
42歳戦の重賞は、函館2歳ステークスから始まる。
ただし、函館2歳ステークスを勝った馬が、3歳クラシックの主役になることは、ほとんどない。
なぜなら、函館2歳ステークスはローカルの1200m戦だから。
さて、今年の函館2歳ステークスは、1回函館12日に日程変更されたが、覇者にふさわしい馬って、どんな馬なのだろうか?
函館2歳ステークス2025の出馬表
函館2歳ステークス2025には15頭が登録。
15頭の登録馬のうち、ケイベエ、ファンシーフリル、ワイズギャングが回避し、12頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ノアールビーナス | 牝2 | 55.0kg | 川又 賢治 | 杉山 佳明 | 辻子 依旦 |
2枠 | 2番 | カイショー | 牝2 | 55.0kg | 池添 謙一 | 長谷川 浩大 | 嶽﨑 元彦 |
3枠 | 3番 | エスカレイト | 牝2 | 55.0kg | 丹内 祐次 | 小栗 実 | 中村 祐子 |
4枠 | 4番 | タガノアラリア | 牡2 | 55.0kg | 斎藤 新 | 西園 翔太 | 八木 良司 |
5枠 | 5番 | ![]() |
牡2 | 55.0kg | R.キング | 大久保 龍志 | (株)栄進堂 |
5枠 | 6番 | ウレシイゴサン | 牡2 | 55.0kg | 黛 弘人 | 伊藤 大士 | (有)ミルファーム |
6枠 | 7番 | クラディスティーナ | 牡2 | 55.0kg | 横山 武史 | 清水 英克 | 矢野 恭裕 |
6枠 | 8番 | ブラックチャリス | 牝2 | 55.0kg | 浜中 俊 | 武 幸四郎 | フィールドレーシング |
7枠 | 9番 | ![]() |
牡2 | 55.0kg | 落合 玄太 | 田中 淳司 | 定蛇 邦宏 |
7枠 | 10番 | スターオブロンドン | 牡2 | 55.0kg | 古川 奈穂 | 矢作 芳人 | 犬塚 悠治郎 |
8枠 | 11番 | トウカイマシェリ | 牝2 | 55.0kg | 鮫島 克駿 | 高柳 大輔 | 内村 正則 |
8枠 | 12番 | マイオウンウェイ | 牡2 | 55.0kg | 佐々木 大輔 | 高野 友和 | 吉田 勝己 |
回避したケイベエとファンシーフリルは、函館1200mの新馬戦を4着に敗れていた馬、ワイズギャングは函館1200mの新馬戦で4着、函館1200mの未勝利戦で2着だった馬である。
2013年と2015年の函館2歳ステークスからの考察
昨年の函館2歳ステークスは、1回函館11日に行われた。
1回函館11日ということは、土曜日に行われたということである。
今年の函館2歳ステークスのポイントの1つは、1回函館12日の日曜日に行われることであろう。
1回函館12日に行われた函館2歳ステークスは、過去に存在しない。
ならば、どう考えるかだが、前年が土曜日開催で、日曜日開催に変更された2013年と2015年の函館2歳ステークスあたりを、まずは参考にしてみたい。
2013年函館2歳ステークス(2回函館6日・16頭立て・地方馬出走あり)
1着 クリスマス 牝2 54㎏ 8枠15番(逆2番)丸山元気騎手 1人気
2着 プラチナティアラ 牝2 54㎏ 1枠1番(逆16番)木幡初広騎手 9人気
3着 トーセンシルエット 牝2 54㎏ 2枠3番(逆14番)江田照男騎手 8人気
2回函館6日に行われた2013年函館2歳ステークスは、1人気の牝馬のクリスマスが1着
クリスマスは、8頭立ての函館1200mの新馬戦(3人気)をレコードで勝っていた馬。(同枠馬は、函館1200mの未勝利戦を勝ってきた馬)
2着になったプラチナティアラは、2戦目の函館1200mの未勝利戦を勝ってきた馬。(同枠馬は、福島1200mの未勝利戦を勝ってきた馬)
3着になったトーセンシルエットは、東京1400mを勝ってきた馬。
2015年函館2歳ステークス(2回函館6日・16頭立て・地方馬出走あり)
1着 ブランボヌール 牝2 54㎏ 5枠9番(逆8番)岩田康誠騎手 1人気
2着 メジャータイフーン 牝2 54㎏ 6枠11番(逆6番)三浦皇成騎手 3人気
3着 ヒルダ 牝2 54㎏ 3枠6番(逆11番)柴山雄一騎手 10人気
2回函館6日に行われた2015年函館2歳ステークスは、1人気の牝馬のブランボヌールが優勝。
ブランボヌールは、函館1200mの新馬戦を2人気で勝ってきた馬。(同枠馬は、8頭立ての函館ダート1000mの新馬戦を勝ってきた馬)
2着になったメジャータイフーンは、8頭立ての函館1200mの新馬戦を勝ってきた牝馬。(同枠馬は、函館1200mの新馬戦を勝ってきたメジャータイフーンと同じダイワメジャー産駒)
3着になったヒルダは、2着になったメジャータイフーンの対角に配置されていた函館1200mの新馬戦を勝ってきたダイワメジャー産駒の馬。
2013年と2015年の函館2歳ステークスは、牝馬が3着内を独占している。
また、2013年と2015年の函館2歳ステークスの共通点は1人気が勝っていること、8頭立てを勝ってきた馬が連対していることである。
結論
前走、レコード勝ちをしたカイショーとブラックチャリスが人気を集めている。
おそらく、カイショーあるいはブラックチャリスが、最終的に1人気になると思う。
逃げて勝ってきたカイショーよりも、好位で折り合ったブラックチャリスの方に魅力を感じるので、ブラックチャリスを軸にしてみる。
相手は、トウカイマシェリ、マイオウンウェイ、カイショー、エスカレイトあたり。