朝日杯フューチュリティステークス2025(第77回)の考察

朝日杯フューチュリティステークス2025の出馬表

朝日杯フューチュリティステークス2025の登録馬は18頭。

 

登録馬18頭のうち、アイガーリー、ゴーゴーリチャード、サンブライト、スウィートハピネスが回避し、14頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 グッドピース 牡2 56.0kg 西村 淳也 高野 友和 前田 幸治
2枠 2番 ホワイトオーキッド 牝2 55.0kg 北村 友一 藤原 英昭 Viridian Keiba Club
3枠 3番 エコロアルバ 牡2 56.0kg 松山 弘平 田村 康仁 原村 正紀
3枠 4番 コスモレッド 牝2 55.0kg 藤岡 佑介 北出 成人 (有)ウエストヒルズ
4枠 5番 ストームサンダー 牡2 56.0kg 岩田 康誠 安達 昭夫 Him Rock Racingホールディングス(株)
4枠 6番 タガノアラリア 牡2 56.0kg F.ジェルー 西園 翔太 八木 良司
5枠 7番 コルテオソレイユ 牡2 56.0kg 川田 将雅 佐藤 悠太 ニットー商事(株)
5枠 8番 カヴァレリッツォ 牡2 56.0kg C.デムーロ 吉岡 辰弥 (有)シルクレーシング
6枠 9番 スペルーチェ 牡2 56.0kg 三浦 皇成 宮田 敬介 窪田 芳郎
6枠 10番 ダイヤモンドノット 牡2 56.0kg C.ルメール 福永 祐一 金子真人ホールディングス(株)
7枠 11番 カクウチ 牡2 56.0kg 岩田 望来 小崎 憲 (株)ニッシンホールディングス
7枠 12番 アドマイヤクワッズ 牡2 56.0kg 坂井 瑠星 友道 康夫 近藤 旬子
8枠 13番 リアライズシリウス 牡2 56.0kg 津村 明秀 手塚 貴久 今福 洋介
8枠 14番 レッドリガーレ 牡2 56.0kg 吉村 誠之助 斉藤 崇史 (株)東京ホースレーシング

昨年は1頭もいなかった牝馬が2頭出走してきた。

阪神ジュベナイルフィリーズからの考察

昨年、2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスは、京都で開催された。

 

そして、今年、阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティステークスは阪神開催に戻る。

 

まずは、先日行われた今年の阪神ジュベナイルフィリーズと昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを見てみる。

 

2024年阪神ジュベナイルフィリーズ(7回京都4日・18頭立て)

1着 アルマヴェローチェ 牝2 55㎏ 6枠12番(逆7番)岩田望来騎手 5人気

2着 ビップデイジー 牝2 55㎏ 1枠1番(逆18番)幸英明騎手 8人気

3着 テリオスララ 牝2 55㎏ 1枠2番(逆17番)M.デムーロ騎手 7人気

 

京都開催だった2024年阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったアルマヴェローチェは、札幌1800mの新馬戦を勝利し、札幌2歳ステークスで2着という戦績を刻んでいた馬だった。(最終賞金加算は夏季重賞2着)

 

2着になったビップデイジーは、中京1600mの新馬戦と京都1800mの1勝クラスの紫菊賞を連勝していた馬。(最終賞金加算は秋季1勝クラス1着)

 

3着になったテリオスララは、2戦目の札幌1800mの未勝利戦を勝った後、京都1800mのリステッド競走の萩ステークスを勝利していた馬。(最終賞金加算は秋季オープン1着)

 

2024年阪神ジュベナイルフィリーズ(5回阪神4日・18頭立て)

1着 スターアニス 牝2 55㎏ 5枠9番(逆10番)松山弘平騎手 2人気

2着 ギャラボーグ 牝2 55㎏ 3枠5番(逆14番)川田将雅騎手 4人気

3着 タイセイボーグ 牝2 55㎏ 8枠17番(逆2番)西村淳也騎手 6人気

 

阪神開催に戻った2025年阪神ジュベナイルフィリーズを勝利したスターアニスは、2戦目の小倉1200mの未勝利戦で初勝利を飾った後、重賞となった中京2歳ステークスで2着になっていた馬。(最終賞金加算は夏季重賞2着)

 

2着になったギャラボーグは、2戦目の阪神1800mの未勝利戦を勝ってきた馬。(最終賞金加算は秋季未勝利戦1着・同枠のアルバンヌの最終賞金加算は秋季1勝クラス1着)

 

3着のタイセイボーグは、阪神1400mの新馬戦を勝利した後、新潟1400mのOPダリア賞で2着、新潟2歳ステークスで2着、アルテミスステークスで3着だった馬。(最終賞金加算は夏季重賞2着)

 

京都開催の2024年阪神ジュベナイルフィリーズと阪神開催の2025年阪神ジュベナイルフィリーズを見比べると、夏季重賞2着が最終賞金加算だった馬が1着という共通項がある。

 

また、2024年阪神ジュベナイルフィリーズは、秋季1勝クラス1着馬を2着に起用しているのに対し、2025年阪神ジュベナイルフィリーズは、秋季1勝クラス1着馬の同枠馬を2着馬に使っている。

 

次に、京都開催だった2024年朝日杯フューチュリティステークスの結果を見てみる。

 

2024年朝日杯フューチュリティステークス(7回京都6日・16頭立て)

1着 アドマイヤズーム 牡2 56㎏ 1枠2番(逆15番)川田将雅騎手 5人気

2着 ミュージアムマイル 牡2 56㎏ 2枠4番(逆13番) C.デムーロ騎手 2人気

3着 ランスオブカオス 牡2 56㎏ 2枠3番(逆14番) 吉村誠之助騎手 9人気

 

京都開催だった2024年朝日杯フューチュリティステークスを勝利したアドマイヤズームは、京都1600mの新馬戦で1人気4着に敗れた後、京都1600mの未勝利戦で勝ってきた馬。(最終賞金加算は秋季未勝利戦1着・同枠のダイシンラーの最終賞金加算は夏季新馬戦1着)

 

2着になったミュージアムマイルは、2戦目の京都1800mの未勝利戦で初勝利を挙げた後、京都2000mの1勝クラスの黄菊賞で2勝目を獲得していた馬。(最終賞金加算は秋季1勝クラス1着)

 

ミュージアムマイルの同枠馬で、3着だったランスオブカオスは、12月に行われた京都1400mの新馬戦を勝ってきた馬。(最終賞金加算は秋季新馬戦1着)

結論

今年のデイリー杯2歳ステークスは8頭立てで行われた。

 

過去のデイリー杯2歳ステークスで、8頭立てで行われたのは2020年。

 

2020年の朝日杯フューチュリティステークスは、グレナディアガーズが勝っている。

 

グレナディアガーズは、新潟1400mの新馬戦で2着、中京1600mの未勝利戦で4着、阪神1400mの未勝利戦で1着だったサンデーレーシングが馬主の馬で、デビュー戦から朝日杯フューチュリティステークスまで 川田将雅騎手が継続騎乗していた。

 

2020年朝日杯フューチュリティステークスの2着馬のステラヴェローチェは、阪神1600mの新馬戦を勝った後、サウジアラビアロイヤルカップで勝っていたノーザンファーム生産馬。

 

ステラヴェローチェの同枠馬で3着になったレッドベルオーブは、2戦目の中京1600mの未勝利戦を勝った後、8頭立てのデイリー杯2歳ステークスを勝ってきたノーザンファーム生産馬である。

 

この結果から考えると、秋季に未勝利戦を勝ってきた馬が気になる。

 

ただし、軸としては、エコロアルバにしてみたい。

 

相手は、アドマイヤクワッズ、スペルーチェ、カヴァレリッツォ、グッドピースあたり。