ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2025(第12回)の考察

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2025の出馬表

ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス2025の登録馬は12頭。

 

登録馬12頭のうち、ブラックハヤテが回避し、11頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ネッタイヤライ 牡2 56.0kg 松山 弘平 矢作 芳人 犬塚 悠治郎
2枠 2番 カラペルソナ 牝2 55.0kg A.プーシャン 斉藤 崇史 吉田 照哉
3枠 3番 アスクエジンバラ 牡2 56.0kg 岩田 康誠 福永 祐一 廣崎 利洋
4枠 4番 メイショウソラリス 牡2 56.0kg 武 豊 角田 晃一 松本 好隆
5枠 5番 ロックターミガン 牡2 56.0kg 鮫島 克駿 石坂 公一 (有)キャロットファーム
6枠 6番 バルセシート 牡2 56.0kg C.デムーロ 松下 武士 (有)キャロットファーム
6枠 7番 サトノアイボリー 牡2 56.0kg 団野 大成 杉山 晴紀 里見 治
7枠 8番 ジャスティンビスタ 牡2 56.0kg 北村 友一 吉岡 辰弥 三木 正浩
7枠 9番 フリーガー 牡2 56.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 (株)ノースヒルズ
8枠 10番 ゴーイントゥスカイ 牡2 56.0kg 荻野 極 上原 佑紀 フィールドレーシング
8枠 11番 ウイナーズナイン 牡2 56.0kg 西村 淳也 小栗 実 エムズレーシング

回避したブラックハヤテは、東京1800mの新馬戦で2着、夏のローカル福島の1800m未勝利戦で初勝利、札幌1800mのコスモス賞で3着だったダノンバラード産駒の非社台系の馬。

2021年以降のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスからの考察

地方馬がホープフルステークスに優先的に出走するためには、東京スポーツ杯2歳ステークスあるいはラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで2着以内に入るか、中央競馬の2歳芝重賞で1着にならなければならない。

 

つまり、ホープフルステークスに出走したいと思う地方馬にとって、東京スポーツ杯2歳ステークスとラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは重要なレースであるということなのだろう。

 

ただし、東京スポーツ杯2歳ステークスは2021年にG3重賞からG2重賞に昇格したレースである。

 

G2の東京スポーツ杯2歳ステークスに対し、G3のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスという構図は今年も変わっていない。

 

まずは、2021年以降のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの連対馬を振り返ってみる。

 

阪神2000mで行われた2021年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは10頭立てで行われた。

 

2021年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスを勝利したのは、5人気のジャスティンロック。

 

ジャスティンロックは、秋季の中京2000mの新馬戦で5人気2着になった後、阪神1800mの未勝利戦で1人気1着になっていた非社台系の馬。

 

2021年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで2着になったビーアストニッシドは、秋季の中京1600mの新馬戦で3着に敗れた後、阪神1600mの未勝利戦で5人気で勝ってきた非社台系の馬。

 

なお、2021年東京スポーツ杯2歳ステークスで1着になったイクイノックスは夏季の新潟1800mの新馬戦を2人気で勝ってきた馬、2着になったアサヒは3戦目となった秋季の東京1800mの未勝利戦を勝ってきた馬だった。

 

2021年東京スポーツ杯2歳ステークスの1着馬イクイノックスは夏季の新馬戦1着が最終賞金加算、2021年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの1着馬ジャスティンロックは秋季の未勝利戦1着が最終賞金加算。

 

阪神2000mで行われた2022年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは15頭立てで行われた。

 

2022年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで覇者となったのは、5人気のグリューネグリーン。

 

グリューネグリーンは、秋季の東京2000mの新馬戦を3着に敗れた後、東京1800mの未勝利戦を1人気で勝ってきた非社台系の馬。

 

2022年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで2着になったトップナイフは、3戦目の札幌2000mの新馬戦で初勝利を挙げ、野路菊ステークスで4着、阪神1800mのリステッド競走の萩ステークスで2勝目をマークしていた非社台系の馬。

 

なお、2022年東京スポーツ杯2歳ステークスで1着になったガストリックは、秋季の東京1800mの新馬戦を4人気で勝っていた馬、2着になったダノンザタイガーは、2戦目の新潟2000mの未勝利戦を勝ってきた馬だった。

 

2022年東京スポーツ杯2歳ステークスの1着馬ガストリックは秋季の新馬戦1着が最終賞金加算、2022年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの1着馬グリューネグリーンは秋季の未勝利戦1着が最終賞金加算。

 

京都2000mで行われた2023年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは14頭立てで行われた。

 

2023年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで優勝したのは、1人気のマル外シンエンペラー。

 

シンエンペラーは、秋季の東京1800mの新馬戦を2人気で勝ってきた非社台系の馬。

 

2023年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで2着になったプレリュードシチーは、秋季の京都2000mの新馬戦を2着に敗れた後、東京2000mの未勝利戦を1人気で勝ってきた非社台系の馬。

 

なお、2023年東京スポーツ杯2歳ステークスの1着馬シュトラウスは、夏季の東京1600mの新馬戦を勝った後、秋季のサウジアラビアロイヤルカップに出走して3着に敗れていた馬、2着になったシュバルツクーゲルは秋季の中山2000mの新馬戦を勝ってきた馬だった。

 

2023年東京スポーツ杯2歳ステークスの1着馬シュトラウスは、夏季の新馬戦1着が最終賞金加算、2023年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの1着馬シンエンペラーは秋季の新馬戦1着が最終賞金加算。

 

京都2000mで行われた2024年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは8頭立てで行われた。

 

2024年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで勝利したのは、1人気のエリキング。

 

エリキングは、夏季の京都1800mの新馬戦と秋季の中京2000mの野路菊ステークスを共に1人気で勝っていたノーザンファーム生産馬。

 

2024年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで2着になったジョバンニは、夏季の小倉1800mの新馬戦を勝った後、エリキングが勝利した野路菊ステークスで2着になっていた非社台系の馬。

 

なお、2024年東京スポーツ杯2歳ステークスで1着になったクロワデュノールは夏季の東京1800m戦の新馬戦を勝っていた馬、2着になったサトノシャイニングは秋季の中京2000mの新馬戦を勝っていた馬だった。

 

2024年東京スポーツ杯2歳ステークスの1着馬クロワデュノールは夏季の新馬戦1着が最終賞金加算、2024年ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスの1着馬エリキングは秋季のオープン1着が最終賞金加算。

 

ちなみに、2025年東京スポーツ杯2歳ステークスで1着になったパントルナイーフは秋季の中山1800mの未勝利戦1着が最終賞金加算、2着馬のゾロアストロは、夏季の新潟1800mの未勝利戦1着が最終賞金加算だった。

結論

今年の東京スポーツ杯2歳ステークス1着馬が、秋季の未勝利戦1着が最終賞金加算であったことから、今年のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスでは、夏季に最終賞金加算された馬あるいは秋季の新馬戦やオープンが最終賞金加算であった馬が気になる。

 

夏季に最終賞金加算があった馬は、カラペルソナ、アスクエジンバラ、ロックターミガン、サトノアイボリーといったところ。

 

この中では、唯一回避したブラックハヤテが秋季のレースに出走していないこと、福島の未勝利戦が減量騎手であったことから、カラペルソナを残したい。

 

一方、秋季の新馬戦やオープンが最終賞金加算であった馬は、バルセシート、ジャスティンビスタ、フリーガー、ゴーイントゥスカイ、ウイナーズナインといったところになる。

 

この中では、バルセシートとゴーイントゥスカイを残したい。

 

そこで、カラペルソナ、バルセシート、ゴーイントゥスカイのボックスで遊んでみる。