京王杯2歳ステークス2025(第61回)の考察

京王杯2歳ステークス2025の出馬表

京王杯2歳ステークス2025の登録馬は16頭。

 

16頭の登録馬全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ネネキリマル 牡2 56.0kg 佐々木 大輔 河嶋 宏樹 中辻 明
1枠 2番 シャオママル 牡2 56.0kg A.プーシャン 加藤 士津八 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
3枠 3番 ルートサーティーン 牡2 56.0kg 岩田 康誠 辻野 泰之 (株)G1レーシング
2枠 4番 ミルトベスト 牡2 56.0kg 横山 武史 中村 直也 永山 勝敏
3枠 5番 シーミハットク 牡2 56.0kg 三浦 皇成 寺島 良 諸江 幸祐
3枠 6番 シュペルリング 牡2 56.0kg 津村 明秀 嘉藤 貴行 橋本 実
4枠 7番 ユウファラオ 牡2 56.0kg 北村 宏司 森 秀行 (株)アイテツ
4枠 8番 ホットゥトロット 牡2 56.0kg 石橋 脩 堀内 岳志 豊井 義次
5枠 9番 コックオーヴァン 牝2 55.0kg 松岡 正海 伊藤 伸一 (有)ビッグレッドファーム
5枠 10番 ダイヤモンドノット 牡2 56.0kg C.ルメール 福永 祐一 金子真人ホールディングス(株)
6枠 11番 フォトンゲイザー 牡2 56.0kg 木幡 巧也 牧 光二 (有)ビッグレッドファーム
6枠 12番 フクチャンショウ 牡2 56.0kg 戸崎 圭太 加藤 征弘 福田 義明
7枠 13番 フェーダーローター 牝2 55.0kg 原 優介 天間 昭一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
7枠 14番 トワニ 牝2 55.0kg 菅原 明良 蛯名 正義 岡 浩二
8枠 15番 リネンタイリン 牡2 56.0kg 柴田 大知 南田 美知雄 戸山 光男
8枠 16番 レッドスティンガー 牡2 56.0kg 横山 和生 矢嶋 大樹 (株)東京ホースレーシング

7枠は牝馬同士の枠となっている。

もみじステークス2着馬出走からの考察

今年の京王杯2歳ステークスに出走するダイヤモンドノットは、京都1400mのOPのもみじステークスの2着馬。

 

もみじステークスが1400mで行われるようになってから、もみじステークス2着馬が京王杯2歳ステークスに出走してきたのは、2014年のワキノヒビキ、2015年のレッドカーペット、2021年のテーオースパローの3頭。

 

ワキノヒビキは、阪神1400mの未勝利戦と新潟1400mのOPのダリア賞を連勝した後、新潟2歳ステークスに出走して8着、続く、もみじステークスで2着になっていた非社台系の2勝馬。

 

レッドカーペットは、2戦目の中京1400mの未勝利戦で初勝利を挙げた後、小倉2歳ステークスで4着、もみじステークスで2着になっていたノーザンファーム生産の1勝馬。

 

テーオースパローは、中京1200mの未勝利戦を勝った後、もみじステークスに出走して2着になっていた非社台系の1勝馬。

 

ダイヤモンドノットは、3戦目の阪神1400mの未勝利戦を勝った後、もみじステークスに出走して2着になっている非社台系の1勝馬で、型としてはテーオースパローに近い。

 

ただし、ダイヤモンドノットは1400mを勝利している馬なので、レッドカーペットとテーオースパローが出走した2015年と2021年の京王杯2歳ステークスを参考にしてみたい。

 

2015年京王杯2歳ステークス(18頭立て)

1着 ボールライトニング 牡2 55㎏ 8枠18番(逆1番)蛯名正義騎手 2人気

2着 アドマイヤモラール 牡2 55㎏ 7枠15番(逆4番)田辺裕信騎手 6人気

14着  レッドカーペット 牡2 55㎏ 1枠1番(逆18番)アッゼニ騎手 3人気

 

もみじステークス2着馬レッドカーペットが出走した2015年京王杯2歳ステークスを勝利したのは、2人気のボールライトニング。

 

ボールライトニングは、10月に行われた京都1400mの新馬戦を1人気で勝ってきた非社台系の栗東の馬。

 

2着に入ったアドマイヤモラールは、6月に行われた東京1400mの新馬戦で3着、6月に行われた東京1600mの未勝利戦で2着に終わった後、9月に行われた中山1600mの未勝利戦で1人気に応え、初勝利を飾っていたノーザンファーム生産の美浦の馬。

 

2015年京王杯2歳ステークスで1人気に支持されたのは、C.デムーロ騎手が騎乗したシャドウアプローチ。

 

シャドウアプローチは、函館1200mの未勝利戦と阪神1400mのききょうステークスを連勝していたが、3着に終わっている。(2着対角)

 

もみじステークス2着馬のレッドカーペットは、14着に惨敗したが、1着に入ったボールライトニングの対角に配置されていた。

 

2021年京王杯2歳ステークス(14頭立て)

1着 キングエルメス 牡2 55㎏ 3枠3番(逆12番)坂井瑠星騎手 8人気

2着 トウシンマカオ 牡2 55㎏ 5枠8番(逆7番)戸崎圭太騎手 4人気

6着  テーオースパロー 牡2 55㎏ 2枠2番(逆13番)岩田康誠騎手 9人気

 

もみじステークス2着馬テーオースパローが出走した2021年京王杯2歳ステークスは、8人気のキングエルメスが勝利。

 

キングエルメスは、札幌1200mの新馬戦を勝った後、札幌1500mのクローバー賞を1人気に支持されながら5着に敗れていた非社台系の栗東の馬。

 

2着になったトウシンマカオは、8月に行われた新潟1600mの新馬戦を2人気で勝ってきた非社台系の美浦の馬。

 

2021年京王杯2歳ステークスで1人気に支持されたのは、ルメール騎手が騎乗したコラリン(6枠10番配置)。

 

コラリンは、函館1200mの未勝利戦と中山1200mのカンナステークスを連勝していたが、4着に終わっている。(1着平行)

 

もみじステークス2着馬のテーオースパローは、6着に敗れ、連対馬の筋にもなっていない。

 

2015年と2021年の京王杯2歳ステークスの共通項は、2着馬が前走で1600mを勝っている馬であること。

結論

今年の京王杯2歳ステークスの1人気は、ダイヤモンドノットになりそうだ。

 

ダイヤモンドノットの鞍上がルメール騎手というのも、人気を押し上げている要因になるだろう。

 

ダイヤモンドノットは、秋季の阪神1400mの未勝利戦が、最終賞金加算の非社台系の馬。

 

2015年京王杯2歳ステークスは、1人気になったシャドウアプローチが夏季の函館1200mの未勝利戦と秋季の阪神1400mのききょうステークスを勝っているのに対し、1着になったボールライトニングが秋季の京都1400mの新馬戦を勝っているという結果。(シャドウアプローチもボールライトニングも秋季の1400mのレースを勝っている)

 

2021年京王杯2歳ステークスは、1人気になったコラリンが夏季の函館1200mの未勝利戦と秋季の中山1200mのカンナステークスを勝っているのに対し、1着になったキングエルメスが夏季の札幌1200mの新馬戦を勝っているという結果。(コラリンもキングエルメスも夏季の1200mのレースを勝っている)

 

また、2015年京王杯2歳ステークスと2021年京王杯2歳ステークスでは、1人気になった馬の筋が連対している。

 

この2015年京王杯2歳ステークスと2021年京王杯2歳ステークスの結果から考えると、秋季の1400mのレースに勝利している馬が気になる

 

今年の京王杯2歳ステークスの出走馬で、秋季の1400mのレースを勝っている馬で、ダイヤモンドノットの筋になっている馬は、シャオママルだけ。

 

ただし、シャオママルの前走の騎乗騎手はルメール騎手である。

 

ルメール騎手は、シャオママルではなく、ダイヤモンドノットを選んだということ。

 

そこで、ダイヤモンドノットを軸にする。

 

相手は、ルートサーティーン、シュペルリング、トワニ、シャオママル。