チャレンジカップ2025(第76回)の考察

昨年、7回京都1日に行われた別定戦のチャレンジカップが、4回阪神3日に日程移動させられるとともに、ハンデ戦に変更になった。

 

チャレンジカップがハンデ戦に変更されたのは、2016年以来となるが、チャレンジカップは開催時期やハンデ戦あるいは別定戦への変更が、結構あるレースである。

 

むずかしく考えすぎずに、考察してみたい。

チャレンジカップ2025の出馬表

チャレンジカップ2025には、15頭が登録し、15頭全頭が出走してきた。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 アスクカムオンモア 牡4 56.0kg 西村 淳也 藤原 英昭 廣崎利洋HD(株)
2枠 2番 マイネルクリソーラ 牡6 57.0kg C.ルメール 手塚 貴久 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
2枠 3番 イングランドアイズ 牝5 54.0kg 松若 風馬 安田 翔伍 原 禮子
3枠 4番 ホウオウプロサンゲ 牡4 55.0kg 菱田 裕二 矢作 芳人 小笹 芳央
3枠 5番 ヴェルテンベルク 牡5 55.0kg 吉村 誠之助 宮本 博 吉田 照哉
4枠 6番 エアファンディタ せん8 57.0kg 亀田 温心 池添 学 (株)ラッキーフィールド
4枠 7番 ショウナンマグマ せん6 55.0kg 池添 謙一 尾関 知人 国本 哲秀
5枠 8番 ドクタードリトル 牡5 56.0kg 松山 弘平 今野 貞一 谷掛 龍夫
5枠 9番 ジューンテイク 牡4 57.5kg 藤岡 佑介 武 英智 吉川 潤
6枠 10番 カネフラ 牡5 54.0kg 小沢 大仁 高橋 康之 (有)社台レースホース
6枠 11番 オールナット 牡4 56.0kg J.モレイラ 高野 友和 (有)シルクレーシング
7枠 12番 グランヴィノス 牡5 56.0kg 川田 将雅 友道 康夫 佐々木 主浩
7枠 13番 サブマリーナ 牡4 57.0kg 武 豊 庄野 靖志 (株)NICKS
8枠 14番 タガノデュード 牡4 54.0kg 古川 吉洋 宮 徹 八木 良司
8枠 15番 オニャンコポン せん6 55.0kg 菅原 明良 小島 茂之 田原 邦男

4枠は騙馬同士の枠となっている。

宝塚記念、エプソムカッ プ、新潟大賞典からの考察

今年は、多くの重賞競走で、変更があった。

 

チャレンジカップも、開催時期の変更、別定戦からハンデ戦への変更がある。

 

気になったのは、チャレンジカップが、エプソムカッ プ、新潟大賞典、鳴尾記念とともに、宝塚記念の実施時期等の変更により、実施時期等を変更する競走になっていることである。

 

エプソムカッ プや新潟大賞典は、今年、宝塚記念の前に行われているので、前哨戦という意味では納得できる。

 

ただし、チャレンジカップや鳴尾記念は、宝塚記念の後に行われるレースなので、チャレンジカップや鳴尾記念を、エプソムカッ プや新潟大賞典と同列に扱うことには、違和感がある。

 

考えられることは、エプソムカッ プ、新潟大賞典、鳴尾記念、そして、チャレンジカップの4レースに何らかの関係性を持たせているのではないだろうか?

 

まずは、既に終了した今年のエプソムカッ プと新潟大賞典を振り返ってみる。

 

2025年エプソムカッ プ(18頭立て)

1着 セイウンハーデス 牡6 57㎏ 8枠16番(逆3番)幸英明騎手 6人気

2着 ドゥラドーレス 牡6 57㎏ 2枠4番(逆15番)ルメール騎手 1人気

 

2025年エプソムカッ プを制したのは、6人気の非社台系の6歳馬セイウンハーデス。

 

セイウンハーデスは、2023年に3勝クラスの競馬法100周年記念(阪神2000m)を勝った後、2023年新潟大賞典で2着、2023年七夕賞で1着になっていた馬。

 

セイウンハーデスの同枠馬は、レーン騎手騎乗の2人気ダノンエアズロックと最下位人気ビーアストニッシド。

 

2着になったのは、ルメール騎手騎乗の1人気のノーザンファーム生産のドゥラドーレス。

 

ドゥラドーレスは、前走、小倉2000mのオープンレースの小倉日経賞を勝っていた馬。

 

ドゥラドーレスの同枠馬は、15人気のエヒト。

 

2025年新潟大賞典(16頭立て)

1着 シリウスコルト 牡4 57㎏ 4枠8番(逆9番)古川吉洋騎手 8人気

2着 サブマリーナ 牡4 56㎏ 7枠14番(逆3番)武豊騎手 3人気

 

2025年新潟大賞典を勝利したのは、8人気の非社台系の4歳馬シリウスコルト。

 

シリウスコルトは、前走、福島民報杯を勝ってきた馬。

 

シリウスコルトの同枠馬は、4人気のオールナット。

 

2着になったのは、3人気の非社台系の4歳馬サブマリーナ。

 

サブマリーナは、前走、3勝クラスの難波ステークス(阪神1800m)を勝ってきた馬。

 

サブマリーナの同枠のグランドカリナンは、同年1月の3勝クラスの寿ステークスを勝った後、賞金を加算できていなかった7人気の馬。

 

今年のエプソムカッ プと新潟大賞典の共通項は逆3番が連対していること。

結論

逆3番のサブマリーナを軸にしてみる。

 

相手は、グランヴィノス、ドクタードリトル、ジューンテイク、イングランドアイズ、ホウオウプロサンゲあたりに軽く。