今年のG1は有馬記念で終了となる。
昨年は、有馬記念の後に、2歳G1のホープフルステークスが行われていたが、今年のホープフルステークスは、有馬記念の前日に行われた。
最後のG1ぐらい、勝って終わりたいものだが…
今回は、有馬記念について考えてみたい。
有馬記念2025の出馬表
有馬記念2025の登録馬は22頭t
22頭の登録馬のうち、サンライズアース、スティンガーグラス、ビザンチンドリーム、ヘデントールが回避、ディマイザキッドとライラックが除外となり、16頭立てとなっている。
| 枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
| 1枠 | 1番 | エキサイトバイオ | 牡3 | 56.0kg | 荻野 極 | 今野 貞一 | バイオ(株) |
| 1枠 | 2番 | 牡4 | 58.0kg | 坂井 瑠星 | 矢作 芳人 | 藤田 晋 | |
| 2枠 | 3番 | ジャスティンパレス | 牡6 | 58.0kg | 団野 大成 | 杉山 晴紀 | 三木 正浩 |
| 2枠 | 4番 | ミュージアムマイル | 牡3 | 56.0kg | C.デムーロ | 高柳 大輔 | (有)サンデーレーシング |
| 3枠 | 5番 | レガレイラ | 牝4 | 56.0kg | C.ルメール | 木村 哲也 | (有)サンデーレーシング |
| 3枠 | 6番 | メイショウタバル | 牡4 | 58.0kg | 武 豊 | 石橋 守 | 松本 好隆 |
| 4枠 | 7番 | サンライズジパング | 牡4 | 58.0kg | 鮫島 克駿 | 前川 恭子 | (株)ライフハウス |
| 4枠 | 8番 | シュヴァリエローズ | 牡7 | 58.0kg | 北村 友一 | 清水 久詞 | (有)キャロットファーム |
| 5枠 | 9番 | ダノンデサイル | 牡4 | 58.0kg | 戸崎 圭太 | 安田 翔伍 | (株)ダノックス |
| 5枠 | 10番 | コスモキュランダ | 牡4 | 58.0kg | 横山 武史 | 加藤 士津八 | (有)ビッグレッドファーム |
| 6枠 | 11番 | ミステリーウェイ | せん7 | 58.0kg | 松本 大輝 | 小林 真也 | (有)社台レースホース |
| 6枠 | 12番 | マイネルエンペラー | 牡5 | 58.0kg | 丹内 祐次 | 清水 久詞 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
| 7枠 | 13番 | アドマイヤテラ | 牡4 | 58.0kg | 川田 将雅 | 友道 康夫 | 近藤 旬子 |
| 7枠 | 14番 | アラタ | 牡8 | 58.0kg | 大野 拓弥 | 和田 勇介 | 村田 能光 |
| 8枠 | 15番 | エルトンバローズ | 牡5 | 58.0kg | 西村 淳也 | 杉山 晴紀 | 猪熊 広次 |
| 8枠 | 16番 | タスティエーラ | 牡5 | 58.0kg | 松山 弘平 | 堀 宣行 | (有)キャロットファーム |
現在の1人気はレガレイラ、2人気はダノンデサイルとミュージアムマイルが並んでいる。
宝塚記念とジャパンカップからの考察
宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念の3レースは、優先出走権が存在しないレースである。
つまり、この3つのレースは関連が深いレースといえるだろう。
まずは、今年の宝塚記念とジャパンカップを振り返ってみる。
京都開催から阪神開催に戻った今年の宝塚記念は、17頭立てで行われた。
今年の宝塚記念を制したのは、7人気の4歳馬のメイショウタバル(6枠12番配置)。
メイショウタバルは、前年の神戸新聞杯を勝った後、菊花賞16着、日経新春杯11着、ドバイターフ5着だった馬。(宝塚記念が初G1勝利だった馬)
メイショウタバルの同枠に配置されていたソールオリエンスは、2023年皐月賞を勝っていたG1馬で、前年の京都開催の宝塚記念で2着になってから、賞金加算がなかった社台レースホースが馬主の8人気の5歳馬。
今年の宝塚記念で2着になったベラジオオペラ(1枠1番配置)は、昨年と今年の大阪杯を連覇した1人気の5歳馬で、前年の宝塚記念では3着になっていた。
ベラジオオペラの同枠馬のドゥレッツァは、2023年菊花賞を制した5歳馬で、前々走のジャパンカップで2着、前走のドバイシーマで3着になっていた。
ドゥレッツァが出走取消をした今年のジャパンカップを勝利したのは、4歳騙馬の外国馬のカランダガン。
18頭立ての4枠8番に配置されたカランダガンは、今年、G1のサンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、英チャンピオンステークスを3連勝していた馬。
カランダガンの同枠のダノンベルーガは、1年以上賞金を加算できていない6歳馬。
今年のジャパンカップで2着になったマスカレードボールは、今年の天皇賞秋を勝っていた1人気の3歳馬。
マスカレードボールの同枠のダノンデサイルは、前年の東京優駿と今年のドバイシーマを勝っている4歳のG1馬。
マスカレードボールの同枠のブレイディヴェーグは、2023年エリザベス女王杯を勝っているG1馬。
今年の宝塚記念とジャパンカップの共通項は、1人気が2着に負けていることである。
結論
土曜日に行われた阪神メインの阪神カップは、3人気のルガルがレコードで勝利し、2着には1人気のナムラクレアが入っている。
ナムラクレアは昨年の阪神カップを勝っていた牝馬である。
ルガルの同枠には、9月7日に行われた産経賞セントウルステークスで15着(1着平行)だったモズメイメイがいた。
一方、阪神カップの裏番組のホープフルステークスは、7人気のロブチェンが1着、2着にはフォルテアンジェロが入っている。
ロブチェンの同枠は2人気のジャスティンビスタ、フォルテアンジェロの同枠には1人気のアンドゥーリルがいた。
ここでも、1人気が入った枠は2着枠となっている。
また、2着に入ったフォルテアンジェロは、9月7日に行われた中山1800mの新馬戦に出走して勝っている。
モズメイメイが1着平行に配置されていた産経賞セントウルステークス、フォルテアンジェロが勝利した中山1800mの新馬戦が行われた9月7日は、中山と阪神が秋季開催、札幌が夏季開催で行われた日である。
奇しくも、有馬記念の前日に行われた阪神カップとホープフルステークスで、9月7日に出走した馬が連対枠入りしているのだ。
もしかしたら、有馬記念には連動しないのかも知れないが、この事実は認識しておくべきだと思う。
今年の有馬記念には、9月7日の丹頂ステークスを勝ったミステリーウェイが出走する。
ただし、軸は、レガレイラ(メイショウタバル)にする。
相手は、ミステリーウェイ、マイネルエンペラー、ミュージアムマイル、エキサイトバイオ、シンエンペラーあたり。
レガレイラとメイショウタバルのゾロ目も含めて、考えてみたい。




