クラシック三冠の最終戦となる菊花賞!
1着賞金は、皐月賞と同じ2億円となっている。
そして、1着賞金は、昨年と同じで、据え置かれている。
今年の菊花賞の特徴は、皐月賞馬のミュージアムマイル、東京優駿とホープフルステークス覇者のクロワデュノール、朝日杯フューチュリティステークス優勝馬のアドマイヤズーム、NHKマイルカップ1着馬のパンジャタワーが不在なことである。
G1馬不在の今年の菊花賞を制する馬は、どの馬なのだろう?
菊花賞2025の出馬表
菊花賞2025の登録馬は20頭。
20頭の登録馬のうち、エコロディノスとキングスコールが抽選で外れ、18頭立てとなっている。
| 枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
| 1枠 | 1番 | コーチェラバレー | 牡3 | 57.0kg | 西村 淳也 | 安田 翔伍 | (有)キャロットファーム |
| 1枠 | 2番 | アマキヒ | 牡3 | 57.0kg | 戸崎 圭太 | 国枝 栄 | 金子真人ホールディングス(株) |
| 3枠 | 3番 | ライトトラック | 牡3 | 57.0kg | 和田 竜二 | 友道 康夫 | 平田 修 |
| 2枠 | 4番 | ヤマニンブークリエ | 牡3 | 57.0kg | 横山 典弘 | 松永 幹夫 | 土井 肇 |
| 3枠 | 5番 | ジョバンニ | 牡3 | 57.0kg | 松山 弘平 | 杉山 晴紀 | KRジャパン |
| 3枠 | 6番 | ミラージュナイト | 牡3 | 57.0kg | 藤岡 佑介 | 辻野 泰之 | 大島 昌也 |
| 4枠 | 7番 | ショウヘイ | 牡3 | 57.0kg | 岩田 望来 | 友道 康夫 | 石川 達絵 |
| 4枠 | 8番 | レクスノヴァス | 牡3 | 57.0kg | 横山 和生 | 上村 洋行 | (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング |
| 5枠 | 9番 | エネルジコ | 牡3 | 57.0kg | C.ルメール | 高柳 瑞樹 | (有)シルクレーシング |
| 5枠 | 10番 | ジーティーアダマン | 牡3 | 57.0kg | 北村 友一 | 上村 洋行 | 田畑 利彦 |
| 6枠 | 11番 | マイユニバース | 牡3 | 57.0kg | 武 豊 | 武 幸四郎 | 寺田 寿男 |
| 6枠 | 12番 | ゲルチュタール | 牡3 | 57.0kg | 坂井 瑠星 | 杉山 晴紀 | (有)サンデーレーシング |
| 7枠 | 13番 | アロンディ | 牡3 | 57.0kg | 団野 大成 | 武 英智 | (有)キャロットファーム |
| 7枠 | 14番 | エキサイトバイオ | 牡3 | 57.0kg | 荻野 極 | 今野 貞一 | バイオ(株) |
| 7枠 | 15番 | エリキング | 牡3 | 57.0kg | 川田 将雅 | 中内田 充正 | 藤田 晋 |
| 8枠 | 16番 | ラーシャローム | 牡3 | 57.0kg | 岩田 康誠 | 奥村 武 | (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング |
| 8枠 | 17番 | レイヤードレッド | 牡3 | 57.0kg | 嶋田 純次 | 手塚 貴久 | (有)ミルファーム |
| 8枠 | 18番 | レッドバンデ | 牡3 | 57.0kg | 佐々木 大輔 | 大竹 正博 | (株)東京ホースレーシング |
抽選で外れたエコロディノスとキングスコールは、前走、秋季の3歳以上2勝クラスで敗れていた馬である。
皐月賞と東京優駿からの考察
クラシック三冠の最終戦となる菊花賞なので、まずは、今年の皐月賞と東京優駿を振り返ってみたい。
2025年皐月賞(18頭立て)
1着 ミュージアムマイル 牡3 57㎏ 6枠11番(逆8番)モレイラ騎手 3人気
2着 クロワデュノール 牡3 57㎏ 5枠10番(逆9番) 北村友一騎手 1人気
3着 マスカレードボール 牡3 57㎏ 3枠6番(逆13番)横山武史騎手 4人気
今年の皐月賞を制したのは、朝日杯フューチュリティステークスで2人気2着だったミュージアムマイル。
ミュージアムマイルは、前哨戦の報知杯弥生賞ディープインパクト記念で1人気4着だった馬。
2着になったのは、ホープフルステークスを勝利した後、皐月賞のステップレースに出走していなかったクロワデュノール。
3着になったのは、共同通信杯を勝った後、皐月賞のステップレースに出走していなかったマスカレードボール。
2025年東京優駿(18頭立て)
1着 クロワデュノール 牡3 57㎏ 7枠13番(逆6番) 北村友一騎手 1人気
2着 マスカレードボール 牡3 57㎏ 8枠17番(逆2番)坂井瑠星騎手 3人気
3着 ショウヘイ 牡3 57㎏ 1枠2番(逆17番)ルメール騎手 6人気
今年の東京優駿を勝利したのは、ホープフルステークス1着、皐月賞2着の実績を持つクロワデュノール。
2着は、皐月賞3着馬のマスカレードボール。
3着は、京都新聞杯を勝ってきたショウヘイ。
今年の皐月賞と東京優駿は、1人気と3人気の決着となっている。
また、皐月賞の2着同枠と東京優駿の1着同枠馬が、13人気だったのは、気になる。
2012年 菊花賞からの考察
今年の朝日杯セントライト記念は、皐月賞馬のミュージアムマイルが、2:10.8のタイムで優勝した。
ミュージアムマイルは菊花賞に向かわず、天皇賞(秋)に登録している。
セントライト記念時代を含めて、朝日杯セントライト記念で2:10.8のタイムで優勝したのは、ミュージアムマイルと2012年セントライト記念のフェノーメノの2頭。
フェノーメノもミュージアムマイルと同様に、菊花賞はパスして、天皇賞(秋)に出走している。
では、2012年菊花賞の結果を見てみる。
2012年菊花賞(18頭立て)
1着 ゴールドシップ 牡3 57㎏ 1枠1番(逆18番)内田博幸騎手 1人気
2着 スカイディグニティ 牡3 57㎏ 8枠16番(逆3番) メンディザバル騎手 5人気
3着 ユウキソルジャー 牡3 57㎏ 7枠15番(逆4番)秋山真一郎騎手 7人気
2012年東京優駿を制したディープブリランテが不在だった2012年菊花賞を勝利したのは、皐月賞馬のゴールドシップ。
ゴールドシップは、皐月賞を勝った後、東京優駿で5着、神戸新聞杯で1着になっていた1人気の馬。
ゴールドシップの同枠馬のフェデラルホールは、皐月賞終了後の福島2000mの未勝利戦で初勝利を挙げ、福島2000mの3歳以上500万下条件戦の南相馬特別、中山2500mの3歳以上1000万下条件戦の九十九里特別で連勝してきた馬。
2着に入ったスカイディグニティは、東京優駿後に行われた島2600mの3歳以上500万下条件戦を勝った後、新潟2200mの3歳以上1000万下条件戦の阿賀野川特別で6着、セントライト記念で2着になっていた馬。
スカイディグニティの同枠馬は、タガノビッグバンとトリップの2頭。
タガノビッグバンは、7月に行われた3歳未勝利戦(中京2000m)で初勝利を挙げ、続く小倉2600mの3歳以上500万下条件戦と秋季の3歳以上1000万下条件戦の兵庫特別(阪神2400m)で連勝していた馬。
トリップは、東京優駿で2着同枠の7着に敗れた後、大井のジャパンダートダービーで2着になっていた馬。
3着になったユウキソルジャーは、3歳以上1000万下条件戦の北海ハンデキャップ(函館2600m)で1着になった後、神戸新聞杯に出走し4着に終わり、菊花賞の優先出走権を獲得できなかった馬。
2012年菊花賞から考えると、九十九里特別を勝ってきたマイユニバース、東京優駿終了後に初勝利を挙げた馬あたりは気になる。
結論
今年の菊花賞出走馬で、東京優駿が終了した後に初勝利を挙げた馬は、レクスノヴァス、アロンディ、ラーシャローム、レイヤードレッドの4頭。
ラーシャロームとレイヤードレッドは8枠の馬である。
そこで、ラーシャロームとレイヤードレッドの同枠のレッドバンデを軸にする。
相手は、マイユニバース、ジョバンニ、ミラージュナイト、アロンディ、アマキヒあたり。
後は、行った行ったで、マイユニバースとジーティーアダマンの組み合わせも。




