報知杯フィリーズレビュー2024(第58回)の考察

報知杯フィリーズレビュー2024の出馬表

17頭が登録した報知杯フィリーズレビュー2024だったが、シュシュトディエスとビーグラッドが回避し、15頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 コラソンビート 牝3 55.0kg 横山 武史 加藤 士津八 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
2枠 2番 ロゼフレア 牝3 55.0kg 団野 大成 中村 直也 (有)丸幸小林牧場
2枠 3番 バウンシーステップ 牝3 55.0kg 菱田 裕二 高橋 亮 (株)G1レーシング
3枠 4番 エトヴプレ 牝3 55.0kg 藤岡 佑介 藤岡 健一 H.H.シェイク・ハムダン
3枠 5番 カルチャーデイ 牝3 55.0kg 酒井 学 四位 洋文 (株)MMSホールディングス
4枠 6番 シカゴスティング 牝3 55.0kg 鮫島 克駿 庄野 靖志 辻川 弘
4枠 7番 セシリエプラージュ 牝3 55.0kg M.デムーロ 中村 直也 吉田 照哉
5枠 8番 オアシスドール 牝3 55.0kg 松若 風馬 高柳 大輔 村上 稔
5枠 9番 レディマリオン 牝3 55.0kg B.ムルザバエフ 長谷川 浩大 吉田 勝己
6枠 10番 ドナベティ 牝3 55.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 小川 眞査雄
6枠 11番 マーシーラン 牝3 55.0kg 和田 竜二 渡辺 薫彦 岡村 善行
7枠 12番 ジューンブレア 牝3 55.0kg 武 豊 武 英智 吉川 潤
7枠 13番 ポエットリー 牝3 55.0kg 永島 まなみ 平田 修 吉田 昌久
8枠 14番 キャンシーエンゼル 牝3 55.0kg 松山 弘平 鈴木 孝志 前田 幸治
8枠 15番 オメガウインク 牝3 55.0kg 岩田 望来 大和田 成 原 禮子

マル外のエトヴプレとジューンブレアが対角配置となっている。

チューリップ賞からの考察

桜花賞のステップレースは、チューリップ賞、報知杯フィリーズレビュー、アネモネステークスの3レース。

 

例年、同日に行われる報知杯フィリーズレビューとアネモネステークスにダブル登録している馬が数頭いるのだが、今年はダブル登録してきた馬はいなかった。

 

さて、報知杯弥生賞ディープインパクト記念の時にも触れたが、既に終了したチューリップ賞を振り返ってみる。

 

2024年チューリップ賞を勝ったスウィープフィートは、京都1600mの未勝利戦で初勝利を挙げた後、京都1600mの1勝クラスの白菊賞で2着、阪神ジュベナイルフィリーズで7着、年明けのエルフィンステークス(京都1600m)に出走して2着になり、永島まなみ騎手から武豊騎手に乗り替わりでチューリップ賞に出走してきた1勝馬である。

 

2着になったセキトバイーストは、中京1600mの未勝利戦で初勝利を挙げた後、京都1400mの1勝クラスのりんどう賞で2着、東京1600mの1勝クラスの赤松賞で5着、年明けの紅梅ステークス(京都1400m)で2着となり、岩田望来騎手から藤岡佑介騎手に乗り替わりでチューリップ賞に出走してきた1勝馬である。

 

ちなみに、スウィープフィートの同枠馬のミラビリスマジックは、中山1600mの新馬戦と中山1600mの3歳1勝クラスの菜の花賞を連勝してきた馬で、田辺裕信騎手の継続騎乗であり、セキトバイーストの同枠馬のフルレゾンは、阪神1600mの未勝利戦で初勝利を挙げた後、デイリー杯2歳ステークスに出走して10着、京都1600mの3歳1勝クラスの白梅賞で除外となっていた馬だった。

 

今年のチューリップ賞の連対馬が特指戦の賞金加算がないこと、チューリップ賞の翌日に行われた報知杯弥生賞ディープインパクト記念でも、連対馬に特指戦の賞金加算を求めていないことからも、特指戦での賞金加算をしてきた馬には不安がある。

 

報知杯フィリーズレビュー2024の出走馬で、特指戦での賞金加算をしてきた馬はコラソンビート、ロゼフレア、バウンシーステップ、エトヴプレ、シカゴスティング、ドナベティ、オメガウインクの7頭。

結論

今年のチューリップ賞の2着馬のセキトバイーストの同枠には、チューリップ賞と同じ舞台である阪神1600mの未勝利戦を勝利していたフルレゾンがいた。

 

また、皐月賞の指定レースである報知杯弥生賞ディープインパクト記念の1着同枠馬には、報知杯弥生賞ディープインパクト記念と同じ舞台である中山2000mの新馬戦と1勝クラスの葉牡丹賞を連勝していたトロヴァトーレがいた。

 

報知杯フィリーズレビュー2024は、阪神1400mで行われるレースなので、阪神1400mのレースで賞金加算してきた馬を探してみると、1勝クラスの万両賞を勝ってきたロゼフレア、未勝利戦を勝利したバウンシーステップ、新馬戦を勝っているマーシーランの3頭が該当する。

 

ロゼフレアとバウンシーステップは、特指戦での賞金加算をしているので、この2頭を除くと、マーシーランだけになる。

 

マーシーランの同枠のドナベティも、特指戦での賞金加算馬なので、マーシーランを軸とする。

 

相手は、カルチャーデイ、ポエットリー、キャンシーエンゼル、バウンシーステップ、コラソンビートあたりで。