アンタレスステークス2024(第29回)の考察

アンタレスステークス2024の出馬表

アンタレスステークス2024には19頭が登録。

 

19頭の登録馬のうち、テイエムアトムとマリオロードが除外、エナハツホが抽選で外れ、16頭立てのフルゲートで行われることになった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ハギノアレグリアス 牡7 58.0kg 岩田 望来 四位 洋文 日隈 良江
1枠 2番 ダノンマデイラ 牡6 57.0kg 鮫島 克駿 茶木 太樹 (株)ダノックス
2枠 3番 ヴィクティファルス せん6 58.0kg 池添 謙一 池添 学 (株)G1レーシング
2枠 4番 サトノロイヤル 牡6 57.0kg 角田 大河 新谷 功一 里見 治
3枠 5番 ニューモニュメント 牡8 57.0kg 小崎 綾也 小崎 憲 前田 葉子
3枠 6番 ホウオウルーレット 牡5 57.0kg 北村 友一 栗田 徹 小笹 芳央
4枠 7番 サヴァ 牡6 57.0kg 岩田 康誠 上村 洋行 藤田 孟司
4枠 8番 テーオードレフォン 牡5 57.0kg 丸山 元気 梅田 智之 小笹 公也
5枠 9番 ラインオブソウル 牡5 57.0kg 松若 風馬 音無 秀孝 (株)吉澤ホールディングス
5枠 10番 ミッキーヌチバナ 牡6 57.0kg 太宰 啓介 高橋 亮 野田 みづき
6枠 11番 クリノドラゴン 牡6 58.0kg 田口 貫太 大橋 勇樹 栗本 博晴
6枠 12番 リキサントライ 牡6 57.0kg 国分 優作 緒方 努 髙橋 眞紀子
7枠 13番 トウセツ 牡5 57.0kg 団野 大成 杉山 佳明 中辻 明
7枠 14番 ゲンパチルシファー 牡8 57.0kg 酒井 学 佐々木 晶三 平野 武志
8枠 15番 ケイアイパープル 牡8 57.0kg 亀田 温心 村山 明 (株)ケイアイスタリオン
8枠 16番 スレイマン 牡6 57.0kg 斎藤 新 池添 学 (有)サンデーレーシング

抽選で外れたエナハツホは、最終賞金加算が3勝クラスの5歳牝馬である。

JRA70周年記念競走からの考察

今年のアンタレスステークスは、JRA70周年記念競走に指定されている。

 

まずは、既に終了したJRA70周年記念競走として行われた金鯱賞と日経賞の結果を見てみる。

 

13頭立てで行われた2024年金鯱賞(中京2000m)は、2人気の6歳馬のプログノーシスが1着。

 

プログノーシスは、前年の金鯱賞(中京2000m)と札幌記念(札幌2000m)を勝った増量馬で、札幌記念以降は天皇賞(秋)3着、香港カップ5着の成績を残していた2人気の馬。

 

2024年金鯱賞の2着馬のドゥレッツァは、3勝クラスの日本海ステークス(新潟2200m)を勝った後、菊花賞を勝ってきた59㎏斤量の4歳馬。

 

2024年金鯱賞の3着馬のヨーホーレイクは、2022年1月に行われた中京開催の日経新春杯を勝った後、長期の休養に入っていた6人気の6歳馬。(同枠は3人気の馬)

 

10頭立てで行われた2024年日経賞は、5歳騙馬のシュトルーヴェが1着。

 

シュトルーヴェは、3勝クラスのジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念(東京2400m)を勝ってきた馬。

 

2024年日経賞の2着馬のクロミナンスは、3勝クラスのノベンバーステークス(東京1800m)を勝った後、アメリカジョッキークラブカップに出走してゾロ目決着の3着になっていた2人気の7歳馬。

 

2024年日経賞の3着馬のマイネルウィルトスは、前年のアルゼンチン共和国杯で2着になった後、スポーツニッポン賞ステイヤーズステークスで3着、アメリカジョッキークラブカップで5着の成績を残していた8歳馬。

 

この2つのレースは一見バラバラに見える。

 

ただし、金鯱賞は前年覇者のプログノーシスが連覇をしているし、日経賞は前年の2着馬のボッケリーニが2着馬の同枠に配置されていた。

 

今年のアンタレスステークスには、昨年の1着馬のプロミストウォリアも、2着馬のヴァンヤールも出走していない。

 

考えられるのは、前年の配置、前年の連対騎手あたりだろうか?

結論

土曜日の阪神メインレースはアーリントンカップだった。

 

そのアーリントンカップは、1人気のディスペランツァが1着、2着にはブービー人気のアレンジャーが入り、馬連万馬券になっていた。

 

ディスペランツァは、4回阪神5日の2歳未勝利戦(阪神2000m・祝日開催)で初勝利を挙げ、阪神から京都開催に戻ったラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで6着(1着平行)、G1のホープフルステークスで9着、3歳1勝クラス(阪神1600m)で1着になってきた馬。

 

ディスペランツァの同枠の シンドリームシンは、5回阪神6日の未勝利戦(阪神1600m)で初勝利を挙げ、続くリステッド競走のジュニアカップ(中山1600m)で7着に敗れていた馬だった。

 

アーリントンカップ2着馬のアレンジャーは、5回阪神6日の2歳未勝利戦(阪神1400m)で初勝利を挙げ、リステッド競走のジュニアカップ(中山1600m)で1人気4着、京都1600mの3歳1勝クラスの白梅賞で4着だった馬。

 

アレンジャーの同枠馬のポッドテオは、4戦目の東京1800mの2歳未勝利戦で初勝利を挙げ、5回中山6日の2歳1勝クラスのひいらぎ賞で2着、リステッド競走のジュニアカップ(中山1600m)で3着、東京1800mの3歳1勝クラスのセントポーリア賞で2着、東京1600mの3歳1勝クラスの平場で1着になっていた馬だった。

 

このアーリントンカップは阪神コースのみで勝っていた馬が1着枠を形成し、2着枠は阪神コースのみで勝っていた馬と1月6日開催のジュニアカップで1人気になっていた馬が組んでいた。

 

このアーリントンカップの結果から考えると、4回阪神8日に行われたシリウスステークス(阪神2000m)を勝っているハギノアレグリアスは気になる。

 

そこで、ハギノアレグリアスを軸に、相手にホウオウルーレット、テーオードレフォン、サヴァ、ラインオブソウルあたりで遊んでみる。