ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、ヴィクトリアマイル2023と京王杯スプリングカップ2023の回顧を行いたいと思います。
ヴィクトリアマイル2023の回顧
ヴィクトリアマイル2023は、4人気のソングラインが1着。
ヴィクトリアマイル2023は染め分け帽戦として行われていたので、ソングラインは、その恩恵を受けたと考えてよいでしょう。
サンデーレーシングが馬主の馬が同枠配置となった2016年NHKマイルカップでも、サンデーレーシングが馬主のメジャーエンブレムが1着になっていました。
NHKマイルカップもヴィクトリアマイルも東京1600mを舞台とするG1レースなので、ココに主催者のこだわりを感じます。
まあ、今年の古馬G1レースで考えても、東京1600mの安田記念を昨年勝っているソングラインは軸にふさわしい馬でした。
2着に入ったソダシは、昨年のヴィクトリアマイル1着馬であり、9人気のルージュスティリアの同枠馬。
今年、ヴィクトリアマイルとNHKマイルカップ、そして、エリザベス女王杯が、1着賞金13,000万円になっているレースですが、NHKマイルカップは9人気のシャンパンカラーが勝っています。
また、天皇賞(春)とヴィクトリアマイルは関連レースであり、天皇賞(春)の1着馬であるジャスティンパレスの同枠馬が9人気のディープモンスターであったことからも、9人気のルージュスティリアと同枠馬のソダシは押さえておかなければいけない馬でした。
連対禁止の3着席についたのは、大阪杯2着馬のスターズオンアース。
2022年までは、地方馬がヴィクトリアマイルに優先的に出走できる基準として、大阪杯2着以内というルールがありましたが、2023年に、このルールは撤廃になっています。
ただし、3着に残れたのは、阪神開催の秋華賞で連対せず、3着席についたことが大きかったのでしょう。
阪神開催の秋華賞で1着になったスタニングローズ、2着になったナミュールは馬券圏外へ飛ばされています。
そして、高松宮記念2着馬のナムラクレアも、2022年までは、地方馬がヴィクトリアマイルに優先的に出走できる基準として、高松宮記念2着以内というルールがあったのが、2023年に撤廃されているので、連対できなかったのは仕方がないところでしょうね。
京王杯スプリングカップ2023の回顧
京王杯スプリングカップ2023で勝利したのは、2人気のレッドモンレーヴ。
京王杯スプリングカップ2023に出走したカルリーノが、東京1400mの3勝クラスの晩春ステークスを1:20.2のタイムで勝ってきた馬であることから、同じ晩春ステークスを1:20.2のタイムで勝ったリライアブルエースが出走した2018年京王杯スプリングカップを元に推理しました。
2018年京王杯スプリングカップは、京都1600mの1600万下条件戦の長岡京ステークスを勝った後、別定戦の洛陽ステークスで5着に敗れていた5歳騙馬のムーンクエイクが勝利し、ムーンクエイクが1400m戦未出走だった馬であることに着目しました。
京王杯スプリングカップ2023の出走馬で、芝1400m戦未出走の馬は、ダノンスコーピオン、ヴィクティファルス、ベレヌス、レッドモンレーヴの4頭であり、ウマゾーはダノンスコーピオンを軸に選択しましたが、結果はレッドモンレーヴが1着でした。
まあ、考えてみれば、ムーンクエイクの最終賞金加算が1600万下条件戦だったので、3勝クラスの節分ステークス1着が最終賞金加算であるレッドモンレーヴを選ぶべきだったと思います。
2着に入ったウインマーベルは、増量馬のピクシーナイトと同枠になっていた馬で、条件戦に出走していなかった馬。
ウインマーベル自身も、スプリンターズステークス2着歴があるG1連対馬なので、レッドモンレーヴと真逆の馬といって良いかもしれません。
3着になったダディーズビビッドも、2020年NHKマイルカップを勝ち、斤量を増やされていた ラウダシオンの同枠馬でした。
京王杯スプリングカップ2023の2着枠と3着枠にG1馬がおり、ヴィクトリアマイル2023の2着枠と3着枠にもG1馬がいたということは、京王杯スプリングカップ2023はヴィクトリアマイル2023の伏線だったということになりますね。
最後に
次の日曜日には、牝馬G1のオークスがあります。
2022年オークスへの地方馬の優先出走ルートは、桜花賞5着以内、サンケイスポーツ賞フローラステークス2着以内、スイートピーステークス1着以内となっていましたが、2023年オークスへの地方馬の優先出走ルートには、中央競馬の3歳芝重賞1着馬、過去1年間の芝G1の1着馬が追加されています。
このルール変更が、ポイントになるかもしれません。