神戸新聞杯2025(第73回)の考察

菊花賞のステップレースは、中山2200mで行われる朝日杯セントライト記念と阪神2400mで行われる神戸新聞杯の2レース。

 

先日行われた朝日杯セントライト記念は、皐月賞馬のミュージアムマイルが勝利し、2着には、同枠のヤマニンブークリエが入っている。

 

では、今年の神戸新聞杯で、菊花賞の優先出走権を勝ち取る馬とは、どんな馬なのだろうか?

神戸新聞杯2025の出馬表

神戸新聞杯2025の登録馬は12頭。

 

12頭の登録馬のうち、マイユニバースとレイデラティエラが回避し、10頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ライトトラック 牡3 57.0kg 和田 竜二 友道 康夫 平田 修
2枠 2番 ジョバンニ 牡3 57.0kg 松山 弘平 杉山 晴紀 KRジャパン
3枠 3番 アルマデオロ 牡3 57.0kg 武 豊 清水 久詞 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
4枠 4番 ジョイボーイ 牡3 57.0kg 藤岡 佑介 四位 洋文 平沼 龍漢
5枠 5番 ショウヘイ 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 友道 康夫 石川 達絵
6枠 6番 サンライズバブル 牡3 57.0kg 池添 謙一 新谷 功一 松岡 隆雄
7枠 7番 ボンドロア 牡3 57.0kg 横山 典弘 松永 幹夫 寺田 寿男
7枠 8番 パッションリッチ 牡3 57.0kg 西村 淳也 久保田 貴士 宇田 豊
8枠 9番 デルアヴァー 牡3 57.0kg 荻野 極 松永 幹夫 前田 幸治
8枠 10番 エリキング 牡3 57.0kg 川田 将雅 中内田 充正 藤田 晋

回避したマイユニバースは、春季の3歳1勝クラスのあずさ賞(京都2000m)で2勝目を挙げた後、春季の白百合ステークス(京都1800m)に出走し5着だったレイデオロ産駒の非社台系の馬、レイデラティエラは、前走で札幌2600mの3歳未勝利戦を勝っていたスワーヴリチャード産駒の非社台系の馬。

朝日杯セントライト記念からの考察

まずは、先日行われた今年の朝日杯セントライト記念から振り返ってみる。

 

今年の朝日杯セントライト記念を制した1人気のミュージアムマイルは、京都開催の朝日杯フューチュリティステークスで2着になった後、報知杯弥生賞ディープインパクト記念4着、皐月賞1着、東京優駿6着の成績を残していた馬で、夏季は休養していた。(最終賞金加算は春季)

 

2着になった8人気ヤマニンブークリエは、テレビ東京杯青葉賞で8着になった後、東京2400mの3歳以上2勝クラスの町田特別に出走して1着になっていた馬。(最終賞金加算は夏季)

 

3着になった2人気のレッドバンデは、テレビ東京杯青葉賞で4着になった後、東京2400mの3歳以上1勝クラスの稲城特別に出走して1着になっていた馬。(最終賞金加算は夏季)

 

今年の朝日杯セントライト記念は、最終賞金加算が中山あるいは東京競馬場での加算歴を求めていた。

 

また、同じ東京2400mの3歳以上の条件クラス戦でも、2勝クラスを勝ってきたヤマニンブークリエを2着に、1勝クラスを勝ってきたレッドバンデを3着にしている。

大阪スポーツ杯からの考察

土曜日の阪神メインは、ダート1400mの3勝クラスの大阪スポーツ杯。

 

大阪スポーツ杯は、11人気のスターペスカオリが勝利し、最下位人気のテイエムランウェイが2着になっている。

 

勝ったスターペスカオリは、13頭立ての大外に配置されていた馬で、前走、秋季の3歳以上3勝クラスのオークランドサラブレッドレーシングトロフィー(阪神ダート1200m)に出走し、5着だった。

 

スターペスカオリの同枠のダノンスウィッチは、前走、秋季の3歳以上2勝クラス(阪神ダート1400m)に出走して、1着になっていた3人気の馬。

 

2着になったテイエムランウェイは、前走、小倉ダート1700mの3勝クラスで9着に敗れていた馬。

 

テイエムランウェイの同枠馬のジャーヴィスは、前走、中京ダート1400mの3勝クラスで8着(1着対角)に敗れていた6人気の馬。

 

土曜日の阪神メインの大阪スポーツ杯の結果から考えると、秋季に出走していた馬(今年の神戸新聞杯組にはいない)、阪神芝2400mで賞金を加算している馬あたりは気になる。

結論

土曜日の阪神メインの大阪スポーツ杯の1着枠は、夏季のレースで賞金を加算していない馬が揃った枠で、1着になったスターペスカオリの対角には、1人気のプロミシングスターが配置されていた。

 

やはり、軸になる馬は、夏季のレースで賞金を加算していない馬を考えたい。

 

夏季のレースで賞金を加算していない馬は、ライトトラック、ジョバンニ、ショウヘイ、サンライズバブル、デルアヴァー、エリキング。

 

現在の1人気はエリキングとショウヘイが競っている。

 

エリキングの対角に配置されたライトトラックを軸にしてみる。

 

相手は、ジョイボーイ、エリキング、ボンドロア、ジョバンニ、ショウヘイあたり。