ウマゾーです。
いつも、読んでいただいてありがとうございます。
今回は、紫苑ステークス2021について考えてみたいと思います。
紫苑ステークスは、秋華賞への優先出走権を3枚与えるレース!
今年は地方馬のキヨラが参戦しますが、地方馬が出走することで、どんな影響が出るんでしょうね。
紫苑ステークス2021の出馬表
22頭の登録があった紫苑ステークス2021ですが、オータムヒロイン、ミヤビハイディが回避し、マリノアズラ、ララサンスフルが除外され、18頭立てとなっています。
現在のところ、1人気はエクランドール、2人気はファインルージュ、3人気はスルーセブンシーズとメイサウザンアワーが競っています。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | スルーセブンシーズ | 牝3 | 54.0kg | 大野 拓弥 | 尾関 知人 | (有)キャロットファーム |
1枠 | 2番 | トウシンモンブラン | 牝3 | 54.0kg | 三浦 皇成 | 杉山 晴紀 | (株)サトー |
2枠 | 3番 | ミスフィガロ | 牝3 | 54.0kg | 津村 明秀 | 友道 康夫 | 金子真人ホールディングス(株) |
2枠 | 4番 | エクランドール | 牝3 | 54.0kg | C.ルメール | 手塚 貴久 | (有)サンデーレーシング |
3枠 | 5番 | キヨラ | 牝3 | 54.0kg | 内田 博幸 | 板垣 吉則 | 合同会社三度屋 |
3枠 | 6番 | シャーレイポピー | 牝3 | 54.0kg | 鮫島 克駿 | 石坂 公一 | (有)キャロットファーム |
4枠 | 7番 | パープルレディー | 牝3 | 54.0kg | 田辺 裕信 | 奥村 武 | 井山 登 |
4枠 | 8番 | メイサウザンアワー | 牝3 | 54.0kg | 石橋 脩 | 尾関 知人 | 千明牧場 |
5枠 | 9番 | アイリッシュムーン | 牝3 | 54.0kg | 富田 暁 | 武井 亮 | 那須野牧場 |
5枠 | 10番 | エイシンチラー | 牝3 | 54.0kg | M.デムーロ | 田中 剛 | (株)栄進堂 |
6枠 | 11番 | ファインルージュ | 牝3 | 54.0kg | 福永 祐一 | 岩戸 孝樹 | 六井 元一 |
6枠 | 12番 | アビッグチア | 牝3 | 54.0kg | 嶋田 純次 | 堀井 雅広 | 藤田 在子 |
7枠 | 13番 | ハギノピリナ | 牝3 | 54.0kg | 藤懸 貴志 | 高野 友和 | 安岡 美津子 |
7枠 | 14番 | ホウオウイクセル | 牝3 | 54.0kg | 丸田 恭介 | 高柳 瑞樹 | 小笹 芳央 |
7枠 | 15番 | スライリー | 牝3 | 54.0kg | 石川 裕紀人 | 相沢 郁 | (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン |
8枠 | 16番 | クリーンスイープ | 牝3 | 54.0kg | 戸崎 圭太 | 国枝 栄 | (有)シルクレーシング |
8枠 | 17番 | ホウオウラスカーズ | 牝3 | 54.0kg | 横山 和生 | 高木 登 | 小笹 芳央 |
8枠 | 18番 | プレミアエンブレム | 牝3 | 54.0kg | 横山 武史 | 田村 康仁 | (有)サンデーレーシング |
サンデーレーシング、キャロットファーム、小笹芳央氏は2頭出しですね。
中山金杯からのサイン
紫苑ステークスは秋季番組最初の重賞ですが、日刊スポーツ賞中山金杯は春季番組最初の重賞となっています。
この2レースは、中山2000mで行われるレースなので、サインがあるかも知れません。
では、近3年で2レースを比較してみます。
2018年日刊スポーツ賞中山金杯(17頭立て)
1着 セダブリランテス 牡4 55㎏ 3枠6番(逆12番)戸崎圭太騎手 1人気
2着 ウインブライト 牡4 56㎏ 1枠1番(逆17番)松岡正海騎手 2人気
2018年紫苑ステークス(16頭立て)
1着 ノームコア 牝3 54㎏ 7枠14番(逆3番)戸崎圭太騎手 2人気
2着 マウレア 牝3 54㎏ 1枠1番(逆16番)武豊騎手 1人気
2018年は正1番と1人気、2人気で一致。
2019年日刊スポーツ賞中山金杯(16頭立て)
1着 ウインブライト 牡5 58㎏ 6枠11番(逆6番)松岡正海騎手 3人気
2着 ステイフーリッシュ 牡4 56㎏ 8枠15番(逆2番)藤岡佑介騎手 7人気
2019年紫苑ステークス(15頭立て)
1着 パッシングスルー 牝3 54㎏ 8枠15番(逆1番)戸崎圭太騎手 2人気
2着 フェアリーポルカ 牝3 54㎏ 4枠6番(逆10番)三浦皇成騎手 6人気
2019年は正15番で一致。
2020年日刊スポーツ賞中山金杯(17頭立て)
1着 トリオンフ せん6 58㎏ 4枠7番(逆11番)M.デムーロ騎手 2人気
2着 ウインイクシード 牡6 55㎏ 4枠8番(逆10番)松岡正海騎手 6人気
2020年紫苑ステークス(18頭立て)
1着 マルターズディオサ 牝3 54㎏ 5枠10番(逆9番)田辺裕信騎手 5人気
2着 パラスアテナ 牝3 54㎏ 8枠18番(逆1番) 武豊騎手 10人気
2020年は正逆10番で一致。
この流れが続けば、2021年も連動サインが継続されるかも。
2021年日刊スポーツ賞中山金杯(17頭立て)
1着 ヒシイグアス 牡5 5枠9番(逆9番)松山弘平騎手 1人気
2着 ココロノトウダイ 牡4 2枠3番(逆15番)丸山元気騎手 5人気
ソダシからのサイン
今年の3歳牝馬路線を牽引していた馬は、ソダシで間違いないでしょう。
そのソダシは、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を勝った後、オークスで1人気に支持されながら8着に敗れましたが、その後、夏季番組の札幌記念に出走し、見事に初の古馬戦を快勝しています。
桜花賞馬が3歳時に札幌記念に出走し、1着あるいは連対したケースは2009年と2014年の2回だけなんですよね。
では、2009年と2014年の紫苑ステークスの結果を見てみましょう。
2009年紫苑ステークス(中山2000m・16頭立て・地方馬出走アリ)
1着 ダイアナバローズ 牝3 54㎏ 6枠12番(逆5番)北村宏司騎手 11人気
前走 関東オークス(川崎ダート2100m)2人気9着
前々走 オークス(東京2400m)12人気7着(1着対角)
1着同枠 リュシオル 牝3 54㎏ 武幸四郎騎手 13人気
前走 3歳以上1000万下条件戦・大倉山特別(札幌1800m)3人気7着
前々走 サンケイスポーツ賞フローラステークス(東京2000m・指定・馬齢)8人気7着
3走前 アネモネステークス(中山1600m・指定・馬齢)1人気5着(2着同枠)
2着 ラインドリーム 牝3 54㎏ 1枠2番(逆15番)木幡初広騎手 4人気
前走 3歳以上500万下条件戦・インディアトロフィー(小倉2000m)2人気1着
前々走 3歳未勝利戦(小倉2000m)2人気1着
2着同枠 ローザレーヌ 牝3 54㎏ 丸田恭介騎手 14人気
前走 3歳以上500万下条件戦・平場(小倉ダート1700m)1人気1着
前々走 3歳以上500万下条件戦・平場(小倉ダート1700m)4人気2着
2009年紫苑ステークスは、中山ダート1800mの3歳未勝利戦で勝ち上がり、中山1800mのフラワーカップで2着対角、東京1800mの500万下条件戦を勝っていたダイアナバローズが1着。
ダイアナバローズは、オークスで1着対角の7着になった後、関東オークスに出走していた馬なので、夏の上がり馬ではありません。
ダイアナバローズの同枠のリュシオルは、中山ダート1800mの未勝利戦を勝利し、中山1600mの500万下条件戦で連勝した後、桜花賞のステップレースのアネモネステークスで2着同枠の5着とダート・芝問わず中山コースで好走していた13人気の馬。
2着になったラインドリームは、7月に行われた小倉2000mの未勝利戦で初勝利を挙げ、500万下条件戦のインディアトロフィーで連勝していた夏の上がり馬。
ラインドリームの同枠のローザレーヌは、7月に行われた小倉ダート1700mの未勝利戦を勝ち、2勝目も小倉ダート1700mの500万下条件戦で勝利を手にしている馬。
2009年の札幌記念で、1人気で2着になったブエナビスタ(桜花賞・オークス1着馬)の同枠馬のトーセンキャプテンは13人気の馬でしたが、2009年紫苑ステークスでも、優勝したダイアナバローズの同枠のリュシオルが13人気だったのが、ちょっと気になりますね。
2014年紫苑ステークス(新潟2000m・18頭立て・地方馬出走ナシ)
1着 レーヴデトワール 牝3 54㎏ 2枠4番(逆15番)川田将雅騎手 5人気
前走 3歳以上1000万下条件戦・小豆島特別(阪神1600m)3人気4着(2着対角)
前々走 白百合ステークス(京都1800m・特指・別定)3人気5着(1着対角)
1着同枠 ホワイトマニキュア 牝3 54㎏ 木幡初也騎手 16人気
前走 3歳以上500万下条件戦・平場(新潟2000m)6人気5着(1着対角)
前々走 3歳500万下条件戦・カーネーションカップ(東京1800m)12人気12着
2着 ショウナンパンドラ 牝3 54㎏ 4枠7番(逆12番)岩田康誠騎手 1人気
前走 3歳以上500万下条件戦・糸魚川特別(新潟2000m)1人気1着
前々走 3歳500万下条件戦・カーネーションカップ(東京1800m)3人気2着
2着同枠 デルマサリーチャン 牝3 54㎏ 柴山雄一騎手 17人気
前走 3歳500万下条件戦・ミモザ賞(中山2000m)7人気8着
前々走 デイリー杯クイーンカップ(東京1600m・特指・別定)14人気5着
新潟で行われた2014年紫苑ステークスは、京都1600mの2歳新馬戦と京都1600mの500万下条件戦を勝利していたレーヴデトワールが1着。
レーヴデトワールは、3歳以降は勝利していない馬。
レーヴデトワールの同枠のホワイトマニキュアは、福島2000mの未勝利戦を勝ってから、500万下条件戦で負け続けていた馬。
2着になったショウナンパンドラは、オークストライアルのスイートピーステークスで5着に敗れた後、8月に行われた3歳以上500万下条件戦の糸魚川特別で1着になっていた馬。
ショウナンパンドラの同枠のデルマサリーチャンは、東京1600mの2歳未勝利戦を勝っただけの1勝馬でした。
2014年の札幌記念で、2人気で優勝したハープスター(桜花賞1着馬)の同枠馬のエアソミュールは5人気の馬でした。
そして、2014年紫苑ステークスでも、優勝したレーヴデトワールは5人気の馬でした。
2021年札幌記念で優勝したソダシは2人気、同枠のブラストワンピースは3人気なんですが、どうなんでしょうね。
最後に
3歳のG3重賞で馬齢戦で行われるレースは、アーリントンカップ、レパードステークス、そして、紫苑ステークスの3レースだけ。
つまり、この3レースはつながっているのではないでしょうか。
今年のアーリントンカップもレパードステークスもゾロ目決着でしたが、1着は1人気、2着は10人気という決着でした。
となると、1人気の馬あるいは10人気の馬は注意すべきなんだろうなと感じます。
2021年札幌記念で優勝したソダシの馬主が金子真人ホールディングスであることから、金子真人ホールディングスのミスフィガロは気になる馬です。
1人気はミスフィガロの同枠のエクランドールでしょうから、エクランドールを軸に。
相手はミスフィガロ、クリーンスイープ、スライリーあたりで軽く遊んでみます。
後は、パープルレディーとメイサウザンアワーのゾロ目も抑えてみます。