有馬記念2025(第70回)の考察

今年のG1は有馬記念で終了となる。

 

昨年は、有馬記念の後に、2歳G1のホープフルステークスが行われていたが、今年のホープフルステークスは、有馬記念の前日に行われた。

 

最後のG1ぐらい、勝って終わりたいものだが…

 

今回は、有馬記念について考えてみたい。

有馬記念2025の出馬表

有馬記念2025の登録馬は22頭t

 

22頭の登録馬のうち、サンライズアース、スティンガーグラス、ビザンチンドリーム、ヘデントールが回避、ディマイザキッドとライラックが除外となり、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 エキサイトバイオ 牡3 56.0kg 荻野 極 今野 貞一 バイオ(株)
1枠 2番 シンエンペラー 牡4 58.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 藤田 晋
2枠 3番 ジャスティンパレス 牡6 58.0kg 団野 大成 杉山 晴紀 三木 正浩
2枠 4番 ミュージアムマイル 牡3 56.0kg C.デムーロ 高柳 大輔 (有)サンデーレーシング
3枠 5番 レガレイラ 牝4 56.0kg C.ルメール 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
3枠 6番 メイショウタバル 牡4 58.0kg 武 豊 石橋 守 松本 好隆
4枠 7番 サンライズジパング 牡4 58.0kg 鮫島 克駿 前川 恭子 (株)ライフハウス
4枠 8番 シュヴァリエローズ 牡7 58.0kg 北村 友一 清水 久詞 (有)キャロットファーム
5枠 9番 ダノンデサイル 牡4 58.0kg 戸崎 圭太 安田 翔伍 (株)ダノックス
5枠 10番 コスモキュランダ 牡4 58.0kg 横山 武史 加藤 士津八 (有)ビッグレッドファーム
6枠 11番 ミステリーウェイ せん7 58.0kg 松本 大輝 小林 真也 (有)社台レースホース
6枠 12番 マイネルエンペラー 牡5 58.0kg 丹内 祐次 清水 久詞 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
7枠 13番 アドマイヤテラ 牡4 58.0kg 川田 将雅 友道 康夫 近藤 旬子
7枠 14番 アラタ 牡8 58.0kg 大野 拓弥 和田 勇介 村田 能光
8枠 15番 エルトンバローズ 牡5 58.0kg 西村 淳也 杉山 晴紀 猪熊 広次
8枠 16番 タスティエーラ 牡5 58.0kg 松山 弘平 堀 宣行 (有)キャロットファーム

現在の1人気はレガレイラ、2人気はダノンデサイルとミュージアムマイルが並んでいる。

宝塚記念とジャパンカップからの考察

宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念の3レースは、優先出走権が存在しないレースである。

 

つまり、この3つのレースは関連が深いレースといえるだろう。

 

まずは、今年の宝塚記念とジャパンカップを振り返ってみる。

 

京都開催から阪神開催に戻った今年の宝塚記念は、17頭立てで行われた。

 

今年の宝塚記念を制したのは、7人気の4歳馬のメイショウタバル(6枠12番配置)。

 

メイショウタバルは、前年の神戸新聞杯を勝った後、菊花賞16着、日経新春杯11着、ドバイターフ5着だった馬。(宝塚記念が初G1勝利だった馬)

 

メイショウタバルの同枠に配置されていたソールオリエンスは、2023年皐月賞を勝っていたG1馬で、前年の京都開催の宝塚記念で2着になってから、賞金加算がなかった社台レースホースが馬主の8人気の5歳馬。

 

今年の宝塚記念で2着になったベラジオオペラ(1枠1番配置)は、昨年と今年の大阪杯を連覇した1人気の5歳馬で、前年の宝塚記念では3着になっていた。

 

ベラジオオペラの同枠馬のドゥレッツァは、2023年菊花賞を制した5歳馬で、前々走のジャパンカップで2着、前走のドバイシーマで3着になっていた。

 

ドゥレッツァが出走取消をした今年のジャパンカップを勝利したのは、4歳騙馬の外国馬のカランダガン。

 

18頭立ての4枠8番に配置されたカランダガンは、今年、G1のサンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、英チャンピオンステークスを3連勝していた馬。

 

カランダガンの同枠のダノンベルーガは、1年以上賞金を加算できていない6歳馬。

 

今年のジャパンカップで2着になったマスカレードボールは、今年の天皇賞秋を勝っていた1人気の3歳馬。

 

マスカレードボールの同枠のダノンデサイルは、前年の東京優駿と今年のドバイシーマを勝っている4歳のG1馬。

 

マスカレードボールの同枠のブレイディヴェーグは、2023年エリザベス女王杯を勝っているG1馬。

 

今年の宝塚記念とジャパンカップの共通項は、1人気が2着に負けていることである。

結論

土曜日に行われた阪神メインの阪神カップは、3人気のルガルがレコードで勝利し、2着には1人気のナムラクレアが入っている。

 

ナムラクレアは昨年の阪神カップを勝っていた牝馬である。

 

ルガルの同枠には、9月7日に行われた産経賞セントウルステークスで15着(1着平行)だったモズメイメイがいた。

 

一方、阪神カップの裏番組のホープフルステークスは、7人気のロブチェンが1着、2着にはフォルテアンジェロが入っている。

 

ロブチェンの同枠は2人気のジャスティンビスタ、フォルテアンジェロの同枠には1人気のアンドゥーリルがいた。

 

ここでも、1人気が入った枠は2着枠となっている。

 

また、2着に入ったフォルテアンジェロは、9月7日に行われた中山1800mの新馬戦に出走して勝っている。

 

モズメイメイが1着平行に配置されていた産経賞セントウルステークス、フォルテアンジェロが勝利した中山1800mの新馬戦が行われた9月7日は、中山と阪神が秋季開催、札幌が夏季開催で行われた日である。

 

奇しくも、有馬記念の前日に行われた阪神カップとホープフルステークスで、9月7日に出走した馬が連対枠入りしているのだ。

 

もしかしたら、有馬記念には連動しないのかも知れないが、この事実は認識しておくべきだと思う。

 

今年の有馬記念には、9月7日の丹頂ステークスを勝ったミステリーウェイが出走する。

 

ただし、軸は、レガレイラ(メイショウタバル)にする。

 

相手は、ミステリーウェイ、マイネルエンペラー、ミュージアムマイル、エキサイトバイオ、シンエンペラーあたり。

 

レガレイラとメイショウタバルのゾロ目も含めて、考えてみたい。