函館2歳ステークス2025(第57回)の考察

42歳戦の重賞は、函館2歳ステークスから始まる。

 

ただし、函館2歳ステークスを勝った馬が、3歳クラシックの主役になることは、ほとんどない。

 

なぜなら、函館2歳ステークスはローカルの1200m戦だから。

 

さて、今年の函館2歳ステークスは、1回函館12日に日程変更されたが、覇者にふさわしい馬って、どんな馬なのだろうか?

函館2歳ステークス2025の出馬表

函館2歳ステークス2025には15頭が登録。

 

15頭の登録馬のうち、ケイベエ、ファンシーフリル、ワイズギャングが回避し、12頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ノアールビーナス 牝2 55.0kg 川又 賢治 杉山 佳明 辻子 依旦
2枠 2番 カイショー 牝2 55.0kg 池添 謙一 長谷川 浩大 嶽﨑 元彦
3枠 3番 エスカレイト 牝2 55.0kg 丹内 祐次 小栗 実 中村 祐子
4枠 4番 タガノアラリア 牡2 55.0kg 斎藤 新 西園 翔太 八木 良司
5枠 5番 エイシンディード 牡2 55.0kg R.キング 大久保 龍志 (株)栄進堂
5枠 6番 ウレシイゴサン 牡2 55.0kg 黛 弘人 伊藤 大士 (有)ミルファーム
6枠 7番 クラディスティーナ 牡2 55.0kg 横山 武史 清水 英克 矢野 恭裕
6枠 8番 ブラックチャリス 牝2 55.0kg 浜中 俊 武 幸四郎 フィールドレーシング
7枠 9番 スペシャルチャンス 牡2 55.0kg 落合 玄太 田中 淳司 定蛇 邦宏
7枠 10番 スターオブロンドン 牡2 55.0kg 古川 奈穂 矢作 芳人 犬塚 悠治郎
8枠 11番 トウカイマシェリ 牝2 55.0kg 鮫島 克駿 高柳 大輔 内村 正則
8枠 12番 マイオウンウェイ 牡2 55.0kg 佐々木 大輔 高野 友和 吉田 勝己

回避したケイベエとファンシーフリルは、函館1200mの新馬戦を4着に敗れていた馬、ワイズギャングは函館1200mの新馬戦で4着、函館1200mの未勝利戦で2着だった馬である。

2013年と2015年の函館2歳ステークスからの考察

昨年の函館2歳ステークスは、1回函館11日に行われた。

 

1回函館11日ということは、土曜日に行われたということである。

 

今年の函館2歳ステークスのポイントの1つは、1回函館12日の日曜日に行われることであろう。

 

1回函館12日に行われた函館2歳ステークスは、過去に存在しない。

 

ならば、どう考えるかだが、前年が土曜日開催で、日曜日開催に変更された2013年と2015年の函館2歳ステークスあたりを、まずは参考にしてみたい。

 

2013年函館2歳ステークス(2回函館6日・16頭立て・地方馬出走あり)

1着 クリスマス 牝2 54㎏ 8枠15番(逆2番)丸山元気騎手 1人気

2着 プラチナティアラ 牝2 54㎏ 1枠1番(逆16番)木幡初広騎手 9人気

3着 トーセンシルエット 牝2 54㎏ 2枠3番(逆14番)江田照男騎手 8人気

 

2回函館6日に行われた2013年函館2歳ステークスは、1人気の牝馬のクリスマスが1着

 

クリスマスは、8頭立ての函館1200mの新馬戦(3人気)をレコードで勝っていた馬。(同枠馬は、函館1200mの未勝利戦を勝ってきた馬)

 

2着になったプラチナティアラは、2戦目の函館1200mの未勝利戦を勝ってきた馬。(同枠馬は、福島1200mの未勝利戦を勝ってきた馬)

 

3着になったトーセンシルエットは、東京1400mを勝ってきた馬。

 

2015年函館2歳ステークス(2回函館6日・16頭立て・地方馬出走あり)

1着  ブランボヌール 牝2 54㎏ 5枠9番(逆8番)岩田康誠騎手 1人気

2着 メジャータイフーン 牝2 54㎏ 6枠11番(逆6番)三浦皇成騎手 3人気

3着 ヒルダ 牝2 54㎏ 3枠6番(逆11番)柴山雄一騎手 10人気

 

2回函館6日に行われた2015年函館2歳ステークスは、1人気の牝馬のブランボヌールが優勝。

 

ブランボヌールは、函館1200mの新馬戦を2人気で勝ってきた馬。(同枠馬は、8頭立ての函館ダート1000mの新馬戦を勝ってきた馬)

 

2着になったメジャータイフーンは、8頭立ての函館1200mの新馬戦を勝ってきた牝馬。(同枠馬は、函館1200mの新馬戦を勝ってきたメジャータイフーンと同じダイワメジャー産駒)

 

3着になったヒルダは、2着になったメジャータイフーンの対角に配置されていた函館1200mの新馬戦を勝ってきたダイワメジャー産駒の馬。

 

2013年と2015年の函館2歳ステークスは、牝馬が3着内を独占している。

 

また、2013年と2015年の函館2歳ステークスの共通点は1人気が勝っていること、8頭立てを勝ってきた馬が連対していることである。

結論

前走、レコード勝ちをしたカイショーとブラックチャリスが人気を集めている。

 

おそらく、カイショーあるいはブラックチャリスが、最終的に1人気になると思う。

 

逃げて勝ってきたカイショーよりも、好位で折り合ったブラックチャリスの方に魅力を感じるので、ブラックチャリスを軸にしてみる。

 

相手は、トウカイマシェリ、マイオウンウェイ、カイショー、エスカレイトあたり。