マーメイドステークス2024(第29回)の考察

マーメイドステークス2024の出馬表

マーメイドステークス2024の登録馬は24頭。

 

24頭の登録馬のうち、タケトンボが回避、エリオトローピオ、ジュリアバローズ、ヒヅルジョウの3頭が除外、アグラシアド、アレグロモデラート、キミノナハマリア、ピピオラの4頭が抽選で外れ、16頭立てのフルゲートで行われることになった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ベリーヴィーナス 牝5 53.0kg 藤懸 貴志 鈴木 孝志 ライオンレースホース(株)
1枠 2番 ジューンオレンジ 牝4 54.0kg 富田 暁 長谷川 浩大 吉川 潤
2枠 3番 ピンハイ 牝5 54.0kg 北村 友一 田中 克典 北畑 忍
2枠 4番 ミッキーゴージャス 牝4 56.5kg 浜中 俊 安田 翔伍 野田 みづき
3枠 5番 ラヴェル 牝4 54.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 (有)キャロットファーム
3枠 6番 ホールネス 牝4 52.0kg 西塚 洸二 藤原 英昭 ゴドルフィン
4枠 7番 マリネロ 牝5 50.0kg 松若 風馬 嘉藤 貴行 (有)ビッグレッドファーム
4枠 8番 セントカメリア 牝5 53.0kg 西村 淳也 高野 友和 (有)シルクレーシング
5枠 9番 コスタボニータ 牝5 56.0kg 岩田 望来 杉山 佳明 谷掛 龍夫
5枠 10番 ゴールドエクリプス 牝5 53.0kg 幸 英明 大久保 龍志 居城 寿与
6枠 11番 インザオベーション 牝5 51.0kg 荻野 極 武 幸四郎 フィールドレーシング
6枠 12番 タガノパッション 牝6 53.0kg M.デムーロ 武 幸四郎 八木 良司
7枠 13番 アリスヴェリテ 牝4 50.0kg 永島 まなみ 中竹 和也 加藤 誠
7枠 14番 エリカヴィータ 牝5 54.0kg 小沢 大仁 国枝 栄 三木 正浩
8枠 15番 エーデルブルーメ 牝5 54.0kg 川田 将雅 福永 祐一 (有)シルクレーシング
8枠 16番 ファユエン 牝6 53.0kg 菊沢 一樹 勢司 和浩 谷岡 毅

武幸四郎厩舎のインザオベーションとタガノパッションが同枠配置になっている。

トップハンデからの考察

今年のマーメイドステークスのトップハンデは、ミッキーゴージャスの56.5㎏。

 

ハンデ戦となった2006年以降で、トップハンデが56.5㎏だったのは、2009年しかない。

 

まずは、トップハンデが56.5㎏だった2009年マーメイドステークスから考察してみる。

 

2009年マーメイドステークス(阪神2000m・16頭立て)

1着 コスモプラチナ 牝6 53㎏ 1枠1番(逆16番)和田竜二騎手 9人気

前走 愛知杯(中京2000m・特指・ハンデ)8人気16着 53㎏

前々走 エリザベス女王杯(京都2200m)15人気17着(2着同枠)

2着 ニシノブルームーン 牝5 52㎏ 5枠10番(逆7番)北村宏司騎手 4人気

前走 1600万下条件戦・府中ステークス(東京2000m)6人気1着 52㎏

前々走 1000万下条件戦・鎌ケ谷特別(中山1800m)1人気1着

3着 リトルアマポーラ 牝4 56.5㎏ 8枠16番(逆1番)福永祐一騎手 2人気

前走 ヴィクトリアマイル(東京1600m)3人気6着(1着対角)

前々走 読売マイラーズカップ(阪神1600m・指定・別定)4人気7着

 

2009年マーメイドステークスを制したのは、53㎏斤量の6歳馬のコスモプラチナ。

 

コスモプラチナは、前々走のエリザベス女王杯で2着馬の同枠に配置されていた馬で、2009年マーメイドステークスでは逃げ馬だった。

 

2着になったニシノブルームーンは、500万下条件戦、1000万下条件戦、1600万下条件戦を3連勝していた4人気の5歳馬。

 

3着に入ったリトルアマポーラは、前年のエリザベス女王杯優勝馬で、ヴィクトリアマイル1着馬の対角に配置されていた馬。(2009年マーメイドステークス1着馬の対角馬)

 

トップハンデが56.5㎏だった2009年マーメイドステークスの結果から考えると、秋華賞で1着の対角に配置されていたラヴェル、トップハンデを課され、大阪杯で2着馬の同枠に配置されていたミッキーゴージャス、条件戦を勝ってきた馬は気になる。

結論

土曜日に行われた京都メインの米子ステークスは、イスラボニータ産駒の5歳牡馬のトゥードジボンが1着、2着はリオンディーズ産駒のディオが入っている。

 

米子ステークスは、マーメイドステークスと同様に、例年、阪神競馬場で行われているレースで、今年限りの京都開催となっていた。

 

トゥードジボンは、京都競馬場の条件戦である宝ケ池特別と清水ステークスを連勝し、1月6日開催のスポーツニッポン賞京都金杯で3着になっていた京都巧者の馬。

 

そして、トゥードジボンのポイントとして挙げたいのが、2013メモリアル ロードカナロアカップで2着に入っているところ。

 

1回限りのレースである京都開催の米子ステークスを制する戦歴として、ふさわしいと感じられた。

 

2着に入ったディオは、京都開催の3勝クラスの斑鳩ステークスを勝ってオープン入りした馬で、前走のダービー卿チャレンジトロフィーで57.5㎏を背負い11着に敗れていた馬。

 

ディオは、マル外のモズゴールドバレルの同枠馬で、58㎏斤量を課せられていた馬だった。

 

土曜日に行われた米子ステークスの結果から考えると、JRAウルトラプレミアム ダイワスカーレットカップという1回限りのレースを勝っているエーデルブルーメは気になる。

 

そこで、エーデルブルーメを軸に!

 

相手は、京都開催の3勝クラスの大原ステークス1着が最終賞金加算のゴールドエクリプス、福島牝馬ステークスを勝ちながら、ヴィクトリアマイルに出走しなかったコスタボニータ、エーデルブルーメと同じシルクレーシングが馬主のセントカメリア、マル外のホールネス、ホールネスと同枠のラヴェルあたりで遊んでみたい。