ターコイズステークス2025(第11回)の考察

ターコイズステークス2025の出馬表

ターコイズステークス2025の登録馬は20頭。

 

登録馬20頭のうち、ダンツエランとドゥアイズが回避、エリーズダイヤとジョイフルニュースが除外され、16頭立てとなっている。

 

回避したダンツエランは、前年のKBS京都賞ファンタジーステークス(京都1400m)を勝ってから賞金を加算できていなかった3歳馬で、登録時点では53㎏斤量となっていた。

 

また、もう1頭の回避馬となったドゥアイズは、前年の洛陽ステークス(京都1400m)を勝ってから賞金を加算できていなかった5歳馬で、登録時点では55㎏斤量となっていた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 リラボニート 牝4 53.0kg 丹内 祐次 須貝 尚介 (株)Gリビエール・レーシング
1枠 2番 スリールミニョン 牝3 53.0kg 永島 まなみ 高橋 康之 福盛 訓之
2枠 3番 シングザットソング 牝5 55.0kg 斎藤 新 高野 友和 (有)社台レースホース
2枠 4番 ジューンオレンジ 牝5 54.0kg 横山 和生 長谷川 浩大 吉川 潤
3枠 5番 ソルトクィーン 牝4 53.0kg 富田 暁 武 英智 杉浦 敏夫
3枠 6番 ウンブライル 牝5 55.5kg C.ルメール 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
4枠 7番 ボンドガール 牝4 56.0kg 津村 明秀 手塚 貴久 藤田 晋
4枠 8番 ドロップオブライト 牝6 56.0kg 松若 風馬 福永 祐一 岡田 牧雄
5枠 9番 ビップデイジー 牝3 54.0kg 西村 淳也 松下 武士 鈴木 邦英
5枠 10番 ランフォーヴァウ 牝3 53.0kg 小崎 綾也 福永 祐一 窪田 芳郎
6枠 11番 カピリナ 牝4 56.0kg 横山 典弘 田島 俊明 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
6枠 12番 キタウイング 牝5 50.0kg 嶋田 純次 小島 茂之 (有)ミルファーム
7枠 13番 ソーダズリング 牝5 55.5kg 横山 武史 新谷 功一 (有)社台レースホース
7枠 14番 フィールシンパシー 牝6 53.0kg 菅原 明良 小島 茂之 岡田 牧雄
8枠 15番 ホウオウラスカーズ 牝7 54.0kg 木幡 巧也 高木 登 小笹 芳央
8枠 16番 チェルビアット 牝3 54.0kg 戸崎 圭太 高野 友和 (有)シルクレーシング

 

5枠は3歳馬同士の枠、4枠はトップハンデ同士の枠となっている。

2020年ターコイズステークスからの考察

ターコイズステークスには、今年の京成杯オータムハンデキャップの1着馬ホウオウラスカーズと2着馬ドロップオブライトが出走する。

 

ターコイズステークスが重賞化された2015年以降で、京成杯オータムハンデキャップの連対馬が揃ってターコイズステークスに出走してきたのは、2019年と2020年の2回。

 

まずは、ココから考えてみる。

 

2019年ターコイズステークス(16頭立て)

1着 コントラチェック 牝3 54㎏ 7枠13番(逆4番)ルメール騎手 3人気

2着 エスポワール 牝3 53㎏ 4枠8番(逆9番)M.デムーロ騎手 2人気

3着 シゲルピンクダイヤ 牝3 54㎏ 4枠7番(逆10番)和田竜二騎手 1人気

 

2019年ターコイズステークスの1人気は3歳馬のシゲルピンクダイヤ、トップハンデは56㎏のデンコウアンジュとフロンテアクイーンで、デンコウアンジュとフロンテアクイーンは同枠に配置されていた。

 

2019年ターコイズステークスを制したのは、3歳馬のコントラチェック。

 

コントラチェックは、中山1800mのフラワーカップを勝った後、優駿牝馬9着、秋華賞15着と大敗していた馬だったが、中山1600mという舞台では2戦1勝、2着1回と連対率100%の馬だった。

 

コントラチェックの同枠のフィリアプーラは、同年のフェアリーステークス(中山1600m)を勝っていた3歳馬。

 

2着になったエスポワールは、2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞(中京2000m)を勝った後、秋華賞に出走して9着(2着平行)、3勝クラスの修学院ステークス(京都1800m)に出走して1着だった馬。(1600m戦はターコイズステークスが初)

 

エスポワールの同枠馬で、3着だったシゲルピンクダイヤは、同年の桜花賞2着、秋華賞2着の実績を持つ馬。

 

同年の京成杯オータムハンデキャップ1着馬のトロワゼトワルは、自身は最下位に沈んだが、2着になったエスポワールの平行に配置されていた。

 

2020年ターコイズステークス(16頭立て)

1着 スマイルカナ 牝3 54㎏ 4枠8番(逆9番)柴田大知騎手 1人気

2着 アンドラステ 牝4 54㎏ 3枠5番(逆12番)岩田望来騎手 3人気

3着  フェアリーポルカ 牝4 56㎏ 2枠3番(逆14番)和田竜二騎手 9人気

 

2020年ターコイズステークスの1人気は3歳馬のスマイルカナ、トップハンデは57㎏のトロワゼトワルだった。

 

2020年ターコイズステークスを勝利したスマイルカナは、同年のフェアリーステークス(中山1600m)を勝っていた馬で、京成杯オータムハンデキャップで2着になっていた3歳馬。

 

スマイルカナの同枠のドナウデルタは、前走、中京1600mのリステッド競走ポートアイランドステークスを勝ってきた4歳馬。

 

2着になったアンドラステは、前走、京成杯オータムハンデキャップに1人気に支持されたが、10着に敗れていた4歳馬。

 

アンドラステの同枠のインターミッションは、中山1600mの3勝クラス秋風ステークスを勝ってきた3歳馬。

 

3着になったフェアリーポルカは、同年のローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(中山1800m)と福島牝馬ステークス(福島1800m)を勝っていた馬。

 

同年の京成杯オータムハンデキャップ1着馬のトロワゼトワルは2年続けて最下位に終わったが、1着馬スマイルカナの平行に配置されていた。

 

2019年、2020年ターコイズステークスは、いずれも、中山の牝馬重賞を勝っている3歳馬が勝っている。

結論

現在の1人気は、ルメール騎手騎乗の5歳馬ウンブライルとなっている。

 

2019年、2020年ターコイズステークスは、3歳馬が1人気になっており、今回のターコイズステークスとは異なる。

 

ただし、2020年ターコイズステークスは、ルメール騎手騎乗ドナウデルタと同枠になった1人気の3歳馬スマイルカナが勝っている。

 

そこで、ウンブライル(ソルトクィーン)を軸とする。

 

相手は、ドロップオブライト、ソーダズリング、ボンドガール、フィールシンパシー、リラボニートあたり。