
サマースプリントシリーズは、昨年、テレビ西日本賞北九州記念とCBC賞の開催時期を入れ替え、CBC賞をサマースプリントシリーズ第4戦に設計していた。
そして、今年、CBC賞はサマースプリントシリーズ第4戦のままではあるが、2回中京4日開催から3回中京6日開催に変更してきている。
この些細な日程変更が、CBC賞に、どんな影響を与えるのだろうか?
CBC賞2025の出馬表
CBC賞2025には19頭が登録。
19頭の登録馬のうち、バンドシェルが除外となり、18頭立て(フルゲート)となっていたが、カリボールが出走を取消した。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | バルサムノート | 牡5 | 57.0kg | 北村 友一 | 高野 友和 | 吉田 勝己 |
1枠 | 2番 | テイエムリステット | 牡4 | 56.0kg | 川須 栄彦 | 秋山 真一郎 | 竹園 正繼 |
2枠 | 3番 | ドロップオブライト | 牝6 | 56.0kg | 幸 英明 | 福永 祐一 | 岡田 牧雄 |
2枠 | 4番 | クラスペディア | 牡3 | 55.0kg | 小崎 綾也 | 河嶋 宏樹 | 塚田 義広 |
3枠 | 5番 | シュトラウス | 牡4 | 57.0kg | 杉原 誠人 | 武井 亮 | (有)キャロットファーム |
3枠 | 6番 | ワイドラトゥール | 牝4 | 55.5kg | 西塚 洸二 | 藤原 英昭 | 幅田 昌伸 |
4枠 | 7番 | グランテスト | 牝5 | 54.0kg | 小沢 大仁 | 今野 貞一 | 下河辺 隆行 |
4枠 | 8番 | ミルトクレイモー | 牡5 | 54.0kg | 田口 貫太 | 中村 直也 | 永山 勝敏 |
5枠 | 9番 | ![]() |
牝4 | 55.5kg | 武 豊 | 武 英智 | 吉川 潤 |
5枠 | 10番 | ポッドベイダー | 牡3 | 55.0kg | 角田 大和 | 上原 佑紀 | 小川 眞査雄 |
6枠 | 11番 | ||||||
6枠 | 12番 | エイシンワンド | 牡3 | 55.0kg | 吉村 誠之助 | 大久保 龍志 | (株)栄進堂 |
7枠 | 13番 | ジャスティンスカイ | 牡6 | 57.5kg | 荻野 極 | 友道 康夫 | 三木 正浩 |
7枠 | 14番 | ヤマニンアルリフラ | 牡4 | 57.5kg | 団野 大成 | 斉藤 崇史 | 土井 肇 |
7枠 | 15番 | カルチャーデイ | 牝4 | 55.0kg | 横山 典弘 | 四位 洋文 | (株)MMSホールディングス |
8枠 | 16番 | メイショウソラフネ | 牡6 | 57.0kg | 酒井 学 | 石橋 守 | 松本 好雄 |
8枠 | 17番 | ![]() |
牡4 | 57.0kg | 佐々木 大輔 | 伊藤 大士 | 迫田 三果子 |
8枠 | 18番 | ベガリス | 牝5 | 54.0kg | 藤懸 貴志 | 高橋 義忠 | 杉山 忠国 |
昨年のCBC賞には1頭もいなかった3歳馬が、3頭出走してきた。
また、モーリス産駒のバルサムノートとテイエムリステットが同枠配置となっている。
2015年CBC賞からの考察
CBC賞は、2012年からサマースプリントシリーズの対象レースになったレースであり、2012年以降で、出走取消戦となったのは2015年のみである。
まずは、2015年CBC賞から振り返ってみる。
2015年CBC賞(3回中京2日・18頭立て・重)
1着 ウリウリ 牝5 55.5㎏ 3枠6番(逆13番)岩田康誠騎手 2人気
2着 ダンスディレクター 牡5 55㎏ 4枠7番(逆12番)浜中俊騎手 1人気
3着 サドンストーム 牡6 57㎏ 7枠13番(逆6番)国分優作騎手 3人気
重馬場で行われた2015年CBC賞は、8枠16番に配置された4歳牝馬のベルカントが出走取消となっていた。
1着になったウリウリは、サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(阪神1400m)で3着、安土城ステークス(京都1400m)で1着(レコ―ド)になっていたノーザンファーム生産の 藤原英昭厩舎の5歳牝馬。
ウリウリの同枠馬のレオパルディナは、小倉2歳ステークス(小倉1200m)で2着になった後、賞金加算がなかった3歳牝馬(最軽量の馬・11人気)。
2着になったダンスディレクターは、1600万下条件戦の斑鳩ステークス(京都1400m)を勝った後、京王杯スプリングカップ(東京1400m)に出走し、12着に敗れていた非社台系の5歳馬。
ダンスディレクターの同枠馬のジャストドゥイングは、前走の葵ステークス(京都1200m)で1着になっていた3歳馬。(8人気)
3着になったサドンストームは、ウリウリの対角に配置されていたトップハンデの馬で、同年の高松宮記念で4着(2着平行)になっていた6歳馬。
2015年CBC賞で連対した2頭は、1400mからの距離短縮馬であり、同枠には3歳馬がいた。
結論
土曜日に行われた中京メインの三河ステークスは、2人気のポッドロゴ(4歳馬)が勝ち、1人気のペンナヴェローチェ(4歳馬)が2着、3着には3人気のメイショウソウタ(4歳馬)が入っていた。
ポッドロゴの同枠にはバデル騎手騎乗のホークフィールド(5人気)がおり、ペンナヴェローチェの同枠には騙馬のクロニクルが配置されていた。
土曜日に行われた中京メインの三河ステークスから考えると、2人気の馬、1人気の馬、バデル騎手騎乗の馬の同枠馬あたりは気になる。
そこで、現在2人気のヤマニンアルリフラ、現在1人気のジューンブレア、出走取消となったバデル騎手が騎乗予定だったカリボールの同枠馬のエイシンワンド、3歳馬のクラスペディアあたりをボックスで選んでみたい。