マイルチャンピオンシップ2025(第42回)の考察

マイルチャンピオンシップ2025の出馬表

マイルチャンピオンシップ2025の登録馬は22頭。

 

22頭の登録馬のうち、エコロヴァルツとランスオブカオスが回避、タイムトゥヘヴンとニホンピロキーフが抽選で外れ、18頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 トウシンマカオ 牡6 58.0kg 団野 大成 高柳 瑞樹 (株)サトー
1枠 2番 シャンパンカラー 牡5 58.0kg 坂井 瑠星 田中 剛 青山 洋一
2枠 3番 ウォーターリヒト 牡4 58.0kg 高杉 吏麒 石橋 守 山岡 正人
2枠 4番 マジックサンズ 牡3 57.0kg 武 豊 須貝 尚介 (有)サンデーレーシング
3枠 5番 アスコリピチェーノ 牝4 56.0kg C.ルメール 黒岩 陽一 (有)サンデーレーシング
3枠 6番 ガイアフォース 牡6 58.0kg 横山 武史 杉山 晴紀 KRジャパン
4枠 7番 チェルヴィニア 牝4 56.0kg T.マーカンド 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
4枠 8番 カンチェンジュンガ 牡5 58.0kg 藤岡 佑介 庄野 靖志 幅田 昌伸
5枠 9番 エルトンバローズ 牡5 58.0kg 西村 淳也 杉山 晴紀 猪熊 広次
5枠 10番 ラヴァンダ 牝4 56.0kg 岩田 望来 中村 直也 森永 聡
6枠 11番 オフトレイル 牡4 58.0kg 菅原 明良 吉村 圭司 ゴドルフィン
6枠 12番 ウインマーベル 牡6 58.0kg 松山 弘平 深山 雅史 (株)ウイン
7枠 13番 ロングラン せん7 58.0kg 岩田 康誠 和田 勇介 梅澤 明
7枠 14番 レーベンスティール 牡5 58.0kg D.レーン 田中 博康 (有)キャロットファーム
7枠 15番 ジャンタルマンタル 牡4 58.0kg 川田 将雅 高野 友和 (有)社台レースホース
8枠 16番 ドックランズ 牡5 58.0kg M.ザーラ H.ユースタス O.T.I.Racing
8枠 17番 ソウルラッシュ 牡7 58.0kg C.デムーロ 池江 泰寿 石川 達絵
8枠 18番 ワイドラトゥール 牝4 56.0kg 北村 友一 藤原 英昭 幅田 昌伸

現在のところ、1人気はジャンタルマンタル、2人気はソウルラッシュ、3人気はアスコリピチェーノとなっている。

11月23日開催のマイルチャンピオンシップからの考察

今年のマイルチャンピオンシップは、祝日の勤労感謝の日に行われる。

 

勤労感謝の日は、毎年、11月23日に固定された休日である。

 

11月23日に行われたマイルチャンピオンシップは、2003年、2008年、2014年の3回。

 

2003年マイルチャンピオンシップ(2場開催・18頭立て・外国馬2頭参戦)

1着 デュランダル 牡4 57㎏ 6枠11番(逆8番)池添謙一騎手 5人気

2着 ファインモーション マル外 牝4 55㎏ 8枠18番(逆1番) 武豊騎手 2人気

 

外国馬が2頭出走した2003年マイルチャンピオンシップは、東京と京都の2場開催だった。

 

2003年マイルチャンピオンシップには、同年の安田記念を勝っていたアグネスデジタルは出走していない。

 

2003年マイルチャンピオンシップを制したデュランダルは、前年のマイルチャンピオンシップで10着に敗れた後4歳牡馬だったが、前走は、G1のスプリンターズステークスを勝っていた。

 

デュランダルの同枠馬は、3歳の外国馬のトゥスール(12人気)。

 

2003年マイルチャンピオンシップの2着馬のファインモーションは、前年の秋華賞とエリザベス女王杯を勝っていた4歳牝馬で、前走は毎日王冠に出走して1人気7着だった。

 

ファインモーションの同枠馬は、テレグノシスとマイソールサウンドの4歳牡馬2頭。

 

テレグノシスは3歳の時にNHKマイルカップを勝っていた馬で、前走はフランスのムーラン・ド・ロンシャン賞に出走して13着だった。

 

マイソールサウンドは、同年の京都記念を勝っていた馬。

 

2003年マイルチャンピオンシップは、G1馬同士の決着だった。

 

2008年マイルチャンピオンシップ(2場開催・18頭立て・外国馬1頭参戦)

1着 ブルーメンブラット 牝5 55㎏ 4枠7番(逆12番)吉田豊騎手 4人気

2着 スーパーホーネット 牡5 57㎏ 8枠17番(逆2番)藤岡佑介騎手 1人気

 

外国馬が1頭出走した2008年マイルチャンピオンシップは、東京と京都の2場開催だった。

 

2008年マイルチャンピオンシップには、同年の安田記念を勝っていたウオッカは出走していない。

 

2008年マイルチャンピオンシップを勝ったブルーメンブラットは、前走、府中牝馬ステークスを勝利していた5歳牝馬。

 

ブルーメンブラットの同枠馬のアドマイヤスバルは、前走、ダート戦の東京中日スポーツ杯武蔵野ステークスで8着になっていた最下位人気の馬。

 

2008年マイルチャンピオンシップで2着になったスーパーホーネットは、前走、毎日放送賞スワンステークスを勝っていた1人気の5歳馬。

 

スーパーホーネットの同枠馬は、カンパニーとマル外のエイシンドーバー。

 

カンパニーは、同年の読売マイラーズカップ(阪神1600m)を勝っていた2人気の7歳馬。

 

エイシンドーバーは、同年の安田記念で3着、サウジアラビアロイヤルカップ富士ステークスで1人気4着になっていた馬。

 

2008年マイルチャンピオンシップは、G1を勝っていない馬同士の決着だった。(スーパーホーネットは朝日杯フューチュリティステークス2着歴あり)

 

2014年マイルチャンピオンシップ(2場開催・17頭立て・外国馬出走なし)

1着 ダノンシャーク 牡6 57㎏ 6枠12番(逆6番)岩田康誠騎手 8人気

2着 フィエロ 牡5 57㎏ 4枠8番(逆10番) 福永祐一騎手 3人気

 

外国馬が出走しなかった2014年マイルチャンピオンシップは、東京と京都の2場開催だった。

 

2014年マイルチャンピオンシップには、同年の安田記念を勝っていたジャスタウェイは出走していない。

 

2014年マイルチャンピオンシップの覇者となったダノンシャークは、前年のマイルチャンピオンシップで1人気3着だった馬で、前走のサウジアラビアロイヤルカップ富士ステークスでは1人気になりながら7着に敗れていた。

 

ダノンシャークの同枠馬のクラレントは、前走、新潟開催の京成杯オータムハンデキャップを勝っていた馬。

 

2014年マイルチャンピオンシップで2着になったフィエロは、同年の読売マイラーズカップ(京都1600m)で1人気2着になっていた馬。

 

フィエロの同枠のエキストラエンドは、同年の読売マイラーズカップで2人気3着になっていた馬。

 

2014年マイルチャンピオンシップは、G1を勝っていない馬同士の決着だった。

 

2003年、2008年、2014年のマイルチャンピオンシップに共通項はない。

 

ただし、2003年と2008年のマイルチャンピオンシップの1人気がG1馬ではないのに対し、2014年マイルチャンピオンシップの1人気のミッキーアイルは、NHKマイルカップを勝っていた3歳のG1馬だった。

結論

今年行われた秋の古馬G1で3歳馬が出走してきたのは、天皇賞秋とエリザベス女王杯。

 

天皇賞秋は、東京優駿2着から直行した3歳馬のマスカレードボールが1着、朝日杯セントライト記念を勝ってきた3歳馬のミュージアムマイルが2着だった。

 

一方、エリザベス女王杯は、産経賞オールカマーを勝ってきた4歳のレガレイラが1着、秋華賞3着だった3歳馬のパラディレーヌが2着という結果だった。

 

ミュージアムマイルが勝った朝日杯セントライト記念は菊花賞の指定レースであり、レガレイラが勝った産経賞オールカマーは天皇賞秋の指定レースである。

 

天皇賞秋とエリザベス女王杯の結果を踏まえると、今年のマイルチャンピオンシップで気になるのは、アイルランドトロフィーを勝ってきたラヴァンダと毎日王冠を勝利しているレーベンスティールが気になる。

 

そこで、レーベンスティール(ラヴァンダ)を軸にしてみる。

 

相手は、ジャンタルマンタル、マジックサンズ、オフトレイル、ソウルラッシュあたり。