ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、サマーマイルシリーズ最終戦の京成杯オータムハンデキャップ2021について考えてみたいと思います。
サマーマイルシリーズは、リステッド競走の米子ステークス、トヨタ賞中京記念、関屋記念、そして、京成杯オータムハンデキャップの4レースから成るシリーズなんですが、今年のサマーマイルシリーズは、米子ステークスと関屋記念を勝ったロータスランドが、20ポイントを稼いでしまっているので、シリーズチャンピオンはほぼ確定という状況。
唯一、逆転の可能性があったアンドラステも、京成杯オータムハンデキャップ2021に登録すらしていないので、サマーマイルシリーズという観点で考えれば、今年の京成杯オータムハンデキャップは消化試合のようなもんです。
では、どのように考えればいいのでしょうね。
京成杯オータムハンデキャップ2021の出走予定
京成杯オータムハンデキャップ2021の出走予定は20頭。
2020年朝日杯フューチュリティステークス1着馬のグレナディアガーズ、2018年マイルチャンピオンシップ優勝のステルヴィオも登録しています。
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 | 調教師 | |
1 | アカノニジュウイチ | 牝4 | 53.0kg | 横山 典弘 | 尾関 知人 |
2 | カテドラル | 牡5 | 56.0kg | 戸崎 圭太 | 池添 学 |
3 | カラテ | 牡5 | 57.0kg | 菅原 明良 | 高橋 祥泰 |
4 | カレンシュトラウス | 牡4 | 55.0kg | 池添 謙一 | 平田 修 |
5 | グランデマーレ | 牡4 | 55.0kg | 藤岡 康太 | 藤岡 健一 |
6 | クリノプレミアム | 牝4 | 52.0kg | 伊藤 伸一 | |
7 | グレナディアガーズ | 牡3 | 56.0kg | 川田 将雅 | 中内田 充正 |
8 | コントラチェック | 牝5 | 55.5kg | 丸山 元気 | 藤沢 和雄 |
9 | シャインガーネット | 牝4 | 54.0kg | 栗田 徹 | |
10 | ステルヴィオ | 牡6 | 58.0kg | 横山 武史 | 岩戸 孝樹 |
11 | スマイルカナ | 牝4 | 55.0kg | 柴田 大知 | 高橋 祥泰 |
12 | スマートリアン | 牝4 | 53.0kg | 三浦 皇成 | 石橋 守 |
13 | トライン | 牡6 | 55.0kg | 内田 博幸 | 浜田 多実雄 |
14 | バスラットレオン | 牡3 | 54.0kg | 藤岡 佑介 | 矢作 芳人 |
15 | ベステンダンク | 牡9 | 56.0kg | 安達 昭夫 | |
16 | マイスタイル | 牡7 | 57.0kg | 横山 和生 | 昆 貢 |
17 | マルターズディオサ | 牝4 | 55.0kg | 田辺 裕信 | 手塚 貴久 |
18 | レイエンダ | せん6 | 57.0kg | 津村 明秀 | 藤沢 和雄 |
19 | レッドヴェイロン | 牡6 | 55.0kg | 三浦 皇成 | 鹿戸 雄一 |
20 | ワイドファラオ | 牡5 | 57.5kg | 柴田 善臣 | 辻野 泰之 |
参考 netkeiba
2013年新潟記念からのサイン
2012年に始まったサマーマイルシリーズですが、今年のように、関屋記念終了時点でシリーズチャンピオンがほぼ決定している年なんてありません。
ただし、他のサマーシリーズならありそうです。
例えば、2013年の新潟記念なんて、そんな感じのレースでした。
2013年のサマー2000シリーズは、函館記念と札幌記念を制したトウケイヘイローが22ポイントを取り、シリーズチャンピオンの座をほぼ手にしていました。
残す新潟記念で、トウケイヘイローを逆転できる可能性があったのは、七夕賞を勝利し、小倉記念で4ポイントを稼いでいたマイネルラクリマだけでした。
ところが、唯一逆転の可能性があったマイネルラクリマは、新潟記念に出走してこなかったため、シリーズ終了を待たずに、トウケイヘイローのシリーズチャンピオンが決定しています。
では、2013年新潟記念の結果を見てみます。
2013年新潟記念(14頭立て)
1着 コスモネモシン 牝6 52㎏ 3枠4番(逆11番)松岡正海騎手 10人気
前走 北海道新聞杯クイーンステークス(函館1800m・特指・別定)7人気7着
前々走 函館記念(函館2000m・特指・ハンデ)9人気16着
1着同枠 ダコール 牡5 56㎏ 内田博幸騎手 3人気
前走 小倉記念(小倉2000m・特指・ハンデ)4人気4着
前々走 七夕賞(福島2000m・特指・ハンデ)2人気5着
2着 エクスペディション 牡6 57㎏ 6枠9番(逆6番)浜中俊騎手 8人気
前走 小倉記念(小倉2000m・特指・ハンデ)2人気6着
前々走 七夕賞(福島2000m・特指・ハンデ)3人気7着
2着同枠 ニューダイナスティ 牡4 55㎏ 戸崎圭太騎手 1人気
前走 1600万下条件戦・関ケ原ステークス(中京2000m)3人気1着
前々走 1600万下条件戦・烏丸ステークス(京都2400m)3人気1着
2013年新潟記念は、サマー2000シリーズの函館記念で1ポイントを獲得していた10人気のコスモネモシンが1着。
ここで、気になるのが、サマー2000シリーズで唯一逆転の可能性があったマイネルラクリマとコスモネモシンの関係。
マイネルラクリマはラフィアン、コスモネモシンはビッグレッドファームの馬なので、グループとしては一緒ですよね。
コスモネモシンの同枠のダコールは、サマー2000シリーズの小倉記念と七夕賞に出走し、5ポイント獲得していた馬。
また、2着となったエクスペディションも、小倉記念と七夕賞に出走し、2ポイント獲得していた馬でした。
エクスペディションの同枠のニューダイナスティは1人気に支持された条件戦連勝馬でした。
2013年新潟記念の結果から考えると、サマーマイルシリーズで唯一逆転の可能性があったアンドラステ(馬主は社台レースホース)と馬主が近い馬、サマーマイルシリーズに参加していた馬、1人気の馬あるいは1人気の同枠馬あたりは気になります。
最後に
ダートを中心に使われていたワイドファラオが、京成杯オータムハンデキャップ2021に登録していますが、ワイドファラオ自身は中山1600mのニュージーランドトロフィーでも1着歴がああった馬。
案外、ワイドファラオも侮れないですよ。