CBC賞2025(第61回)の考察

サマースプリントシリーズは、昨年、テレビ西日本賞北九州記念とCBC賞の開催時期を入れ替え、CBC賞をサマースプリントシリーズ第4戦に設計していた。

 

そして、今年、CBC賞はサマースプリントシリーズ第4戦のままではあるが、2回中京4日開催から3回中京6日開催に変更してきている。

 

この些細な日程変更が、CBC賞に、どんな影響を与えるのだろうか?

CBC賞2025の出馬表

CBC賞2025には19頭が登録。

 

19頭の登録馬のうち、バンドシェルが除外となり、18頭立て(フルゲート)となっていたが、カリボールが出走を取消した。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 バルサムノート 牡5 57.0kg 北村 友一 高野 友和 吉田 勝己
1枠 2番 テイエムリステット 牡4 56.0kg 川須 栄彦 秋山 真一郎 竹園 正繼
2枠 3番 ドロップオブライト 牝6 56.0kg 幸 英明 福永 祐一 岡田 牧雄
2枠 4番 クラスペディア 牡3 55.0kg 小崎 綾也 河嶋 宏樹 塚田 義広
3枠 5番 シュトラウス 牡4 57.0kg 杉原 誠人 武井 亮 (有)キャロットファーム
3枠 6番 ワイドラトゥール 牝4 55.5kg 西塚 洸二 藤原 英昭 幅田 昌伸
4枠 7番 グランテスト 牝5 54.0kg 小沢 大仁 今野 貞一 下河辺 隆行
4枠 8番 ミルトクレイモー 牡5 54.0kg 田口 貫太 中村 直也 永山 勝敏
5枠 9番 ジューンブレア 牝4 55.5kg 武 豊 武 英智 吉川 潤
5枠 10番 ポッドベイダー 牡3 55.0kg 角田 大和 上原 佑紀 小川 眞査雄
6枠 11番 カリボール 牡9 56.0kg A.バデル 西村 真幸 大和屋 暁
6枠 12番 エイシンワンド 牡3 55.0kg 吉村 誠之助 大久保 龍志 (株)栄進堂
7枠 13番 ジャスティンスカイ 牡6 57.5kg 荻野 極 友道 康夫 三木 正浩
7枠 14番 ヤマニンアルリフラ 牡4 57.5kg 団野 大成 斉藤 崇史 土井 肇
7枠 15番 カルチャーデイ 牝4 55.0kg 横山 典弘 四位 洋文 (株)MMSホールディングス
8枠 16番 メイショウソラフネ 牡6 57.0kg 酒井 学 石橋 守 松本 好雄
8枠 17番 インビンシブルパパ 牡4 57.0kg 佐々木 大輔 伊藤 大士 迫田 三果子
8枠 18番 ベガリス 牝5 54.0kg 藤懸 貴志 高橋 義忠 杉山 忠国

昨年のCBC賞には1頭もいなかった3歳馬が、3頭出走してきた。

 

また、モーリス産駒のバルサムノートとテイエムリステットが同枠配置となっている。

2015年CBC賞からの考察

CBC賞は、2012年からサマースプリントシリーズの対象レースになったレースであり、2012年以降で、出走取消戦となったのは2015年のみである。

 

まずは、2015年CBC賞から振り返ってみる。

 

2015年CBC賞(3回中京2日・18頭立て・重)

1着 ウリウリ 牝5 55.5㎏ 3枠6番(逆13番)岩田康誠騎手 2人気

2着 ダンスディレクター 牡5 55㎏ 4枠7番(逆12番)浜中俊騎手 1人気

3着 サドンストーム 牡6 57㎏ 7枠13番(逆6番)国分優作騎手 3人気

 

重馬場で行われた2015年CBC賞は、8枠16番に配置された4歳牝馬のベルカントが出走取消となっていた。

 

1着になったウリウリは、サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(阪神1400m)で3着、安土城ステークス(京都1400m)で1着(レコ―ド)になっていたノーザンファーム生産の 藤原英昭厩舎の5歳牝馬。

 

ウリウリの同枠馬のレオパルディナは、小倉2歳ステークス(小倉1200m)で2着になった後、賞金加算がなかった3歳牝馬(最軽量の馬・11人気)。

 

2着になったダンスディレクターは、1600万下条件戦の斑鳩ステークス(京都1400m)を勝った後、京王杯スプリングカップ(東京1400m)に出走し、12着に敗れていた非社台系の5歳馬。

 

ダンスディレクターの同枠馬のジャストドゥイングは、前走の葵ステークス(京都1200m)で1着になっていた3歳馬。(8人気)

 

3着になったサドンストームは、ウリウリの対角に配置されていたトップハンデの馬で、同年の高松宮記念で4着(2着平行)になっていた6歳馬。

 

2015年CBC賞で連対した2頭は、1400mからの距離短縮馬であり、同枠には3歳馬がいた。

結論

土曜日に行われた中京メインの三河ステークスは、2人気のポッドロゴ(4歳馬)が勝ち、1人気のペンナヴェローチェ(4歳馬)が2着、3着には3人気のメイショウソウタ(4歳馬)が入っていた。

 

ポッドロゴの同枠にはバデル騎手騎乗のホークフィールド(5人気)がおり、ペンナヴェローチェの同枠には騙馬のクロニクルが配置されていた。

 

土曜日に行われた中京メインの三河ステークスから考えると、2人気の馬、1人気の馬、バデル騎手騎乗の馬の同枠馬あたりは気になる。

 

そこで、現在2人気のヤマニンアルリフラ、現在1人気のジューンブレア、出走取消となったバデル騎手が騎乗予定だったカリボールの同枠馬のエイシンワンド、3歳馬のクラスペディアあたりをボックスで選んでみたい。