福島記念2025(第61回)の考察

福島記念2025の出馬表

福島記念2025の登録馬は24頭。

 

24頭の登録馬のうち、ミッキーゴージャスが回避、エープラス、オニャンコポン、グランドカリナン、サンストックトン、ブラックシールド、ホウオウプロサンゲ、ミッキーツインクルが除外となり、16頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 クリスマスパレード 牝4 56.0kg 戸崎 圭太 加藤 士津八 (株)G1レーシング
1枠 2番 タイムトゥヘヴン 牡7 56.0kg 柴田 善臣 戸田 博文 DMMドリームクラブ(株)
2枠 3番 クリノメイ 牝3 53.0kg 酒井 学 須貝 尚介 栗本 依利子
2枠 4番 イングランドアイズ 牝5 54.0kg 松若 風馬 安田 翔伍 原 禮子
3枠 5番 シリウスコルト 牡4 58.5kg 古川 吉洋 田中 勝春 飯田 正剛
3枠 6番 コガネノソラ 牝4 56.0kg 丹内 祐次 菊沢 隆徳 (有)ビッグレッドファーム
4枠 7番 パレハ 牝4 54.0kg 鮫島 克駿 新谷 功一 中村 忠彦
4枠 8番 エコロヴァルツ 牡4 58.5kg A.プーシャン 牧浦 充徳 原村 正紀
5枠 9番 アンリーロード 牝5 52.0kg 佐々木 大輔 茶木 太樹 三木 正浩
5枠 10番 ニシノティアモ 牝4 54.0kg 津村 明秀 上原 佑紀 西山 茂行
6枠 11番 リフレーミング 牡7 57.0kg 石川 裕紀人 藤野 健太 栗山 学
6枠 12番 バビット 牡8 57.0kg 三浦 皇成 浜田 多実雄 宮田 直也
7枠 13番 アラタ 牡8 58.5kg 横山 典弘 和田 勇介 村田 能光
7枠 14番 キタウイング 牝5 50.0kg 嶋田 純次 小島 茂之 (有)ミルファーム
8枠 15番 ダンディズム せん9 56.0kg 富田 暁 野中 賢二 (株)カナヤマホールディングス
8枠 16番 リカンカブール せん6 57.0kg 吉田 隼人 吉田 隼人 (株)ラ・メール

回避したミッキーゴージャスは、ミッキーロケット産駒の5歳牝馬で、出走してくれば、56㎏の斤量だった安田翔伍厩舎の馬である。

福島重賞からの考察

福島で行われる重賞は、福島牝馬ステークス、ラジオNIKKEI賞、七夕賞、そして福島記念の4レース。

 

既に行われた今年の福島牝馬ステークス、ラジオNIKKEI賞、七夕賞を振り返ってみる。

 

2025年福島牝馬ステークス(16頭立て)

1着 アドマイヤマツリ 牝4 55㎏ 1枠1番(逆16番)田辺裕信騎手 1人気

2着 フェアエールング 牝5 56㎏ 3枠5番(逆12番) 丸山元気騎手 6人気

 

2025年ラジオNIKKEI賞(14頭立て)

1着 エキサイトバイオ 牡3 53㎏ 1枠1番(逆14番)荻野極騎手 4人気

2着 センツブラッド 牡3 56㎏ 4枠5番(逆10番)菅原明良騎手 2人気

 

2025年七夕賞(15頭立て)

1着 コスモフリーゲン 牡5 56㎏ 2枠2番(逆14番)柴田大知騎手 2人気

2着  ドゥラドーレス 牡6 57.5㎏ 8枠15番(逆1番)戸崎圭太騎手 1人気

 

今年の福島牝馬ステークス、ラジオNIKKEI賞、七夕賞は、正逆1番が連対している。

2008年福島記念からの考察

今年の福島記念は、3日間開催の初日の土曜日に行われる。

 

初日の土曜日は京都と福島、中日の日曜日は東京と京都、最終日は東京と福島の2場開催となっている。

 

馬齢表記が変更された2001年以降で、福島記念が2場開催で行われたのは2008年。

 

ただし、2008年の福島記念は月曜日に行われていた。

 

2008年福島記念(3回福島10日・15頭立て)

1着 マンハッタンスカイ 牡4 56㎏ 3枠4番(逆12番)芹沢純一騎手 7人気

2着 マイネルキッツ 牡5 55㎏ 7枠13番(逆3番)松岡正海騎手 3人気

 

2008年福島記念の裏番組は、京都ダート1800mのトパーズステークスだった。

 

2場開催で行われた2008年福島記念の1着馬は、7人気の4歳馬のマンハッタンスカイ。

 

マンハッタンスカイの最終賞金加算は、同年の金鯱賞(中京2000m)2着で、前走はアルゼンチン共和国杯(東京2500m)13着だった。(アルゼンチン共和国杯の斤量は56㎏)

 

マンハッタンスカイの同枠馬は、3歳馬のフサイチアソート(53㎏斤量・13人気)で、フサイチアソートの最終賞金加算は、前年の東京スポーツ杯2歳ステークス1着。(前走は東京1600mの富士ステークス14着)

 

2着になったマイネルキッツは、最終賞金加算が新潟2000mの新潟記念2着で、前走は東京2000mのOPのアイルランドトロフィー7着(アイルランドトロフィーの斤量は56㎏)

 

マイネルキッツの同枠馬のシャドウゲイト(8人気)は、海外G1のシンガポール航空国際カップを前年に勝っていた 57.5㎏斤量の6歳馬。

 

2場開催で行われた2008年福島記念の結果から考えると、3歳馬、コンマ5㎏の馬、前走が秋季の東京で走っていた馬あたりは気になる。

結論

マイルチャンピオンシップと福島記念にW登録していたのが、エコロヴァルツとタイムトゥヘヴンである。

 

この2頭では、賞金的にマイルチャンピオンシップに出走できるにもかかわらず、福島記念に出走してきたエコロヴァルツの方が、勝負度合いは高いだろう。

 

そこで、エコロヴァルツを軸にしてみる。

 

相手は、クリノメイ、シリウスコルト、イングランドアイズ、ニシノティアモ、リカンカブールあたり。