安田記念2022のサインは2006年?

ウマゾーです。

 

いつも、読んでいただいてありがとうございます。

 

今回は、安田記念2022について考えてみたいと思います。

 

安田記念は、4歳以上の牡馬と騙馬は58㎏斤量、4歳以上の牝馬は56㎏斤量を背負わされるレースです。

 

この斤量設定は、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、宝塚記念、そして、安田記念の4レースしかありません。

 

そして、今年は賞金増額戦という大きなポイントがあります。

 

ただし、安田記念は夏競馬に含まれているので、春競馬とは違うことをやる可能性もあるでしょうね。

安田記念2022の出走馬

21頭の登録があった安田記念2022でしたが、ワールドウインズが回避、ジャスティンカフェとタイムトゥヘヴンが除外され、18頭立てのフルゲートとなっています。

 馬 名 性齢 斤量 想定騎手 調教師
1 イルーシヴパンサー 牡4 58.0kg 田辺 裕信 久保田 貴士
2 ヴァンドギャルド 牡6 58.0kg 岩田 望来 藤原 英昭
3 エアロロノア 牡5 58.0kg 幸 英明 笹田 和秀
4 カテドラル 牡6 58.0kg 戸崎 圭太 池添 学
5 カフェファラオ 牡5 58.0kg 福永 祐一 堀 宣行
6 カラテ 牡6 58.0kg 菅原 明良 辻野 泰之
7 サリオス 牡5 58.0kg D.レーン 堀 宣行
8 ジャスティンカフェ 牡4 58.0kg 安田 翔伍
9 シュネルマイスター 牡4 58.0kg C.ルメール 手塚 貴久
10 セリフォス 牡3 54.0kg 藤岡 佑介 中内田 充正
11 ソウルラッシュ 牡4 58.0kg 浜中 俊 池江 泰寿
12 ソングライン 牝4 56.0kg 池添 謙一 林 徹
13 ダイアトニック 牡7 58.0kg 岩田 康誠 安田 隆行
14 タイムトゥヘヴン 牡4 58.0kg 戸田 博文
15 ダノンザキッド 牡4 58.0kg 川田 将雅 安田 隆行
16 ナランフレグ 牡6 58.0kg 丸田 恭介 宗像 義忠
17 ファインルージュ 牝4 56.0kg 武 豊 木村 哲也
18 ホウオウアマゾン 牡4 58.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人
19 レシステンシア 牝5 56.0kg 横山 武史 松下 武士
20 ロータスランド 牝5 56.0kg M.デムーロ 辻野 泰之
21 ワールドウインズ せん5 58.0kg 武 幸四郎

 

2006年安田記念からのサイン

今年の安田記念は、1着賞金が13000万円から18000万円に増額されます。

 

ただし、前年の安田記念は、高松宮記念、スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップと1着賞金が同額でしたが、今年の安田記念はマイルチャンピオンシップと1着賞金が同額、高松宮記念とスプリンターズステークスよりは1着賞金が1000万円多い賞金額となっています。

 

つまり、古馬の芝マイル路線は古馬の芝スプリント路線よりもランクが高いということになりますね。

 

さて、今年と同じように、賞金増額したにもかかわらず、安田記念の方が、高松宮記念よりも多く賞金増額された年を調べてみると、2006年にたどり着きます。

 

では、2006年の安田記念の結果を見てみます。

 

2006年安田記念(18頭立て)

1着 ブリッシュラック 外国馬 せん7 58㎏ 2枠4番(逆15番)プレブル騎手 3人気

前走 チャンピオンズマイル(G1・香港1600m)1着 57㎏斤量

前々走 クイーンエリザベス2世カップ(G1・香港2000m)5着 57㎏斤量

2005年安田記念4着(1着平行)

1着 テレグノシス 牡7 58㎏ 武豊騎手 1人気

前走 京王杯スプリングカップ(東京1400m・指定・別定)2人気3着 58㎏斤量

前々走 ダービー卿チャレンジトロフィー(中山1600m・カク指定・ハンデ)6人気5着

58.5㎏斤量

2着 アサクサデンエン マル外 牡7 58㎏ 7枠15番(逆4番)藤田伸二騎手 10人気

前走 ドバイデューティーフリー(G1・ア首1777m)15着 57㎏斤量

前々走 香港マイル(G1・香港1600m)6着 57㎏斤量

2005年安田記念1着馬

2着同枠 インセンティブガイ 牡5 58㎏ 横山典弘騎手 11人気

前走 京王杯スプリングカップ(東京1400m・指定・別定)5人気2着 57㎏斤量

前々走 ダービー卿チャレンジトロフィー(中山1600m・カク指定・ハンデ)1人気11着

57㎏斤量

2着同枠 エイシンドーバー マル外 牡4 58㎏ 蛯名正義騎手 最下位人気

前走 新潟大賞典(新潟2000m・ハンデ)2人気5着(2着対角)55㎏斤量

前々走 トヨタ賞中京記念(中京2000m・ハンデ )2人気4着 55㎏斤量

3着 ジョイフルウィナー 外国馬 せん6 58㎏ 8枠16番(逆3番)ビードマン騎手 8人気

前走 チャンピオンズマイル(G1・香港1600m)3着 57㎏斤量

前々走 クイーンズシルバージュビリーカップ(G1・香港1400m)1着 57㎏斤量

3着同枠 オレハマッテルゼ 牡6 58㎏ 柴田善臣騎手 1人気

前走 京王杯スプリングカップ(東京1400m・指定・別定)3人気1着 59㎏斤量

前々走 高松宮記念(中京1200m)4人気1着

 

2006年安田記念を制したのは、2005年の安田記念の4着馬で、前走でG1のチャンピオンズマイルを勝っていた外国馬のブリッシュラック。

 

ブリッシュラックは、2005年11月に行われたインターナショナルマイルトライアルに58㎏斤量で出走し、2着に連対した実績を持っていました。

 

ブリッシュラックの同枠のテレグノシスは、2002年のNHKマイルカップを勝っているG1馬で、2004年の安田記念では2着になっています。

 

2005年の安田記念で1人気6着になった後に、同年の毎日王冠に58㎏斤量で出走し2着になっています。

 

2着になったアサクサデンエンは、前年の安田記念の優勝馬で、以後は天皇賞(秋)4着、香港マイル6着、ドバイデューティーフリー15着とG1ばかり出走してきた馬。

 

アサクサデンエンの同枠のインセンティブガイは、京王杯スプリングカップで2着になっていた馬。

 

アサクサデンエンの同枠のエイシンドーバーは、最下位人気の馬。

 

3着になった外国馬のジョイフルウィナーの同枠のオレハマッテルゼは、前々走で高松宮記念を勝利し、前走の京王杯スプリングカップでも59㎏斤量で勝っていた1人気の馬。

 

2006年の安田記念は、海外G1馬を含めると、3着以内の馬はすべてG1馬でした。

 

また、1着馬のブリッシュラックと同枠のテレグノシスは、1年以内の重賞で58㎏斤量で連対していた馬です。

 

そして、3着同枠のオレハマッテルゼは、同年の高松宮記念1着馬だったので、ナランフレグの連対は厳しいと思います。

 

ちなみに、1年以内のレースで58㎏斤量以上(牝馬は56㎏斤量以上)で連対した馬は、カラテとロータスランドの2頭だけでした。

最後に

今年の安田記念は、安田伊左衛門生誕150周年記念という副題が付けられて行われる1回限りのレースです。

 

フェブラリーステークス1着馬のカフェファラオが参戦してきたというのは、気になります。