スポーツニッポン賞京都金杯2025(第63回)の考察

明けましておめでとうございます。

 

新年最初の重賞は東西金杯となります。

 

今年のスポーツニッポン賞京都金杯は中京開催となりますが、いきなり変則開催というハードル高めの設計になっています。

 

まあ、あまり考えすぎずに、気楽に考えていきましょう♪

スポーツニッポン賞京都金杯2025の出馬表

スポーツニッポン賞京都金杯2025の登録馬は28頭。

 

登録馬28頭のうち、 マルディランダ、サンライズロナウド、シーズンリッチ、シルトホルンの4頭が回避、イフェイオン、ウインエーデル、キープカルム、ダディーズビビッド、バレエマスター、ビーアストニッシド、ペイシャフラワー、ルプリュフォールの8頭が除外となり、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ロジリオン 牡4 57.0kg 三浦 皇成 古賀 慎明 久米田 正明
1枠 2番 セオ 牡5 57.0kg 団野 大成 上村 洋行 吉田 千津
2枠 3番 シュバルツカイザー せん7 57.0kg 岩田 望来 大竹 正博 ゴドルフィン
2枠 4番 ゴールデンシロップ 牡7 55.0kg 原 優介 鈴木 慎太郎 ゴドルフィン
3枠 5番 アスクコンナモンダ 牡6 57.5kg A.ルメートル 中内田 充正 廣崎利洋HD(株)
3枠 6番 マテンロウオリオン 牡6 56.0kg 古川 吉洋 昆 貢 寺田 千代乃
4枠 7番 サクラトゥジュール せん8 58.0kg R.キング 堀 宣行 (株)さくらコマース
4枠 8番 オーキッドロマンス 牡4 57.0kg 丸田 恭介 手塚 貴久 (有)ミルファーム
5枠 9番 シャドウフューリー 牡5 57.0kg 川田 将雅 杉山 晴紀 飯塚 知一
5枠 10番 セルバーグ 牡6 57.0kg 田口 貫太 鈴木 孝志 桑畑 夏美
6枠 11番 コレペティトール 牡5 57.0kg 柴田 裕一郎 中竹 和也 加藤 誠
6枠 12番 フィールシンパシー 牝6 54.0kg 坂井 瑠星 小島 茂之 岡田 牧雄
7枠 13番 コナコースト 牝5 54.0kg 北村 友一 清水 久詞 (有)サンデーレーシング
7枠 14番 メイショウチタン 牡8 57.0kg 横山 典弘 本田 優 松本 好雄
8枠 15番 ドゥアイズ 牝5 55.5kg 武 豊 庄野 靖志 (株)G1レーシング
8枠 16番 ウォーターリヒト 牡4 57.0kg 田辺 裕信 河内 洋 山岡 正人

ゴドルフィンが馬主のシュバルツカイザーとゴールデンシロップが3枠に集められたため、染め分け帽戦となっている。

中京開催のスポーツニッポン賞京都金杯からの考察

今年のスポーツニッポン賞京都金杯は、開催日割の変更に伴い、中京1600mで行われる。

 

まずは、中京1600mで行われた2021年から2023年のスポーツニッポン賞京都金杯の結果を見てみる。

 

2021年スポーツニッポン賞京都金杯(16頭立て)

1着 ケイデンスコール 牡5 56kg 1枠2番(逆15番)岩田康誠騎手 12人気

2着 ピースワンパラディ 牡5 56kg 2枠4番(逆13番)福永祐一騎手 2人気

3着 エントシャイデン 牡6 56kg 7枠13番(逆4番)川須栄彦騎手 14人気

 

2021年スポーツニッポン賞京都金杯を制したのは、2019年NHKマイルカップ2着歴を持つノーザンファーム生産、サンデーレーシングが馬主のケイデンスコール。

 

ケイデンスコールは、2019年NHKマイルカップで2着になってから連対すらなかった馬だったが、3走前のポートアイランドステークス(中京1600m)で2着馬の同枠に配置されていた。

 

2着になったピースワンパラディは、前々走のポートアイランドステークス(中京1600m)で2着(同枠はケイデンスコール)、キャピタルステークス(東京1600m)で1着になっていた非社台系の2人気の馬。

 

3着になったエントシャイデンは、ピースワンパラディの対角配置馬で、前年のトヨタ賞中京記念(阪神1600m)で3着になっていた非社台系の馬。

 

なお、2021年スポーツニッポン賞京都金杯のトップハンデのサトノアーサーは12着に敗れていたが、1着になったケイデンスコールの対角に配置されていた。

 

2021年スポーツニッポン賞京都金杯で1人気に支持されたシュリは5着に終わっているが、1着になったケイデンスコールの平行に配置されていた。

 

2022年スポーツニッポン賞京都金杯(16頭立て)

1着 ザダル 牡6 57.5㎏ 4枠7番(逆10番)松山弘平騎手 7人気

2着 ダイワキャグニー せん8 57.5㎏ 6枠11番(逆6番)幸英明騎手 11人気

3着 カイザーミノル 牡6 56㎏ 5枠10番(逆7番)横山典弘騎手 2人気

 

2022年スポーツニッポン賞京都金杯を勝利したのは、前年のエプソムカップ1着馬で、東京1600mの指定別定戦である富士ステークスで1着馬の同枠に配置されていた新冠橋本牧場生産、キャロットファームが馬主のザダル。

 

2着に入ったダイワキャグニーは、2020年10月の毎日王冠で2着になってから連対すらなかった社台ファーム生産の8歳騙馬。(2020年エプソムカップ1着歴を持つ馬)

 

3着になったカイザーミノルは、1着になったザダルの対角に配置されていた2人気の馬。

 

2022年スポーツニッポン賞京都金杯のトップハンデのステルヴィオは8着に敗れたが、1着になったザダルの平行に配置されていた。

 

2022年スポーツニッポン賞京都金杯の1人気のエアロロノアは、リステッド競走のリゲルステークスを勝っていた馬で、2着になったダイワキャグニーの同枠に配置されていた。

 

2023年スポーツニッポン賞京都金杯(16頭立て)

1着 イルーシヴパンサー 牡5 58㎏ 4枠7番(逆10番)岩田望来騎手 5人気

2着 エアロロノア 牡6 58㎏ 3枠5番(逆12番)福永祐一明騎手 4人気

3着 プレサージュリフト 牝4 54㎏ 1枠2番(逆15番)イーガン騎手 2人気

 

2023年スポーツニッポン賞京都金杯を勝ったイルーシヴパンサーは、前年の東京新聞杯1着歴を持つ追分ファーム生産のトップハンデの5歳馬。

 

2着になったエアロロノアは、前年のスポーツニッポン賞京都金杯の1人気馬で、トップハンデの社台ファーム生産の6歳馬。

 

3着になったプレサージュリフトは、前年のデイリー杯クイーンカップ(東京1600m)の1着歴を持つノーザンファーム生産馬。

 

2023年スポーツニッポン賞京都金杯で1人気に支持されたマテンロウオリオンは、前年の日刊スポーツ賞シンザン記念(中京1600m)1着馬だったが、13着に敗れている。(1着対角・3着平行)

 

中京で行われたスポーツニッポン賞京都金杯は、左回りの重賞を勝っている馬が勝っている。

結論

4歳馬のウォーターリヒトが、大外の8枠16番に配置された。

 

ウォーターリヒトが大外に配置され、染め分け帽戦として行われたのが、2024年の皐月賞。

 

2024年皐月賞は、社台レースホースが馬主の馬が4枠同枠になったため、染め分け帽戦となっていた。

 

2024年皐月賞は、M.デムーロ騎手騎乗のサンライズアース(12人気)とマル外のシンエンペラー(5人気)と同枠になった戸崎圭太騎手騎乗のジャスティンミラノ。

 

ジャスティンミラノは、 ノーザンファーム生産の2人気の馬で、7枠13番に配置されていた。

 

2着に入ったコスモキュランダは、モレイラ騎手騎乗の7人気の馬で、6枠12番に配置されていた。

 

この皐月賞の結果から考え、外国人騎手が騎乗している3枠から入りたいと思う。

 

マテンロウオリオン(アスクコンナモンダ)から、シャドウフューリー、サクラトゥジュール、ロジリオン、フィールシンパシー、ドゥアイズあたりで軽く遊んでみる。

回顧

今年の日刊スポーツ賞中山金杯の1着馬のアルナシームは、昨年の小倉1800mのハンデ重賞の中京記念の覇者だった。

 

今年、中京記念は、3回小倉8日(7月21日)から3回中京8日(8月17日)に変更される。(距離は1800mから1600mに戻り、ハンデ戦から別定戦に変更)

 

では、今年のスポーツニッポン賞京都金杯の優勝馬のサクラトゥジュールが残した戦績で、目を引くものとは何だったのだろうか?

 

サクラトゥジュールは、昨年の東京新聞杯の覇者である。

 

ただし、東京新聞杯は変更のないレースである。

 

考えられるのは、サクラトゥジュールの前走の関屋記念ではないだろうか。

 

サクラトゥジュールは、昨年の関屋記念で、6人気13着に終わっているが、配置的には1着になったトゥードジボンの対角になっていた。

 

関屋記念は、今年、3回新潟2日(8月11日)から2回新潟2日(7月27日)に日程移動し、中京記念と入れ替わるように、別定戦からハンデ戦に変更される。

 

2着になったウォーターリヒトは、キングカメハメハが顕彰馬に選定されたことを記念して実施されたキングカメハメハメモリアルの優勝馬であり、リステッド競走のキャピタルステークスを制したことで、東京1600mの連続優勝歴を持っていた馬だった。

 

まあ、はっきり言って、この組み合わせは買えない。

 

年始1発目から、この結果を想定することは、難しいといえるだろう。

 

それでも、当たった方がいるのだから、その方たちには拍手を送りたい。