ウマゾーです。
2017年菊花賞の優勝馬で、今年の宝塚記念で2着に入ったキセキと、今年の日本ダービーを12人気で制したロジャーバローズが、10月6日にロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に参戦するようですね。
この2頭は、どちらも角居勝彦厩舎の馬なんですが、キセキの馬主の石川達絵さんは、品川区東五反田にある「株式会社デジマース」というスマートフォン向けの動画や音楽を配信する会社の社長さんです。
一方、ロジャーバローズの馬主の猪熊広次さんは、こちらも品川区東五反田にあるモバイルコンテンツビジネスなどを展開している「株式会社バローズ」の社長さんなんですが、キセキの馬主の石川達絵さんは「株式会社バローズ」の取締役も務めているようです。
なんでも、「株式会社デジマース」は「株式会社バローズ」から分社した会社なんですって。
何やら、キナ臭い話がありそうですね。
さて、今週の日曜日には、中京競馬場でCBC賞が行われますよね。
このCBC賞は、昨年、ロジャーバローズの馬主の猪熊広次さんが所有するアレスバローズが勝っていますが、今年のCBC賞にもアレスバローズが登録しています。
キセキの馬主の石川達絵さんが所有する馬は、今年のCBC賞には登録はないようですが…
今回は、CBC賞2019について考えてみたいと思います。
CBC賞2019の出走予定馬は?
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アウィルアウェイ | 牝3 | 51.0kg | 浜中 俊 | 高野 友和 |
2 | アレスバローズ | 牡7 | 57.5kg | 川田 将雅 | 角田 晃一 |
3 | キョウワゼノビア | 牝6 | 52.0kg | 中井 裕二 | 角田 晃一 |
4 | グランドボヌール | 牡5 | 54.0kg | 城戸 義政 | 鈴木 孝志 |
5 | コパノディール | 牝6 | 49.0kg | 松若 風馬 | 武藤 善則 |
6 | ショウナンアンセム | 牡6 | 56.0kg | 藤岡 康太 | 田中 剛 |
7 | セイウンコウセイ | 牡6 | 58.0kg | 幸 英明 | 上原 博之 |
8 | タマモブリリアン | 牝6 | 53.0kg | 西村 淳也 | 南井 克巳 |
9 | トウショウピスト | 牡7 | 54.0kg | 酒井 学 | 土田 稔 |
10 | ビップライブリー | 牡6 | 56.0kg | 和田 竜二 | 清水 久詞 |
11 | メイショウケイメイ | 牝3 | 50.0kg | 秋山 真一郎 | 南井 克巳 |
12 | ラインスピリット | 牡8 | 56.0kg | 森 一馬 | 松永 昌博 |
13 | ラベンダーヴァレイ | 牝6 | 51.0kg | 岩田 望来 | 藤原 英昭 |
14 | レッドアンシェル | 牡5 | 56.0kg | 福永 祐一 | 庄野 靖志 |
参考 netkeiba
昨年のCBC賞は18頭のフルゲートでしたが、今年は14頭しか登録馬がいませんね。
6月30日に行われたCBC賞からのサイン
今年のCBC賞は、昨年の7月1日開催から、6月30日開催となっています。
7月開催から6月開催に変わることで、オペレーションを変えてくる可能性はありそうですね。
CBC賞は2006年に12月開催から6月開催となり、別定戦からハンデ戦に変わりました。
そして、2012年からサマースプリントシリーズの対象レースとなっていますが、2012年以降に6月に開催されたのは2013年のみです。
しかも、2012年のCBC賞の1着馬が2013年のCBC賞を連覇しています。
では、2013年のCBC賞の結果を見てみましょう。
2013年CBC賞(14頭立て・3歳馬不在)
1着 マジンプロスパー マル地 牡6 58㎏ 8枠14番(逆1番)福永祐一騎手 1人気
前走 読売マイラーズカップ(京都1600m)10人気6着
前々走 高松宮記念(中京1200m)7人気6着
6走前 スプリンターズステークス(中山1200m)7人気12着(1着対角)
2012年CBC賞1着馬
2着 ハクサンムーン 牡4 57.5㎏ 7枠12番(逆3番)酒井学騎手 2人気
前走 高松宮記念(中京1200m)2人気2着(ゾロ目決着)
前々走 夕刊フジ賞オーシャンステークス(中山1200m)3人気9着
3着 サドンストーム 牡4 56㎏ 3枠4番(逆11番)川田将雅騎手 3人気
前走 1600万下条件戦・水無月ステークス(阪神1200m)1人気1着
前々走 夕刊フジ賞オーシャンステークス(中山1200m)9人気15着
2013年のCBC賞は、トップハンデで前年のCBC賞を勝っているマル地のマジンプロスパーが1着。
このマジンプロスパーは、2012年秋に行われたスプリンターズステークスで1着対角に配置されていた馬。
また、2013年のCBC賞で2着になったハクサンムーンも、高松宮記念でゾロ目の2着になっているので、G1敗退馬の救済だったのでしょうね。
2013年CBC賞は、実績馬が人気どおりに走ったため、固い馬券になっています。
CBC賞2019の出走予定を見ると、アレスバローズはスプリンターズステークスも高松宮記念も、筋に配置されていません。
むしろ、セイウンコウセイの方が、高松宮記念でゾロ目の2着になっているので、こちらの方が注意すべき馬ということになります。
他では、桜花賞で1着同枠配置となっていたアウィルアウェイ、2018年スプリンターズステークスで2着平行になっていたラインスピリットあたりかなという感じですね。
最後に
函館スプリントステークスで除外となったタマモブリリアンとトウショウピストが、CBC賞2019に登録しています。
CBC賞2019で、この2頭の救済があるかも知れません。