ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
エリザベス女王陛下が崩御されたそうですね。
このため、「エリザベス女王即位70年記念」の副題を付して実施する予定だったエリザベス女王杯は、副題の付与は取りやめたそうです。
「エリザベス女王即位70年記念」といえば、エリザベス女王杯以外にもあったような気がしますが…
さて、今回は、紫苑ステークス2022について考えてみたいと思います。
紫苑ステークス2022の出馬表
13頭が登録した紫苑ステークス2022でしたが、モチベーションが回避し、12頭立てとなっています。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | エバーハンティング | 牝3 | 54.0kg | 横山 琉人 | 小島 茂之 | 宇田 豊 |
2枠 | 2番 | サークルオブライフ | 牝3 | 54.0kg | M.デムーロ | 国枝 栄 | 飯田 正剛 |
3枠 | 3番 | ロジレット | 牝3 | 54.0kg | 石川 裕紀人 | 稲垣 幸雄 | 久米田 正明 |
4枠 | 4番 | ニシノラブウインク | 牝3 | 54.0kg | 三浦 皇成 | 小手川 準 | 西山 茂行 |
5枠 | 5番 | シーグラス | 牝3 | 54.0kg | 丹内 祐次 | 武藤 善則 | (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン |
5枠 | 6番 | エコルフリューゲル | 牝3 | 54.0kg | 内田 博幸 | 鈴木 慎太郎 | 鈴木 昌樹 |
6枠 | 7番 | カヨウネンカ | 牝3 | 54.0kg | 田辺 裕信 | 斎藤 誠 | (有)ミルファーム |
6枠 | 8番 | ライラック | 牝3 | 54.0kg | 戸崎 圭太 | 相沢 郁 | 芹澤 精一 |
7枠 | 9番 | コルベイユ | 牝3 | 54.0kg | 勝浦 正樹 | 新開 幸一 | 井手 慶祐 |
7枠 | 10番 | サンカルパ | 牝3 | 54.0kg | C.ルメール | 田中 博康 | (有)シルクレーシング |
8枠 | 11番 | サウンドビバーチェ | 牝3 | 54.0kg | 横山 武史 | 高柳 大輔 | 増田 雄一 |
8枠 | 12番 | スタニングローズ | 牝3 | 54.0kg | 坂井 瑠星 | 高野 友和 | (有)サンデーレーシング |
オークス2着馬のスタニングローズは、オークスで除外となったサウンドビバーチェと同枠になりましたね。
回避馬からのサイン
紫苑ステークス2022に登録しながら回避したモチベーションは、桜花賞のステップレースである報知杯フィリーズレビューとオークスの前哨戦であるサンケイスポーツ賞フローラステークスに出走し、共に二桁着順でクラシック出走を逃した馬で、3歳以上1勝クラスの千歳特別(函館1500m)を勝っていた馬ですね。
回避したモチベーションの戦績から考えると、1勝クラスを勝っている馬あるいはクラシックの前哨戦で敗れ、優先出走権を逃した馬は気になります。
オークスからのサイン
今年のオークスはサウンドビバーチェが除外となっていました。
オークスはフルゲートで行われることが多いので、除外あるいは取消が発生しているケースはまれです。
18頭のフルゲートで発売され、除外あるいは取消が1頭発生したオークスは、2003年、2009年、2015年、2018年の4回。
この4年のオークスのうち、2015年を除く2003年、2009年、2018年は桜花賞を制した馬が勝っています。
この3年のうち、オークス2着馬が紫苑ステークスに出走してきたのは、2003年しかありません。
では、もう1回、2003年の紫苑ステークスの結果を見てみます。
2003年紫苑ステークス(5回中山1日・中山1800m・14頭立て)
1着 レンドフェリーチェ 牝3 54㎏ 2枠2番(逆13番)中舘英二騎手 4人気
馬主 社台レースホース 社台ファーム生産
前走 マーメイドステークス(阪神2000m・特指・別定)5人気4着 小池隆生騎手騎乗
前々走 3歳500万下条件戦・平場(中京1800m)2人気1着
2着 タイムウィルテル 牝3 54㎏ 5枠7番(逆8番)吉田豊騎手 3人気
馬主 サンデーレーシング ノーザンファーム生産
前走 オークス(東京2400m)6人気15着
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)3人気2着
2着同枠兼3着 ヤマニンスフィアー 牝3 54㎏ 二本柳壮騎手 1人気
前走 3歳以上1000万下条件戦・かもめ島特別(函館1800m)2人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(東京1400m)1人気1着
6着 チューニー 牝3 54㎏ 7枠12番(逆3番)後藤浩輝騎手 2人気
前走 オークス(東京2400m)13人気2着
前々走 桜花賞(阪神1600m)9人気12着
2003年の紫苑ステークスは重賞化される前のオープンレースで、中山2000mの根幹距離ではなく、中山1800mの非根幹距離として行われています。
2003年紫苑ステークスで1着になったレンドフェリーチェは、前年にデビューしたものの、勝利することができず、初勝利を挙げたのが2003年5月(桜花賞終了後)の馬でした。
その後、6月の3歳500万下条件戦(中京1800m)で2勝目を挙げ、古馬戦のマーメイドステークスに51㎏斤量で出走しましたが、馬券圏外の4着に敗れています。
ということは、レンドフェリーチェは、桜花賞終了後に初勝利を挙げた2勝馬で、夏競馬で賞金を加算していない馬ということになりますね。
2着に入ったタイムウィルテルは、2月に行われた3歳500万下条件戦のセントポーリア賞で2勝目を挙げ、サンケイスポーツ賞フローラステークスで2着に入り、オークスへの優先出走権をつかみ、オークスに出走し15着に惨敗していた馬でした。
そして、オークス2着馬のチューニーは6着に敗れていますが、紫苑ステークス2022に出走するオークス2着馬のスタニングローズと同じ12番という馬番を主催者は与えています。
チューニーは、デイリー杯クイーンカップを勝った後、ステップレースを挟まず、桜花賞に出走し12着に敗退し、オークスで2着になった馬。
スタニングローズは、フラワーカップを勝った後、オークスで2着になった馬です。
最後に
夏競馬の松島特別に出走し、2着に敗れたことで、夏競馬で賞金を加算していないサンカルパを軸にしてみます。
ただし、現時点では切れる脚がない感じがするので、1着馬かというと微妙な感じがします。
相手は、ニシノラブウインク、ライラック、サークルオブライフ、サウンドビバーチェ、スタニングローズあたり。