アルゼンチン共和国杯2024(第62回)の考察

アルゼンチン共和国杯2024の出馬表

アルゼンチン共和国杯2024の登録馬は16頭。

 

登録馬全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ミクソロジー 牡5 58.0kg 三浦 皇成 辻野 泰之 江馬 由将
1枠 2番 メイショウブレゲ 牡5 56.0kg 酒井 学 本田 優 松本 好雄
2枠 3番 ハヤヤッコ 牡8 58.5kg 吉田 豊 国枝 栄 金子真人ホールディングス(株)
2枠 4番 クロミナンス 牡7 58.0kg 戸崎 圭太 国枝 栄 (有)サンデーレーシング
3枠 5番 フォワードアゲン せん7 54.0kg 内田 博幸 加藤 和宏 浅川 皓司
3枠 6番 マイネルメモリー 牡4 55.0kg A.シュタルケ 宮 徹 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
4枠 7番 ペプチドソレイユ 牡4 55.0kg 小崎 綾也 武 英智 沼川 一彦
4枠 8番 ラーグルフ 牡5 58.0kg 丸田 恭介 宗像 義忠 村木 隆
5枠 9番 タイセイフェリーク 牝4 52.0kg 大野 拓弥 田中 克典 田中 成奉
5枠 10番 マイネルウィルトス 牡8 57.5kg 石川 裕紀人 宮 徹 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
6枠 11番 アドマイヤハレー 牡6 55.0kg 田辺 裕信 宮田 敬介 近藤 旬子
6枠 12番 ジャンカズマ 牡6 54.0kg 木幡 巧也 小栗 実 吉田 和美
7枠 13番 サヴォーナ 牡4 57.5kg 池添 謙一 中竹 和也 加藤 誠
7枠 14番 セレシオン 牡5 57.0kg 荻野 極 友道 康夫 (有)キャロットファーム
7枠 15番 アドマイヤビルゴ 牡7 57.0kg 北村 宏司 友道 康夫 近藤 旬子
8枠 16番 ショウナンバシット 牡4 58.0kg 佐々木 大輔 須貝 尚介 国本 哲秀

トップハンデはハヤヤッコの58.5kg、最軽量ハンデはタイセイフェリークの52kgとなっている。

祝日開催からの考察

今年のアルゼンチン共和国杯は、文化の日である11月3日に開催される。

 

文化の日の11月3日に行われたアルゼンチン共和国杯は、2002年、2013年、2019年の3回。

 

2002年アルゼンチン共和国杯(中山2500m・12頭立て・出走取消戦)

1着 サンライズジェガー 牡4 53㎏ 5枠6番(逆7番)岡部幸雄騎手 3人気

前走 1000万下条件戦・鳴滝特別(京都2400m)3人気1着 57㎏斤量

前々走 1000万下条件戦・不知火特別(小倉2000m)1人気1着

2着 コイントス 牡4 56㎏ 7枠10番(逆3番)ペリエ騎手 1人気

前走 札幌記念(札幌2000m・特指・別定)1人気3着 56㎏斤量

前々走 1600万下条件戦・漁火ステークス(函館1800m)1人気1着

3着 タップダンスシチー マル外 牡5 57㎏ 5枠5番(逆8番)佐藤哲三騎手 2人気

前走 京都大賞典(京都2400m・指定・別定)3人気3着 57㎏斤量

前々走 朝日チャレンジカップ(阪神2000m・特指・別定)5人気1着

 

中山2500mで行われた2002年アルゼンチン共和国杯は、3人気のサンライズジェガーが1着

 

サンライズジェガーは、57㎏斤量で、前走で1000万下条件戦を勝ってきた4歳馬。

 

サンライズジェガーの同枠馬で3着だったタップダンスシチーは、同年の日経賞2着、朝日チャレンジカップ1着歴を持つマル外。

 

2着に入ったコイントスは、1600万下条件戦を勝った後、札幌記念に出走して3着に敗れていた1人気の馬。

 

コイントスは、タップダンスシチーが2着になった同年の日経賞(8頭立て)で、3着に負けていた馬でもある。

 

2002年アルゼンチン共和国杯には、前年のアルゼンチン共和国杯優勝馬のトウカイオーザが出走していて、4着に終わっているが、1着になったサンライズジェガーの対角配置となっていた。

 

2013年アルゼンチン共和国杯(東京2500m・18頭立て)

1着 アスカクリチャン 牡6 56㎏ 6枠12番(逆7番)戸崎圭太騎手 7人気

前走 アイルランドトロフィー(OP・東京2000m・特指・別定)2人気4着 59㎏斤量

前々走 産経賞オールカマー(中山2200m・指定・別定)7人気5着

2着 アドマイヤラクティ 牡5 57.5㎏ 8枠16番(逆3番)メンディザバル騎手 4人気

前走 京都大賞典(京都2400m・指定・別定)5人気4着 56㎏斤量

前々走 目黒記念(東京2500m・カク指定・ハンデ)1人気10着

3着 ルルーシュ 牡5 57.5㎏ 2枠3番(逆16番)北村宏司騎手 3人気

前走 札幌記念(函館2000m・特指・定量)3人気15着(1着対角)57㎏斤量

前々走 目黒記念(東京2500m・カク指定・ハンデ)2人気2着

 

2013年アルゼンチン共和国杯で勝利したアスカクリチャンは、同年の函館開催の札幌記念で2着になっていた6歳馬。

 

2着になったアドマイヤラクティは、同年のダイヤモンドステークスを1人気で勝っていた馬。

 

アドマイヤラクティの対角に配置され、3着になったルルーシュは、前年のアルゼンチン共和国杯の優勝馬で、同年の目黒記念で2着、函館開催の札幌記念で1着対角に配置されていた馬。

 

2013年アルゼンチン共和国杯で1人気に支持されたメイショウナルトは、同年の小倉記念1着、産経賞オールカマー2着に実績を持っていた5歳騙馬だったが、14着に敗れている。(1着対角配置)

 

2019年アルゼンチン共和国杯(東京2500m・13頭立て)

1着 ムイトオブリガード 牡5 56㎏ 5枠7番(逆7番)横山典弘騎手 2人気

前走 目黒記念(東京2500m・カク指定・ハンデ)2人気5着(1着対角・2着同枠)

前々走 大阪杯(阪神2000m)14人気8着(2着同枠)

2着 タイセイトレイル 牡4 55㎏ 2枠2番(逆12番)戸崎圭太騎手 5人気

前走 丹頂ステークス(札幌2600m・特指・ハンデ)3人気3着

前々走 札幌日経オープン(リステッド・札幌2600m・指定・別定)5人気3着

3着 アフリカンゴールド せん4 55㎏ 1枠1番(逆13番)ルメール騎手 1人気

前走 3勝クラス・六社ステークス(東京2400m)2人気1着(ゾロ目)

前々走 3勝クラス・マレーシアカップ(中京2000m)2人気4着

 

2019年アルゼンチン共和国杯覇者となったムイトオブリガードは、前年のアルゼンチン共和国杯2着馬で、同年の大阪杯で2着馬の同枠に配置されていた馬。

 

2着になったタイセイトレイルは、3勝クラスを勝った後、 前々走と前走で同じ着順(3着)を刻んでいた馬。

 

3着になったアフリカンゴールドは、3勝クラスの六社ステークスを勝ってきた1人気の騙馬。

 

2019年アルゼンチン共和国杯には、前年のアルゼンチン共和国杯1着馬のパフォーマプロミスは出走していなかった。

 

2002年アルゼンチン共和国杯は、前年のアルゼンチン共和国杯優勝馬のトウカイオーザの対角配置が1着、2013年アルゼンチン共和国杯は、前年のアルゼンチン共和国杯優勝馬のルルーシュの対角配置馬が2着、2019年アルゼンチン共和国杯は、前年のアルゼンチン共和国杯優勝馬が出走せず、前年のアルゼンチン共和国杯2着馬が1着となっている。

 

今年のアルゼンチン共和国杯は、前年のアルゼンチン共和国杯優勝馬のゼッフィーロが不在だが、前年のアルゼンチン共和国杯2着馬のマイネルウィルトスが出走している。

結論

マイネルウィルトスを軸にしてみる。

 

相手はクロミナンス、サヴォーナ、タイセイフェリーク、ショウナンバシット、ハヤヤッコあたり。

後検証

アルゼンチン共和国杯は、1着賞金5700万円のハンデ重賞である。

 

1着賞金5700万円のハンデ重賞は、アルゼンチン共和国杯の他に、日経新春杯と目黒記念があり、この2つのレースは既に終了している。

 

今年の日経新春杯は、1人気のブローザホーンが勝利し、2着にはサヴォーナ、3着にはサヴォーナの同枠馬のサトノグランツが入っていた。

 

なお、ブローザホーンやブローザホーンの同枠馬のハーツコンチェルトは、トップハンデの馬や最軽量ハンデの馬ではなく、2着に入ったサヴォーナや3着のサトノグランツもトップハンデの馬や最軽量ハンデの馬ではなかった。

 

一方、今年の目黒記念は、1人気の騙馬のシュトルーヴェが制し、2着には10人気のシュヴァリエローズが入っていた。

 

そして、今年の目黒記念のトップハンデはシュトルーヴェで、今年の最軽量ハンデの馬はシュヴァリエローズの同枠馬のシークレットランになっていた。

 

つまり、今年の目黒記念は、トップハンデのいる枠と最軽量ハンデのいる枠で決着したことになる。

 

この結果を踏まえてのアルゼンチン共和国杯である。

 

1着になったハヤヤッコはトップハンデの馬、2着馬はハヤヤッコの同枠馬の1人気のクロミナンス、3着は最軽量ハンデのタイセイフェリーク。

 

ウマゾーは、タイセイフェリークの同枠馬のマイネルウィルトスを軸に選んだので完敗という結果だが、納得できる結果ではあったと思う。

 

ちなみに、みやこステークスの結果も笑える。

 

今年のみやこステークスは、11月3日開催だったからなのか、3人気のサンライズジパングが1着、2着は11人気のアウトレンジだった。

 

ウマゾーは、3番配置のドゥラエレーデと11番配置のロコポルティの馬連を購入していたが、こっちだったのかと思わず笑ってしまった。

 

所詮、あれこれ考えても、競馬なんて、こんなものかも知れない。