テレビ東京杯青葉賞2025(第32回)の考察

皐月賞が終わったと思ったら、次の土曜日には、東京優駿の指定レースのテレビ東京杯青葉賞が用意されている。

 

「テレビ東京杯青葉賞って、こんなに早く始まったっけ?」と思い、今年の競馬番組を見たら、昨年から1週早まっていた。

 

主催者も、色々と考えて、番組表を作っているんだな…

 

というわけで、昨年から1週早まった今年のテレビ東京杯青葉賞を考えてみる。

テレビ東京杯青葉賞2025の出馬表

テレビ東京杯青葉賞2025には13頭が登録し、13頭全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 マテンロウバローズ 牡3 57.0kg 横山 典弘 昆 貢 寺田 千代乃
2枠 2番 ロードガレリア 牡3 57.0kg 高杉 吏麒 藤岡 健一 (株)ロードホースクラブ
3枠 3番 フィーリウス 牡3 57.0kg 木幡 巧也 手塚 貴久 落合 幸弘
4枠 4番 ゲルチュタール 牡3 57.0kg A.シュタルケ 杉山 晴紀 (有)サンデーレーシング
4枠 5番 ホウオウアートマン 牡3 57.0kg 戸崎 圭太 矢作 芳人 小笹 芳央
5枠 6番 ヤマニンブークリエ 牡3 57.0kg 津村 明秀 松永 幹夫 土井 肇
5枠 7番 アマキヒ 牡3 57.0kg 横山 武史 国枝 栄 金子真人ホールディングス(株)
6枠 8番 ガルダイア 牡3 57.0kg 池添 謙一 国枝 栄 (有)サンデーレーシング
6枠 9番 ファイアンクランツ 牡3 57.0kg J.モレイラ 堀 宣行 (有)サンデーレーシング
7枠 10番 エネルジコ 牡3 57.0kg C.ルメール 高柳 瑞樹 (有)シルクレーシング
7枠 11番 レッドバンデ 牡3 57.0kg 佐々木 大輔 大竹 正博 (株)東京ホースレーシング
8枠 12番 スワローシチー 牡3 57.0kg 田辺 裕信 相沢 郁 (株)友駿ホースクラブ
8枠 13番 パッションリッチ 牡3 57.0kg 菅原 明良 久保田 貴士 宇田 豊

 

サンデーレーシングが馬主のガルダイアとファイアンクランツが同枠になったことで、テレビ東京杯青葉賞2025は染め分け帽戦となった。

オーシャンステークスからの考察

今年、テレビ東京杯青葉賞は、2回東京3日から2回東京1日に開催移動があった。

 

テレビ東京杯青葉賞と同じように、今年、1週早まったのが、オーシャンステークスである。

 

オーシャンステークスは、高松宮記念の指定レースであり、G2とG3、世代限定戦と古馬戦の違いはあるが、参考になりそうだ。

 

まずは、2024年夕刊フジ賞オーシャンステークスと2025年オーシャンステークスを合わせてみてみる。

 

2024年夕刊フジ賞オーシャンステークス(16頭立て)

1着 トウシンマカオ 牡5 57㎏ 8枠15番(逆2番)横山武史騎手 1人気

2着 ビッグシーザー 牡4 57㎏ 5枠10番(逆7番)坂井瑠星騎手 2人気

 

2025年オーシャンステークス(15頭立て)

1着 ママコチャ 牝6 56㎏ 6枠11番(逆5番)川田将雅騎手 1人気

1着同枠 ウインモナーク 牡6 57㎏ 松岡正海騎手 4人気

2着 ペアポルックス 牡4 57㎏ 7枠12番(逆4番)岩田康誠騎手 3人気

 

2024年夕刊フジ賞オーシャンステークスと2025年オーシャンステークスは、1着馬が1人気で一致している。

 

また、2024年夕刊フジ賞オーシャンステークスを勝ったトウシンマカオがビッグアーサー産駒であるのに対し、2025年オーシャンステークスの1着同枠馬のウインモナークがビッグアーサー産駒であるという共通点がある。

 

おそらく、前年のテレビ東京杯青葉賞でも、今年のテレビ東京杯青葉賞に対する布石が打たれていると思う。

 

2024年テレビ東京杯青葉賞(17頭立て)

1着 シュガークン 牡3 57㎏ 4枠7番(逆11番)武豊騎手 2人気

2着 ショウナンラプンタ 牡3 57㎏ 8枠15番(逆3番)鮫島克駿騎手 7人気

3着 デュアルウィルダー 牡3 57㎏ 8枠16番(逆2番)モレイラ騎手 4人気

 

2024年テレビ東京杯青葉賞を制したシュガークンは、ドゥラメンテ産駒の非社台系の馬で、最終賞金加算は1回中京6日(3月24日)に行われた3歳1勝クラスの大寒桜賞(中京2200m)1着だった。 

 

2着に入ったショウナンラプンタは、2歳G1のホープフルステークスで7着に敗れた後、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞(阪神2400m)を勝っていた社台ファーム生産馬である。

ゆりかもめ賞、ゆきやなぎ賞、アザレア賞からの考察

3歳1勝クラスのゆりかもめ賞、ゆきやなぎ賞、アザレア賞は、2400mを舞台とするレースである。

 

ゆりかもめ賞は東京2400m、ゆきやなぎ賞とアザレア賞は阪神2400mで行われている。

 

今年のゆりかもめ賞、ゆきやなぎ賞、アザレア賞の結果を見てみる

 

2025年ゆりかもめ賞(11頭立て)

1着 ウィクトルウェルス 牡3  57㎏ 6枠7番(逆5番)ルメール騎手 2人気

2着 ファイアンクランツ 牡3  57㎏ 3枠3番(逆9番)キング騎手 1人気

 

2025年ゆきやなぎ賞(12頭立て)

1着 ゲルチュタール 牡3  57㎏ 7枠9番(逆4番)坂井瑠星騎手 2人気

2着 マイユニバース 牡3  57㎏ 2枠2番(逆11番)横山典弘騎手 6人気

 

2025年アザレア賞(9頭立て)

1着 ダノンシーマ 牡3  57㎏ 1枠1番(逆9番)西村淳也騎手 1人気

2着 ロードガレリア 牡3  57㎏ 6枠6番(逆4番)高杉吏麒騎手 6人気

 

ゆりかもめ賞、ゆきやなぎ賞、アザレア賞は、正逆9番が連対している。

 

また、1人気が連対していた。

結論

染め分け帽戦になったことで、ハードルが上がった気がする。

 

サンデーレーシングが馬主の馬が同枠になり、染め分け帽戦として行われた今年の小倉牝馬ステークスは、サンデーレーシングが馬主の馬は連対できずに終わっている。

 

ただ、日曜日に行われるサンケイスポーツ賞フローラステークスも、キャロットファームが馬主の馬が同枠に集められ、染め分け帽戦になっていることからも、テレビ東京杯青葉賞2025で同枠となったサンデーレーシングが馬主のガルダイアとファイアンクランツの封じ込めとは考えづらい。

 

そこで、ファイアンクランツを軸に、相手はガルダイア、アマキヒ、レッドバンデ、エネルジコあたりに流してみたい。