ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、大阪杯2021について考えてみたいと思います。
大阪杯は、2017年にG1に昇格したG1としては、歴史の浅いレース!
日程は昨年と変わらない2回阪神4日開催で、賞金額も変わっていませんが、昨年の大阪杯と異なっているのが、ステップレース1着馬が不在ということ。
ステップレースの中山記念1着馬のヒシイグアスは登録すらしておらず、金鯱賞1着馬のギベオンも登録はしましたが、出走を回避しちゃっているんですよね。
優先出走権を持った馬が2頭とも出てこないということが、大阪杯2021のポイントの1つなんでしょうね。
大阪杯2021の出馬表
大阪杯2021に登録した15頭のうち、キセキとギベオンが回避したため、大阪杯2021の出走馬は13頭に!
現在のところ、1人気はコントレイル、2人気はグランアレグリア、3人気はサリオスとなっていますが、4人気以降は10倍を超えるオッズになっています。
いわゆる、3強という感じですね。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | モズベッロ | 牡5 | 57.0kg | 池添 謙一 | 森田 直行 | (株)キャピタル・システム |
2枠 | 2番 | サリオス | 牡4 | 57.0kg | 松山 弘平 | 堀 宣行 | (有)シルクレーシング |
3枠 | 3番 | アーデントリー | 牡5 | 57.0kg | 和田 竜二 | 川村 禎彦 | 巴山 尊文 |
4枠 | 4番 | ブラヴァス | 牡5 | 57.0kg | 三浦 皇成 | 友道 康夫 | 佐々木 主浩 |
4枠 | 5番 | ペルシアンナイト | 牡7 | 57.0kg | 幸 英明 | 池江 泰寿 | (株)G1レーシング |
5枠 | 6番 | ワグネリアン | 牡6 | 57.0kg | 吉田 隼人 | 友道 康夫 | 金子真人ホールディングス(株) |
5枠 | 7番 | コントレイル | 牡4 | 57.0kg | 福永 祐一 | 矢作 芳人 | 前田 晋二 |
6枠 | 8番 | レイパパレ | 牝4 | 55.0kg | 川田 将雅 | 高野 友和 | (有)キャロットファーム |
6枠 | 9番 | クレッシェンドラヴ | 牡7 | 57.0kg | 内田 博幸 | 林 徹 | 広尾レース(株) |
7枠 | 10番 | カデナ | 牡7 | 57.0kg | 鮫島 克駿 | 中竹 和也 | 前田 幸治 |
7枠 | 11番 | ハッピーグリン | 牡6 | 57.0kg | 団野 大成 | 森 秀行 | 会田 裕一 |
8枠 | 12番 | グランアレグリア | 牝5 | 55.0kg | C.ルメール | 藤沢 和雄 | (有)サンデーレーシング |
8枠 | 13番 | アドマイヤビルゴ | 牡4 | 57.0kg | 岩田 望来 | 友道 康夫 | 近藤 旬子 |
5枠と8枠は、ディープインパクト産駒同士ですね。
過去の大阪杯からのサイン
2017年にG1に昇格した大阪杯ですが、わずか4年であっても、大阪杯の傾向を意識することは必要でしょう。
では、2017年以降の大阪杯の結果を見てみます。
2017年大阪杯(14頭立て)
1着 キタサンブラック 牡5 57㎏ 4枠5番(逆10番) 武豊騎手 1人気
前走 有馬記念(中山2500m)2人気2着
前々走 ジャパンカップ(東京2400m)1人気1着
3走前 京都大賞典(京都2400m・指定・別定)1人気1着
6走前 産経大阪杯(阪神2000m・指定・別定)5人気2着
同枠 サクラアンプルール マル地 牡6 57㎏ 横山典弘騎手 9人気
前走 中山記念(中山1800m・指定・別定)8人気2着
2着 ステファノス 牡6 57㎏ 3枠4番(逆11番)川田将雅騎手 7人気 馬体重482㎏
前走 金鯱賞(中京2000m・指定・別定)3人気6着(3着対角)
前々走 香港カップ(香港2000m)3着
6走前 鳴尾記念(阪神2000m・特指・別定)2人気2着
2015年天皇賞(秋)2着馬
2017年大阪杯は、菊花賞、天皇賞(春)、ジャパンカップを勝っていたG1馬のキタサンブラックが1着馬
キタサンブラックの同枠馬のサクラアンプルールは、中山記念2着馬。
2着となったステファノスは、2015年天皇賞(秋)2着の実績を持つG1連対馬。
ステップレースの金鯱賞に出走し、6着という着順を刻んでいました。
2018年大阪杯(16頭立て)
1着 スワーヴリチャード 牡4 57㎏ 8枠15番(逆2番)デムーロ騎手 1人気
前走 金鯱賞(中京2000m・指定・別定)1人気1着
前々走 有馬記念(中山2500m)2人気4着
2017年日本ダービー2着馬
2着 ペルシアンナイト 牡4 57㎏ 3枠5番(逆12番)福永祐一騎手 6人気
前走 中山記念(中山1800m・指定・別定)1人気5着
前々走 マイルチャンピオンシップ(京都1600m)4人気1着
同枠 スマートレイアー 牝8 55㎏ 四位洋文騎手 11人気
4走前 鳴尾記念(阪神2000m・特指・別定)1人気2着
2018年大阪杯は、日本ダービー2着馬で、金鯱賞を勝っていたスワーヴリチャードが1着。
2着になったペルシアンナイトは、マイルチャンピオンシップを勝った後、中山記念に出走し5着だった馬。
2019年大阪杯(14頭立て)
1着 アルアイン 牡5 57㎏ 3枠3番(逆12番)北村友一騎手 9人気
前走 金鯱賞(中京2000m・指定・別定)3人気5着(2着同枠)
前々走 マイルチャンピオンシップ(京都1600m)4人気3着(ゾロ目)
2017年皐月賞1着馬
同枠 エポカドーロ 牡4 57㎏ 戸崎圭太騎手 8人気
前走 中山記念(中山1800m・指定・別定)3人気5着(2着対角)
2018年皐月賞1着馬
2着 キセキ 牡5 57㎏ 4枠6番(逆9番)川田将雅騎手 2人気
前走 有馬記念(中山2500m)2人気5着
前々走 ジャパンカップ(東京2400m)4人気2着
2017年菊花賞馬
同枠 ムイトオブリガード 牡5 57㎏ 横山典弘騎手 最下位人気
前走 金鯱賞(中京2000m・指定・別定)9人気7着(3着同枠)
2019年大阪杯は、2017年皐月賞1着馬のアルアインが1着。
アルアインは前走の金鯱賞で2着同枠だった馬で、アルアインの同枠のエポカドーロは、中山記念で2着対角配置にいました。
2着になったキセキは2017年菊花賞馬でしたが、キセキの同枠には金鯱賞3着同枠のムイトオブリガードがいました。
2020年大阪杯(12頭立て)
1着 ラッキーライラック 牝5 55㎏ 5枠5番(逆8番)M.デムーロ騎手 2人気
前走 中山記念(中山1800m・指定・別定)2人気2着
前々走 香港ヴァーズ(香港2400m)2着
3走前 エリザベス女王杯(京都2200m)3人気1着
2着 クロノジェネシス 牝4 55㎏ 8枠12番(逆1番)北村友一騎手 4人気
前走 京都記念(京都2200m・特指・別定)1人気1着
前々走 エリザベス女王杯(京都2200m)2人気5着
3走前 秋華賞(京都2000m)4人気1着
同枠 カデナ 牡6 57㎏ 鮫島克駿騎手 11人気
前走 小倉大賞典(小倉1800m・特指・ハンデ)4人気1着
2020年大阪杯は、2019年エリザベス女王杯1着馬のラッキーライラックが勝利!
ラッキーライラックは、前走の中山記念で2着に連対していた馬。
2着となったクロノジェネシスは2019年の秋華賞馬で、特別指定交流競走別定戦の京都記念で1着になっています。
2017年から2020年の大阪杯の結果から考えると、連対馬はすべてG1で連対している馬で、1着馬あるいは1着同枠馬はステップレースの中山記念あるいは金鯱賞に出走している馬となっています。
中山記念1着馬も金鯱賞1着馬もいない状況は、2019年大阪杯に似ていますね。
最後に
3強と呼ばれるコントレイル、サリオス、グランアレグリアが揃って連対を外すと考えるのは、さすがに無謀でしょう。
気になるのは、コントレイルが福永祐一騎手、サリオスが松山弘平騎手、グランアレグリアがルメール騎手が騎乗することです。
これって、なんか昨年のジャパンカップに似ています。
昨年のジャパンカップも、 ルメール騎手騎乗のアーモンドアイ、福永祐一騎手騎乗のコントレイル、 松山弘平騎手騎乗のデアリングタクトの3強が人気となり、3頭で1~3着を独占しましたよね。
また、3冠馬という観点で考えれば、コントレイルは、ルメール騎手騎乗のアーモンドアイにジャパンカップで敗れましたが、ディープインパクトも有馬記念で、ルメール騎手騎乗のハーツクライに負けています。
ディープインパクトは、その後、4歳馬初のG1となる天皇賞(春)で優勝していますが、2着に入ったのが、2人気で6歳馬のリンカーン(有馬記念3着馬)でした。
そこで、ディープインパクトに似ているコントレイルを軸とします。
相手はサリオス、アドマイヤビルゴ、ペルシアンナイト、ワグネリアンあたりにしてみます。