チャレンジカップ2023の考察

チャレンジカップ2023の出馬表

チャレンジカップ2023の登録馬は13頭。

そして、登録された13頭は、一頭の回避馬が出ることなく、出馬表に名を刻んでいる。

6枠は外国人騎手が騎乗する馬同士の枠となっている。

また、金子真人ホールディングスが馬主となっているボッケリーニとフリームファクシが、対角配置となっている。

チャレンジカップ2023に出走するリカンカブールは、阪神2000ｍの3勝クラスの西宮ステークスを勝ってきた4歳馬。

西宮ステークスは、阪神を舞台とするレースであるが、距離は1800ｍ、2000ｍ、2400ｍと年により距離が変わる。

今年、リカンカブールが勝った西宮ステークスは阪神2000ｍで行われたが、阪神2000ｍで行われた西宮ステークスは2018年、2019年、そして今年の3回しかない。

ただし、2019年の西宮ステークスで優勝したジェシーは、2019年のチャレンジカップに出走しておらず、2018年西宮ステークスを勝利したエアウィンザーのみが、2018年チャレンジカップに出走していることから、2018年チャレンジカップを参考に考えたいと思う。

では、2018年西宮ステークスを勝利したエアウィンザーが出走した2018年チャレンジカップの結果を見てみる。

2018年チャレンジカップ（12頭立て）

1着　エアウィンザー　牡4　56㎏　7枠9番（逆4番）M.デムーロ騎手　2人気

前走　カシオペアステークス（京都1800ｍ・特指・別定）1人気1着

前々走　1600万下条件戦・西宮ステークス（阪神2000ｍ）1人気1着

2着　マウントゴールド　マル地　牡5　56㎏　2枠2番（逆11番）武豊騎手　4人気

前走　オクトーバーステークス（東京2000ｍ・特指・別定）3人気1着

前々走　小倉記念（小倉2000ｍ・特指・ハンデ）5人気3着

3着兼1着同枠　ステイフーリッシュ　牡3　56㎏　7枠10番（逆3番）藤岡佑介騎手　5人気

前走　菊花賞（京都3000ｍ）11人気11着

前々走　神戸新聞杯（阪神2400ｍ・指定・馬齢）4人気5着

2018年チャレンジカップを制したエアウィンザーは、2017年2月に行なわれた共同通信杯で6着に敗退した後、条件戦を勝ちあがり、西宮ステークスを勝ってオープン入りしていた馬で、前走のカシオペアステークスでは1人気に応え、優勝していた社台ファーム生産の4歳馬である。

2着になったマウントゴールドは、京都2000ｍの1600万下条件戦の下鴨ステークスを勝った後、小倉記念3着、オクトーバーステークス1着だった社台ファーム生産の5歳馬。

3着馬で1着馬のエアウィンザーの同枠馬だったステイフーリッシュは、同年の京都新聞杯を勝っていた社台ファーム生産の3歳馬。（増量馬）

2018年チャレンジカップは、社台ファーム生産馬が馬券内を独占という形で決着していたが、1着の同枠馬は3歳馬だったというのは気になる。

チャレンジカップは、来年、京都で行われることが決まっている。

ということは、今年の阪神開催チャレンジカップは幕引戦ということになる。

幕引戦の決着の方法として、前年の優勝馬を起用するという方法もあるのだが、前年と前々年のチャレンジカップの覇者であるソーヴァリアントは出馬表にはいない。

ならば、違う方法を探し出すしかない。

今のところ、最も気になるのは、ケフェウスステークス1着馬のエピファニーである。

エピファニーが勝ったケフェウスステークスは、今年、阪神2000ｍで行われたが、新設された2020年以降、中京2000ｍで行われており、おそらく、来年は京都開催に変更となる。

つまり、エピファニーが勝ったケフェウスステークスは、1回限りのレースということになるのだ。

そこで、エピファニーを軸にしてみる。

相手は、ボッケリーニ、ベラジオオペラ、フリームファクシ、ガイアフォース、フェーングロッテンあたりに軽く。