2着同枠 フライングアップル マル外 牡3 57㎏ 横山典弘騎手 12人気
前走 フジテレビ賞スプリングステークス(中山1800m・指定・馬齢)1人気1着
前々走 共同通信杯(東京1800m・特指・別定)3人気3着(1着対角)
3着 アドマイヤオーラ 牡3 57㎏ 7枠14番(逆5番)岩田康誠騎手 4人気
前走 皐月賞(中山2000m)1人気4着
前々走 報知杯弥生賞(中山2000m・指定・馬齢)1人気1着
2007年日本ダービーは、阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬で、桜花賞2着馬のウオッカが1着。
ウオッカは、東京コース未出走の馬でしたが、ウオッカの同枠には、プリンシパルステークス1着馬の年明けデビュー馬のゴールデンダリアがいました。
2着となったアサクサキングスは、東京1600mの新馬戦で1着、東京1800mの500万下条件戦の百日草特別で1着になっている東京連勝歴を持つ馬。
11着に敗れたNHKマイルカップも、2着平行配置にいたので、東京コースでは直接・間接問わなければ、連対を外していません。
また、アサクサキングスの同枠は、皐月賞馬のヴィクトリーもいましたが、共同通信杯で1着対角、東京スポーツ杯2歳ステークスで2着だったフライングアップルがいたことも大きかったのでしょう。
2014年日本ダービー(18頭立て・取消戦)
1着 ワンアンドオンリー 牡3 57㎏ 1枠2番(逆17番)横山典弘騎手 3人気
前走 皐月賞(中山2000m)4人気4着(1着同枠)
前々走 報知杯弥生賞(中山2000m・指定・馬齢)4人気2着(1着同枠)
1着同枠 サウンズオブアース 牡3 57㎏ 浜中俊騎手 11人気
前走 京都新聞杯(京都2200m・指定・馬齢)8人気2着
前々走 3歳500万下条件戦・はなみずき賞(阪神2000m)1人気1着
2着 イスラボニータ 牡3 57㎏ 7枠13番(逆6番)蛯名正義騎手 1人気
前走 皐月賞(中山2000m)2人気1着
前々走 共同通信杯(東京1800m・特指・別定)1人気1着
2着同枠 タガノグランパ 牡3 57㎏ 菱田裕二騎手 16人気
前走 皐月賞(中山2000m)16人気17着
前々走 中日スポーツ賞ファルコンステークス(中京1400m・指定・別定)1人気1着
2着同枠 サトノルパン 牡3 57㎏ 小牧太騎手 14人気
前走 NHKマイルカップ(東京1600m)4人気9着
前々走 中日スポーツ賞ファルコンステークス(中京1400m・指定・別定)3人気2着
3着 マイネルフロスト 牡3 57㎏ 2枠3番(逆16番)松岡正海騎手 12人気
前走 テレビ東京杯青葉賞(東京2400m・指定・定量)3人気6着
前々走 毎日杯(阪神1800m・特指・別定)5人気1着
2014年日本ダービーは、ゾロ目決着の報知杯弥生賞で2着、皐月賞で4着だったワンアンドオンリーが1着。
ワンアンドオンリーの同枠には、3歳500万下条件戦のはなみずき賞を勝ち、京都新聞杯で2着だったサウンズオブアースがいました。
2着のイスラボニータは、共同通信杯を勝った後、皐月賞に直行し、勝利していた馬。
イスラボニータは、東京コースで4戦4勝の馬でしたが、2014年日本ダービーは出走取消戦だったことが大きかったと思います。
プリンシパルステークス1着馬のベルキャニオンは8着に終わり、連対馬の筋配置にもなっていませんが、ベルキャニオンは皐月賞で7着に敗れていた馬でした。
1996年、2007年、2014年の日本ダービーの結果から考えると、皐月賞に出走してないプリンシパルステークス1着馬、東京コースで実績のある馬あたりが気になります。
また、偶然かも知れませんが、1996年、2007年、2014年の日本ダービーの1着同枠馬は条件クラスを勝っていた馬でした。
最後に
共同通信杯を勝った後、皐月賞に直行し、皐月賞で優勝した馬はゴールドシップ、イスラボニータ、ディーマジェスティの3頭。
そのうち、イスラボニータだけが、出走取消のあった日本ダービーで連対しています。
出走取消戦でなければ、エフフォーリアの連対は厳しいかも知れません。