新潟記念2024(第60回)の考察

新潟記念2024の出馬表

新潟記念2024の登録馬は13頭。

 

13頭の登録馬のうち、ラーグルフが回避し、12頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ゴールドプリンセス 牝4 53.0kg 菊沢 一樹 寺島 良 居城 寿与
2枠 2番 ライトバック 牝3 52.0kg 坂井 瑠星 茶木 太樹 増田 和啓
3枠 3番 ジューンアヲニヨシ 牡4 55.0kg 池添 謙一 松下 武士 吉川 潤
4枠 4番 シンリョクカ 牝4 54.0kg 木幡 初也 竹内 正洋 由井 健太郎
5枠 5番 ファユエン 牝6 53.0kg 北村 宏司 勢司 和浩 谷岡 毅
5枠 6番 アスクワイルドモア 牡5 56.0kg 小沢 大仁 藤原 英昭 廣崎利洋HD(株)
6枠 7番 セレシオン 牡5 56.0kg 荻野 極 友道 康夫 (有)キャロットファーム
6枠 8番 アリスヴェリテ 牝4 53.0kg 柴田 裕一郎 中竹 和也 加藤 誠
7枠 9番 キングズパレス 牡5 57.0kg 松岡 正海 戸田 博文 (有)社台レースホース
7枠 10番 バラジ せん5 56.0kg 菅原 明良 鹿戸 雄一 岡田 牧雄
8枠 11番 エーデルブルーメ 牝5 54.0kg 川田 将雅 福永 祐一 (有)シルクレーシング
8枠 12番 レッドラディエンス 牡5 58.5kg 戸崎 圭太 友道 康夫 (株)東京ホースレーシング

3歳馬のライトバックは2枠2番に配置された。

七夕賞1着馬出走からの考察

新潟記念2024に出走するレッドラディエンスは、七夕賞の1着馬。

 

レッドラディエンスは、七夕賞で1着になったにもかかわらず、函館記念や札幌記念といった他のサマー2000シリーズに出走せず、新潟記念まで出走を控えていた馬である。

 

サマー2000シリーズが始まった2006年以降で、七夕賞1着馬が次走で新潟記念に出走してきたケースは、2016年のアルバートドックと2022年のエヒトの2回。

 

まずは、この2ケースから考えていきたい。

 

2016年新潟記念(18頭立て)

1着 アデイインザライフ 牡5 55㎏ 8枠17番(逆2番)横山典弘騎手 2人気

前走 1600万下条件戦・常総ステークス(中山2000m)1人気1着 57㎏斤量

前々走 1000万下条件戦・平場(東京2000m)1人気1着

2着 アルバートドック 牡4 58㎏ 7枠14番(逆5番)戸崎圭太騎手 1人気

前走 七夕賞(福島2000m・特指・ハンデ)3人気1着 57㎏斤量

前々走 エプソムカップ(東京1800m・特指・別定)5人気7着(ゾロ目決着・3着対角)

3着 ロンギングダンサー 牡7 53㎏ 6枠12番(逆7番)吉田豊騎手 9人気

前走 新潟大賞典(新潟2000m・カク指定・ハンデ)13人気6着(1着同枠)

前々走 中日新聞杯(中京2000m・カク指定・ハンデ)17人気15着

 

2016年新潟記念を制したのは、5歳馬のアデイインザライフ。

 

アデイインザライフは、春季の条件戦を連勝していた馬で、同年の夏季レースには出走していなかった2人気の馬。

 

アデイインザライフの同枠のムスカテールは、2015年4月に行われたメトロポリタンステークスを勝ってから連対すらなかった8歳馬、同じく同枠のクランモンタナは同年の小倉記念を勝っていた7歳馬だった。

 

2着に入ったアルバートドックは、七夕賞で1着になっていたトップハンデの4歳馬。

 

アルバートドックの同枠馬は、サトノギャラントとマル外のエーシンマックス。

 

サトノギャラントは、2015年5月に行われた谷川岳ステークスで1着になってから連対すらなかった7歳馬で、エーシンマックスは、新潟2000mの1600万下条件戦の佐渡ステークスを前走で勝っていた最軽量ハンデの6歳馬。

 

3着になったロンギングダンサーは、新潟2000mのハンデ重賞である新潟大賞典で、1着馬の同枠に配置されていた7歳馬。

 

2022年新潟記念(18頭立て)

1着 カラテ 牡6 57.5㎏  3枠6番(逆13番)菅原明良騎手 10人気

前走 安田記念(東京1600m)14人気16着(1着対角)

前々走 読売マイラーズカップ(阪神1600m・指定・別定)2人気7着

2着 ユーキャンスマイル 牡7 57㎏ 8枠17番(逆2番)石橋脩騎手 9人気

前走 天皇賞(春)(阪神3200m)13人気13着

前々走 阪神大賞典(阪神3000m・指定・別定)6人気5着

3着 フェーングロッテン 牡3 53㎏ 8枠18番(逆1番)松若風馬騎手 3人気

前走 ラジオNIKKEI賞(福島1800m・特指・ハンデ)3人気1着

前々走 白百合ステークス(リステッド・中京2000m・特指・別定)5人気1着

 

2022年新潟記念で優勝したカラテは、同年の安田記念で1着馬の対角に配置されていたトップハンデの6歳馬。

 

カラテの同枠馬のヒートオンビートは、同年の七夕賞2着歴を持つ1人気の5歳馬。

 

2着に入ったユーキャンスマイルは、2019年の新潟記念1着歴を持つ7歳馬。

 

ユーキャンスマイルの同枠馬で3着に入ったフェーングロッテンは、3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞を勝ってきた馬。

 

ユーキャンスマイルとフェーングロッテンの同枠馬のカイザーバローズは、前々走のハンデ重賞の新潟大賞典で2着になっていた4歳馬。

 

七夕賞を勝利したエヒトは14着に惨敗したが、3着に入ったフェーングロッテンの平行配置にはなっていた。

結論

現在、新潟記念2024の1人気は、3歳馬のライトバックと七夕賞2着馬のキングズパレスが争っている。

 

七夕賞2着馬のキングズパレスが、七夕賞1着馬のレッドラディエンスより上位人気であると考えれば、2016年よりも2022年の方が、今年に近いだろう。

 

また、2022年と2023年と2年連続、サマー2000シリーズはシリーズチャンピオンが誕生していないことからも、今年はサマー2000シリーズでチャンピオンを誕生させると思う。

 

そこで、軸にはキングズパレスを狙ってみたい。

 

相手は、エーデルブルーメ、セレシオン、ファユエン、レッドラディエンス、ライトバックあたり。