天皇賞秋2025の考察

天皇賞秋2025の出馬表

天皇賞秋2025の登録馬は15頭。

 

15頭の登録馬のうち、ロードデルレイが回避し、14頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 コスモキュランダ 牡4 58.0kg 津村 明秀 加藤 士津八 (有)ビッグレッドファーム
2枠 2番 アーバンシック 牡4 58.0kg A.プーシャン 武井 亮 (有)シルクレーシング
3枠 3番 ジャスティンパレス 牡6 58.0kg 団野 大成 杉山 晴紀 三木 正浩
3枠 4番 ソールオリエンス 牡5 58.0kg 丹内 祐次 手塚 貴久 (有)社台レースホース
4枠 5番 タスティエーラ 牡5 58.0kg D.レーン 堀 宣行 (有)キャロットファーム
4枠 6番 ブレイディヴェーグ 牝5 56.0kg 戸崎 圭太 宮田 敬介 (有)サンデーレーシング
5枠 7番 マスカレードボール 牡3 56.0kg C.ルメール 手塚 貴久 (有)社台レースホース
5枠 8番 ホウオウビスケッツ 牡5 58.0kg 岩田 康誠 奥村 武 小笹 芳央
6枠 9番 ミュージアムマイル 牡3 56.0kg C.デムーロ 高柳 大輔 (有)サンデーレーシング
6枠 10番 エコロヴァルツ 牡4 58.0kg 三浦 皇成 牧浦 充徳 原村 正紀
7枠 11番 シランケド 牝5 56.0kg 横山 武史 牧浦 充徳 田畑 利彦
7枠 12番 セイウンハーデス 牡6 58.0kg 菅原 明良 橋口 慎介 西山 茂行
8枠 13番 メイショウタバル 牡4 58.0kg 武 豊 石橋 守 松本 好隆
8枠 14番 クイーンズウォーク 牝4 56.0kg 川田 将雅 中内田 充正 (有)サンデーレーシング

回避したロードデルレイは、前年の中日新聞杯で2着、当年の日経新春杯で1着、大阪杯で2着になった後、宝塚記念に出走して8着に敗れていた非社台系の5歳馬である。

2022年天皇賞秋からの考察

今年、天皇賞秋は、大阪杯、天皇賞春、宝塚記念とともに1着賞金が3億円になった。

 

ココで気になるのは、大阪杯と1着賞金が同額であるということ。

 

大阪杯がG1に昇格してから、大阪杯と天皇賞秋の1着賞金が同額になったのは、2022年しかない。

 

まずは、2022年の天皇賞秋の結果から振り返ってみる。

 

2022年天皇賞秋(4回東京9日)は15頭立てで行われ、1人気に支持された3歳馬のイクイノックスが勝っている。

 

イクイノックスは、新潟1800mの新馬戦と東京1800mの指定戦の東京スポーツ杯2歳ステークスを連勝した後、皐月賞2着、東京優駿2着となっていたシルクレーシングが馬主のキタサンブラック産駒の馬。(新馬戦から引退レースのジャパンカップまで、ルメール騎手しか騎乗していなかった馬でもある)

 

イクイノックスの同枠馬のジオクリフ(5人気)は、皐月賞を勝っていたサンデーレーシングが馬主の3歳馬。

 

2022年天皇賞秋の2着馬のパンサラッサは、前年の有馬記念を13着に大敗してから、 中山記念1着、ドバイターフ1着、 宝塚記念8着、札幌記念2着の成績を刻んでいた非社台系の5歳馬。(7人気)

 

パンサラッサの同枠に配置されたカラテは、前走で新潟記念を勝っていた6歳馬。

 

3着になったダノンベルーガは、共同通信杯を勝った後、皐月賞と東京優駿で同じ着順(4着)だったノーザンファーム生産の3歳馬。

 

なお、2022年の大阪杯と天皇賞秋は、1着馬が逆9番の馬、2着が正逆3番の馬という共通点があった。

 

今年の大阪杯は、15頭立てで行われ、3枠5番に配置された5歳馬のベラジオオペラ(2人気)が連覇を達成している。

 

ベラジオオペラは、前年の大阪杯以降は連対していなかった馬だったが、同枠のソールオリエンス(11人気)が前年の宝塚記念(京都開催)で2着に連対していた。

 

今年の大阪杯で2着に入ったロードデルレイ(4人気)は、7枠13番に配置されていた馬で、前年の中日新聞杯で2着、日経新春杯(中京開催)で1着になっていた。

 

ロードデルレイの同枠のステレンボッシュ(3人気)は、前年の桜花賞で1着、優駿牝馬で2着、秋華賞で3着、香港ヴァーズで3着だった4歳牝馬。

結論

土曜日に行われた東京メインのペルセウスステークスは、5歳騙馬のジェイパームスが勝利し、5歳馬のサルヴァトーレが2着に入った。

 

今年のペルセウスステークスは、ダート1600mで行われたが、ジェイパームスは芝のレースしか経験していない馬で、8番人気の低評価だった。

 

ジェイパームスの今年の戦歴は、日刊スポーツ賞中山金杯14着と毎日王冠6着。

 

ジェイパームスの同枠のカラマティアノスの今年の戦歴は、共同通信杯2着、皐月賞10着、東京優駿12着だった。

 

この2頭は、今年、中山と東京しか走っておらず、夏番組に出走していない馬だった。

 

今年の天皇賞秋の出走馬で、ローカルを走っていた馬はコスモキュランダ、ブレイディヴェーグ、ホウオウビスケッツ、エコロヴァルツ、シランケド、メイショウタバル、クイーンズウォークの7頭。

 

また、アーバンシック、ジャスティンパレス、ソールオリエンスの3頭は夏競馬の宝塚記念に出走していた。

 

残ったのは、タスティエーラ、マスカレードボール、ミュージアムマイル、セイウンハーデスの4頭。

 

今回は、タスティエーラを軸にしてみる。

 

相手は、セイウンハーデス、メイショウタバル、ミュージアムマイル、マスカレードボール、ジャスティンパレスあたり。