函館スプリントステークス2024の出馬表
23頭が登録した函館スプリントステークス2024だったが、オーキッドロマンス、カルロヴェローチェ、スコールユニバンス、ディヴィナシオン、プルパレイ、マイネルジェロディの6頭が除外、レイベリングが抽選で外れ、16頭立てのフルゲートとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | サウザンサニー | 牡4 | 57.0kg | 菱田 裕二 | 岩戸 孝樹 | 千明牧場 |
1枠 | 2番 | カイザーメランジェ | 牡9 | 57.0kg | 佐々木 大輔 | 矢嶋 大樹 | ライフエンタープライズ(株) |
2枠 | 3番 | アサカラキング | 牡4 | 57.0kg | 斎藤 新 | 斎藤 誠 | 山口 雄司 |
2枠 | 4番 | サトノレーヴ | 牡5 | 57.0kg | 浜中 俊 | 堀 宣行 | 里見 治 |
3枠 | 5番 | オタルエバー | 牡5 | 57.0kg | 角田 大河 | 中竹 和也 | 住谷 幾久子 |
3枠 | 6番 | シナモンスティック | 牝5 | 55.0kg | 丹内 祐次 | 宗像 義忠 | (株)ブルースターズファーム |
4枠 | 7番 | シュバルツカイザー | せん6 | 57.0kg | 大野 拓弥 | 大竹 正博 | ゴドルフィン |
4枠 | 8番 | カルネアサーダ | 牝5 | 55.0kg | 鮫島 克駿 | 福永 祐一 | 吉田 照哉 |
5枠 | 9番 | キミワクイーン | 牝5 | 56.0kg | 横山 武史 | 奥村 武 | 浦邊 輝實 |
5枠 | 10番 | ウイングレイテスト | 牡7 | 59.0kg | 松岡 正海 | 畠山 吉宏 | (株)ウイン |
6枠 | 11番 | ジャスティンスカイ | 牡5 | 57.0kg | 池添 謙一 | 友道 康夫 | 三木 正浩 |
6枠 | 12番 | ジュビリーヘッド | 牡7 | 57.0kg | 富田 暁 | 西園 翔太 | (有)キャロットファーム |
7枠 | 13番 | ビッグシーザー | 牡4 | 57.0kg | 坂井 瑠星 | 西園 正都 | 幅田 昌伸 |
7枠 | 14番 | セッション | 牡4 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | 斉藤 崇史 | 林 正道 |
8枠 | 15番 | マテンロウオリオン | 牡5 | 57.0kg | 横山 和生 | 昆 貢 | 寺田 千代乃 |
8枠 | 16番 | ゾンニッヒ | 牡6 | 57.0kg | 武 豊 | 池江 泰寿 | 金子真人ホールディングス(株) |
抽選対象となっていたのは、サウザンサニーとレイベリングの2頭。
この2頭は最終賞金加算が3勝クラスとなっていた馬である。
2003年函館スプリントステークスからの考察
函館スプリントステークスは、2021年に札幌で行われ、2022年に函館開催に戻っている。
2022年函館スプリントステークスは、3歳牝馬のナムラクレアが勝利し、5歳牡馬のジュビリーヘッドが2着になり、2023年函館スプリントステークスは、4歳牝馬のキミワクイーンが優勝し、2着にはジュビリーヘッドが、2年連続入着している。
つまり、この2年は牝馬が1着となり、2着にジュビリーヘッドが入るという決着を見せてきたということ。
さて、ジュビリーヘッドが2年連続、函館スプリントステークスで2着にありついてきたわけだが、過去の函館スプリントステークスで、2年連続2着になった馬が、もう1頭いる。
それは、2001年と2002年函館スプリントステ―クス2着馬のタイキトレジャーである。
まずは、タイキトレジャーが連続2着になった翌年の函館スプリントステ―クスの結果を見てみる。
2003年函館スプリントステ―クス(1回函館6日・11頭立て)
1着 ビリーヴ 牝5 56㎏ 6枠7番(逆5番)安藤勝己騎手 1人気
前走 安田記念(東京1600m)9人気12着
前々走 京王杯スプリングカップ(東京1400m・指定・別定)4人気8着
2着 アグネスソニック マル外 牡4 56㎏ 7枠9番(逆3番)横山典弘騎手 2人気
前走 高松宮記念(中京1200m)5人気6着(2着同枠)
前々走 阪急杯(阪神1200m・指定・別定)4人気3着
3着 アタゴタイショウ マル外 牡3 53㎏ 2枠2番(逆10番)菊沢隆徳騎手 10人気
前走 兵庫ジュニアグランプリ(園田ダート1400m)5着
前々走 デイリー杯2歳ステークス(京都1600m・指定・定量)7人気11着(2着同枠)
2003年函館スプリントステ―クスを制した1人気のビリーヴは、前年の新潟開催だったスプリンターズステークス1着、同年の高松宮記念で1着だった5歳牝馬で、2003年函館スプリントステ―クスでは56㎏斤量(標準斤量プラス2㎏斤量)を課せられていた。
2着になったアグネスソニックは、前年のNHKマイルカップ2着馬で、同年の高松宮記念で2着同枠の6着になっていた2人気の馬。
3着になったアタゴタイショウは、前年の函館2歳ステークスで1着になっていた3歳馬。
2003年函館スプリントステ―クスの結果から考えると、1人気、2人気、牝馬、増量馬あたりが気になる。
結論
土曜日に行われた函館日刊スポーツ杯は、10人気の6歳牝馬のナリタローゼが1着、2着は2人気のマル外の3歳牝馬のコーティアスマナーが入った。
単勝1.9倍の圧倒的人気に支持された3歳牡馬のアララララは13着に敗れている。
函館日刊スポーツ杯を勝ったナリタローゼと1人気だったアララララは同枠配置だったので、今年の函館日刊スポーツ杯は、1人気と2人気の枠で決着したといえるだろう。
今年の函館日刊スポーツ杯から考えると、1人気と2人気が入った2枠は無視できないであろう。
さて、今回の函館スプリントステ―クスだが、カルネアサーダ(キミワクイーン)を軸にしてみたい。
カルネアサーダは、昨年の函館スプリントステ―クスにも出走していて、12着に敗れているが、勝利したキミワクイーンの同枠に配置されていた。
そして、今年はキミワクイーンの対角配置となっている。
相手は、サトノレーヴ、アサカラキング、サウザンサニー、シナモンスティック、ビッグシーザーあたり。
回顧
牝馬にこだわり過ぎた。
2024年(第31回) 平安ステークス(16頭立て)
1着 ミトノオー 牡4 57㎏ 1枠2番(逆15番)松山弘平騎手 5人気
2着 ハピ 牡5 57㎏ 3枠6番(逆11番)菱田裕二騎手 3人気
2着同枠 ハギノアレグリアス 牡7 57㎏ 岩田望来騎手 2人気
10着 スレイマン 牡6 57㎏ 4枠8番(逆9番)斎藤新騎手 1人気
2024年(第31回)函館スプリントステ―クス(16頭立て)
1着 サトノレーヴ 牡5 57㎏ 2枠4番(逆13番)浜中俊騎手 2人気
2着 ウイングレイテスト 牡7 59㎏ 5枠10番(逆7番)松岡正海騎手 5人気
9着(1着同枠) アサカラキング 牡4 57㎏ 斎藤新騎手 1人気
斎藤新騎手が騎乗した1人気の馬が飛び、第31回平安ステークスは5人気が1着、2人気と同枠になった3人気の馬が2着、第31回函館スプリントステ―クスは2人気が1着、5人気が2着。
第31回函館スプリントステ―クスの2着枠は増量馬が揃った枠だった。
夏競馬は考えすぎないことが大切です。