阪急杯2024(第68回)の考察

阪急杯2024の出馬表

19頭が登録した阪急杯2024だったが、グレイイングリーンが抽選で外れ、18頭立てのフルゲートで行われるようになった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ウインマーベル 牡5 58.0kg 松山 弘平 深山 雅史 (株)ウイン
1枠 2番 サンライズロナウド 牡5 57.0kg 古川 吉洋 安田 隆行 (株)ライフハウス
2枠 3番 サトノアイ 牝6 55.0kg 田口 貫太 須貝 尚介 里見 治
2枠 4番 ルプリュフォール せん8 57.0kg 岩田 康誠 松永 幹夫 名古屋友豊(株)
3枠 5番 メイショウチタン 牡7 57.0kg 藤岡 康太 本田 優 松本 好雄
3枠 6番 タマモブラックタイ 牡4 57.0kg 角田 大和 角田 晃一 タマモ(株)
4枠 7番 スマートクラージュ 牡7 57.0kg 池添 謙一 池江 泰寿 大川 徹
4枠 8番 カルロヴェローチェ 牡4 57.0kg 酒井 学 須貝 尚介 大野 照旺
5枠 9番 サトノレーヴ 牡5 57.0kg 小崎 綾也 堀 宣行 里見 治
5枠 10番 デュガ 牡5 57.0kg 松若 風馬 森 秀行 藤田 晋
6枠 11番 ボルザコフスキー 牡5 57.0kg B.ムルザバエフ 清水 久詞 犬塚 悠治郎
6枠 12番 ホープフルサイン 牡8 57.0kg 原 優介 本間 忍 (株)アドバンス・サッポロ
7枠 13番 ワールドウインズ せん7 57.0kg 角田 大河 笹田 和秀 川勝 裕之
7枠 14番 エンペザー 牡5 57.0kg 高倉 稜 田中 克典 (株)リーヴァ
7枠 15番 ダノンティンパニー 牡6 57.0kg A.ルメートル 中内田 充正 (株)ダノックス
8枠 16番 アサカラキング 牡4 57.0kg 斎藤 新 斎藤 誠 山口 雄司
8枠 17番 カリボール 牡8 57.0kg 和田 竜二 西村 真幸 大和屋 暁
8枠 18番 メイショウホシアイ 牝6 55.0kg 泉谷 楓真 高橋 亮 松本 好雄

角田兄弟が騎乗するタマモブラックタイとワールドウインズが対角配置となっている。

2012年阪急杯からの考察

2023年の阪神カップ優勝馬のウインマーベルが、阪急杯2024に出走してきた。

 

阪神カップ1着馬が翌年の阪急杯に出走してきたのは、2008年のスズカフェニックス、2012年と2013年のサンカルロ、2017年のシュウジ、2019年のダイアナヘイロー、2021年のダノンファンタジー、そして、今年のウインマーベル。

 

ココで考えたいのが、ウインマーベルの個性である。

 

ウインマーベルは、G1馬ではないが、G1連対馬ではある。(2022年スプリンターズステークス2着馬)

 

G1馬ではないG1連対馬という観点で考えると、ウインマーベルに似ている馬はサンカルロではないだろうか。

 

サンカルロは、2011年と2012年の高松宮記念で2着になっている馬であるが、ウインマーベルが、現在、阪急杯で1人気になっていることから考えると、サンカルロが1人気に支持された2012年阪急杯が参考になりそうだ。

 

2012年阪急杯(16頭立て)

1着 マジンプロスパー マル地 牡5 56㎏ 6枠11番(逆6番)浜中俊騎手 4人気

前走 シルクロードステークス(京都1200m・カク指定・ハンデ)6人気8着 55㎏斤量

前々走 1600万下条件戦・醍醐ステークス(京都1200m)2人気1着

1着同枠 ヘッドライナー せん8 56㎏ 幸英明騎手 9人気

前走 シルクロードステークス(京都1200m・カク指定・ハンデ)11人気12着 58㎏斤量

前々走 スプリンターズステークス(中山1200m)11人気14着(1着同枠)

2着 スプリングサンダー 牝5 54㎏ 1枠2番(逆15番)四位洋文騎手 3人気

前走 京都牝馬ステークス(京都1600m・別定)9人気13着

前々走 1600万下条件戦・六甲アイランドステークス(阪神1400m)1人気1着

2着同枠 キョウワマグナム 牡5 56㎏ 小牧太騎手 6人気

前走 シルクロードステークス(京都1200m・カク指定・ハンデ)7人気6着(2着平行)

前々走 京阪杯(京都1200m・特指・別定)4人気7着

3着 サンカルロ 牡6  57㎏ 8枠16番(逆1番)吉田豊騎手 1人気

前走 阪神カップ(阪神1400m・特指・定量)4人気1着

前々走 毎日放送賞スワンステークス(京都1400m・指定・別定)5人気4着

 

2012年阪急杯を勝ったマジンプロスパーは、京都1200mの1600万下条件戦を勝った後、京都1200mのハンデ戦のシルクロードステークスに出走し、8着に敗れていたマル地の5歳馬。

 

マジンプロスパーの同枠のヘッドライナーは、前年のスプリンターズステークスで1着馬の同枠に配置されていた騙馬の8歳馬。

 

2着になったスプリングサンダーは、阪神1400mの1600万下条件戦を勝利した後、京都1600mの京都牝馬ステークスに出走し、13着に惨敗していた牝馬。

 

スプリングサンダーの同枠のキョウワマグナムは、シルクロードステークスで2着になった馬の平行配置にいた馬。

 

3着になったサンカルロは、阪神カップを勝っていた1人気の馬。

 

2012年阪急杯は、最終賞金加算が条件戦だった馬が連対している。

 

また、阪神カップを勝っていた1人気のサンカルロが、3着に終わっているのも興味深い。

結論

阪神1400mの条件戦を連勝し、中山1600mのニューイヤーステークスで5着になっていたダノンティンパニーを軸にしてみる。

 

相手はボルザコフスキー、サトノレーヴ、サンライズロナウド、アサカラキング、ウインマーベルあたり。