七夕賞2025(第61回)の考察

サマー2000シリーズは、函館記念、七夕賞、小倉記念、札幌記念、そして、新潟記念からなるシリーズである。

 

この5つのレースは、すべて、開催回数が同じレースで、札幌記念のみ定量戦で行われるが、他の4レースはハンデ戦として行われている。

 

今年は、例年、サマー2000シリーズの開幕戦として行われていた七夕賞が、第2戦に移行し、函館記念が開幕戦の役目を果たした。

 

サマー2000シリーズの開幕戦となった函館記念は、10人気のヴェローチェエラが1着、6人気のハヤテノフクノスケが2着、最下位人気のマイネルメモリーが3着と荒れた結果となったが、七夕賞も波乱が起きるのだろうか?

七夕賞2025の出馬表

七夕賞2025の登録馬は15頭。

 

15頭の登録馬全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ドラゴンヘッド 牡5 52.0kg 横山 琉人 武藤 善則 杉山 忠国
2枠 2番 コスモフリーゲン 牡5 56.0kg 柴田 大知 畠山 吉宏 (有)ビッグレッドファーム
3枠 3番 ダンテスヴュー 牡6 54.0kg 内田 博幸 友道 康夫 金子真人ホールディングス(株)
4枠 4番 マテンロウオリオン 牡6 56.0kg 横山 典弘 昆 貢 寺田 千代乃
4枠 5番 リフレーミング 牡7 58.0kg M.デムーロ 藤野 健太 栗山 学
4枠 6番 ギャラクシーナイト 牡6 55.0kg 菊沢 一樹 菊沢 隆徳 ライオンレースホース(株)
4枠 7番 オニャンコポン せん6 55.0kg 菅原 明良 小島 茂之 田原 邦男
5枠 8番 シリウスコルト 牡4 58.5kg 古川 吉洋 田中 勝春 飯田 正剛
6枠 9番 ニシノレヴナント せん5 55.0kg 田辺 裕信 上原 博之 西山 茂行
6枠 10番 ショウナンマグマ 牡6 56.0kg 三浦 皇成 尾関 知人 国本 哲秀
6枠 11番 パラレルヴィジョン 牡6 57.5kg 津村 明秀 国枝 栄 (有)キャロットファーム
7枠 12番 シルトホルン 牡5 57.0kg 大野 拓弥 新開 幸一 ディアレストクラブ(株)
7枠 13番 セブンマジシャン 牡5 54.0kg 丸山 元気 高野 友和 前迫 義幸
8枠 14番 バラジ せん6 56.0kg 荻野 極 鹿戸 雄一 岡田 牧雄
8枠 15番 ドゥラドーレス 牡6 57.5kg 戸崎 圭太 宮田 敬介 吉田 勝己

トップハンデはシリウスコルトの58.5kg、最軽量ハンデはドラゴンヘッドの52㎏となっている。

福島牝馬ステークスとラジオNIKKEI賞からの考察

福島競馬場で行われる重賞は、福島牝馬ステークス、ラジオNIKKEI賞、七夕賞、福島記念の4レース。

 

福島牝馬ステークスは1800mで行われる牝馬限定の指定別定戦、ラジオNIKKEI賞は1800mで行われる3歳限定の特指ハンデ戦、七夕賞は2000mで行われる3歳以上の特指ハンデ戦、福島記念は2000mを舞台とする3歳以上の特指ハンデ戦である。

 

まずは、今年行われた福島牝馬ステークスとラジオNIKKEI賞を振り返ってみる。

 

2025年福島牝馬ステークス(16頭立て・地方馬出走アリ)

1着 アドマイヤマツリ 牝4 55㎏ 1枠1番(逆16番)田辺裕信騎手 1人気

2着 フェアエールング 牝5 56㎏ 3枠5番(逆12番)丸山元気騎手 6人気

3着 フィールシンパシー 牝6 55㎏ 2枠4番(逆13番)横山琉人騎手 8人気

 

2025年福島牝馬ステークスを勝利したのは、前走で3勝クラスのスピカステークス(中山1800m・WIN5対象レース)を勝ってきた1枠1番配置の4歳馬アドマイヤマツリが1着。

 

2着は、前々走の福島記念で2着、第1回小倉牝馬ステークス(小倉2000m)で1着同着になっていた3枠5番配置の5歳馬フェアエールング(増量馬)。

 

3着は、前年の福島牝馬ステークスで2着になっていた6歳馬のフィールシンパシー。

 

2025年ラジオNIKKEI賞(14頭立て)

1着 エキサイトバイオ 牡3 53㎏ 1枠1番(逆14番)荻野極騎手 4人気

2着 センツブラッド 牡3 56㎏ 4枠5番(逆10番) 菅原明良騎手 2人気

3着 インパクトシー 牡3 53㎏ 5枠7番(逆8番)横山琉人騎手 8人気

 

2025年ラジオNIKKEI賞で優勝したのは、前走の3歳1勝クラスのあずさ賞(京都2000m)を2着に敗れていた1枠1番配置のエキサイトバイオ。

 

2着は、中山1800mの3歳1勝クラスを勝った後、白百合ステークス(京都1800m)で2着になっていたセンツブラッド。

 

3着は、プリンシパルステークス(東京2000m)で2人気になりながら10着に敗れていたインパクトシー。

 

今年行われた福島牝馬ステークスとラジオNIKKEI賞は、1着が1番配置の馬、2着が5番配置の馬、3着が、8人気で横山琉人騎手が騎乗した馬で統一されている。

 

また、田辺裕信騎手が騎乗した馬が、福島牝馬ステークスでは1着、ラジオNIKKEI賞では2着馬の同枠に配置されていた。

結論

上位人気が予想されるシリウスコルトは、福島競馬場のレースに4回出走して2勝、2着1回、馬券圏外1回という成績を残している。

 

馬券圏外となった 福島記念は14着だったが、2着になった馬の対角に配置されていた。

 

つまり、シリウスコルト自身が連対しない場合、シリウスコルトの筋が連対しているということになる。

 

そこで、シリウスコルト(ニシノレヴナント)を軸にしてみる。

 

相手は、ドゥラドーレス、セブンマジシャン、シルトホルン、ギャラクシーナイト、ドラゴンヘッドあたり。