皐月賞2024(第84回)の考察

皐月賞2024の出馬表

皐月賞2024の登録馬は20頭。

 

登録馬20頭のうち、シュバルツクーゲルとジューンテイクが除外となり、18頭立てのフルゲートで行われる。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 サンライズジパング 牡3 57.0kg 菅原 明良 音無 秀孝 (株)ライフハウス
1枠 2番 メイショウタバル 牡3 57.0kg 浜中 俊 石橋 守 松本 好雄
2枠 3番 エコロヴァルツ 牡3 57.0kg 武 豊 牧浦 充徳 原村 正紀
2枠 4番 シリウスコルト 牡3 57.0kg 三浦 皇成 宗像 義忠 飯田 正剛
3枠 5番 ミスタージーティー 牡3 57.0kg 藤岡 佑介 矢作 芳人 田畑 利彦
3枠 6番 アレグロブリランテ 牡3 57.0kg 横山 和生 上原 佑紀 (有)サンデーレーシング
4枠 7番 ルカランフィースト 牡3 57.0kg 松山 弘平 鹿戸 雄一 (有)社台レースホース
4枠 8番 ジャンタルマンタル 牡3 57.0kg 川田 将雅 高野 友和 (有)社台レースホース
5枠 9番 アーバンシック 牡3 57.0kg 横山 武史 武井 亮 (有)シルクレーシング
5枠 10番 レガレイラ 牝3 55.0kg 北村 宏司 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
6枠 11番 ホウオウプロサンゲ 牡3 57.0kg 菱田 裕二 矢作 芳人 小笹 芳央
6枠 12番 コスモキュランダ 牡3 57.0kg J.モレイラ 加藤 士津八 (有)ビッグレッドファーム
7枠 13番 ジャスティンミラノ 牡3 57.0kg 戸崎 圭太 友道 康夫 三木 正浩
7枠 14番 シンエンペラー 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 藤田 晋
7枠 15番 サンライズアース 牡3 57.0kg M.デムーロ 石坂 公一 (株)ライフハウス
8枠 16番 ダノンデサイル 牡3 57.0kg 横山 典弘 安田 翔伍 (株)ダノックス
8枠 17番 ビザンチンドリーム 牡3 57.0kg B.ムルザバエフ 坂口 智康 吉田 和美
8枠 18番 ウォーターリヒト 牡3 57.0kg 幸 英明 河内 洋 山岡 正人

社台レースホースが馬主のルカランフィーストとジャンタルマンタルが同枠配置になったことで、皐月賞2024は染め分け帽戦として行われることになった。

ジャンタルマンタルからの考察

皐月賞2024に出走するジャンタルマンタルは、朝日杯フューチュリティステークスを勝った後、共同通信杯に出走して2着になっている。

 

朝日杯フューチュリティステークスを勝った馬が、共同通信杯に出走して2着になり、皐月賞に出走してきたケースは、2006年と2019年。

 

ただし、2006年皐月賞に出走した朝日杯フューチュリティステークス優勝馬のフサイチリシャールは、共同通信杯2着の後、フジテレビ賞スプリングステークスに出走して2着になっていた馬なので、ジャンタルマンタルとはタイプが異なる。

 

では、残った2019年皐月賞の結果を見てみる。

 

2019年皐月賞は、阪神1600mの新馬戦、京都1800mのOPの萩ステークス、中山2000mのG1のホープフルステークスを1人気で3連勝していた1人気のサートゥルナーリアが1着。

 

サートゥルナーリアの同枠のラストドラフトは、中山2000mの京成杯を勝った後、中山2000mの報知杯弥生賞に出走して、2人気で7着に敗れていた馬。

 

2着に入ったヴェロックスは、東京スポーツ杯2歳ステークスで4着に敗れた後、京都2000mのリステッド競走の若駒ステークスと阪神2000mのリステッド競走の若葉ステークスを連勝していた4人気の馬。

 

ヴェロックスの同枠のニシノデイジーは、東京スポーツ杯2歳ステークスを勝った後、ホープフルステークス3着、報知杯弥生賞4着だった馬。

 

3着のダノンキングリーは、東京1600mの2歳新馬戦、中山1600mの2歳500万下条件戦のひいらぎ賞、東京1800mの共同通信杯を3連勝していた馬。

 

中京1600mの新馬戦、中京1600mのOPの中京2歳ステークス、京都1600mデイリー杯2歳ステークス、阪神1600mの朝日杯フューチュリティステークスを4連勝した後、東京1800mの共同通信杯に出走し、2着に敗れたアドマイヤマーズは4着に敗れ、連対馬の筋にもなっていない。

 

2019年年皐月賞の結果から考える、デビュー戦から1人気を続けている馬(レガレイラ)、ホープフルステークス1着馬(レガレイラ)、若葉ステークス1着馬のミスタージーティーは気になる。

菊花賞からの考察

皐月賞は、今年から定量戦から馬齢戦に変更となっている。

 

桜花賞は、定量戦から馬齢戦に変更された2003年秋華賞を参考にさせてもらったが、皐月賞も定量戦から馬齢戦に変更された2003年菊花賞がキーになってくると思う。

 

まずは、馬齢戦変更前年にあたる2002年菊花賞と2023年皐月賞の結果を見てみる。

 

2002年菊花賞(18頭立て)

1着 ヒシミラクル 牡3 57㎏ 1枠2番(逆17番) 角田晃一騎手 10人気

2着 ファストタテヤマ 牡3 57㎏ 4枠7番(逆12番)安田康彦騎手 16人気

3着 メガスターダム 牡3 57㎏ 7枠14番(逆5番)松永幹夫騎手 3人気

 

2023年皐月賞(18頭立て)

1着 ソールオリエンス 牡3 57㎏ 1枠1番(逆18番)横山武史騎手 2人気

2着 タスティエーラ 牡3 57㎏ 7枠14番(逆5番)松山弘平騎手 5人気

3着 ファントムシーフ 牡3 57㎏ 4枠7番(逆12番)ルメール騎手 1人気

 

2002年菊花賞と2023年皐月賞の結果を見ると、馬券内の3着以内の枠が1枠と4枠と7枠になっていることが分かる。

 

つまり、昨年の皐月賞は、2002年菊花賞を参考にしていたということ。

 

では、定量戦から馬齢戦に変更された2003年菊花賞の結果を見てみる。

 

2003年菊花賞(18頭立て)

1着 ザッツザプレンティ 牡3 57㎏ 4枠8番(逆11番)安藤勝己騎手 5人気

2着 リンカーン 牡3 57㎏ 1枠2番(逆17番)横山典弘騎手 4人気

3着 ネオユニヴァース 牡3 57㎏ 8枠17番(逆2番)M.デムーロ騎手 1人気

 

2003年菊花賞は、前年の菊花賞と同じ1ー4の枠連で決着している。

結論

現在のところ、1人気は牝馬のレガレイラとなっている。

 

過去の皐月賞で、牝馬が1人気になったのは2017年。

 

2017年皐月賞は、牝馬のファンディーナが1人気となっていたが、1着になっていたのは、毎日杯を勝っていたアルアインだった。

 

アルアインの同枠のアメリカズカップは、 きさらぎ賞を勝っていた馬であり、今年と並びが似ている。(今年の皐月賞は、毎日杯1着馬のメイショウタバルときさらぎ賞優勝馬のビザンチンドリームが対角配置)

 

また、今年の中山グランドジャンプもアーリントンカップでも1枠が2着になっている。

 

そこで、1枠のメイショウタバル(サンライズジパング)を軸にしてみる。

 

相手は、シンエンペラー、レガレイラ、アーバンシック、ジャンタルマンタル、サンライズアースあたり。