
サマー2000シリーズは、函館記念、七夕賞、小倉記念、札幌記念、そして、新潟記念からなるシリーズである。
この5つのレースは、すべて、開催回数が同じレースで、札幌記念のみ定量戦で行われるが、他の4レースはハンデ戦として行われている。
今年は、例年、サマー2000シリーズの開幕戦として行われていた七夕賞が、第2戦に移行し、函館記念が開幕戦の役目を果たした。
サマー2000シリーズの開幕戦となった函館記念は、10人気のヴェローチェエラが1着、6人気のハヤテノフクノスケが2着、最下位人気のマイネルメモリーが3着と荒れた結果となったが、七夕賞も波乱が起きるのだろうか?
七夕賞2025の出馬表
七夕賞2025の登録馬は15頭。
15頭の登録馬全頭が出走してきた。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ドラゴンヘッド | 牡5 | 52.0kg | 横山 琉人 | 武藤 善則 | 杉山 忠国 |
2枠 | 2番 | コスモフリーゲン | 牡5 | 56.0kg | 柴田 大知 | 畠山 吉宏 | (有)ビッグレッドファーム |
3枠 | 3番 | ダンテスヴュー | 牡6 | 54.0kg | 内田 博幸 | 友道 康夫 | 金子真人ホールディングス(株) |
4枠 | 4番 | マテンロウオリオン | 牡6 | 56.0kg | 横山 典弘 | 昆 貢 | 寺田 千代乃 |
4枠 | 5番 | リフレーミング | 牡7 | 58.0kg | M.デムーロ | 藤野 健太 | 栗山 学 |
4枠 | 6番 | ギャラクシーナイト | 牡6 | 55.0kg | 菊沢 一樹 | 菊沢 隆徳 | ライオンレースホース(株) |
4枠 | 7番 | オニャンコポン | せん6 | 55.0kg | 菅原 明良 | 小島 茂之 | 田原 邦男 |
5枠 | 8番 | シリウスコルト | 牡4 | 58.5kg | 古川 吉洋 | 田中 勝春 | 飯田 正剛 |
6枠 | 9番 | ニシノレヴナント | せん5 | 55.0kg | 田辺 裕信 | 上原 博之 | 西山 茂行 |
6枠 | 10番 | ショウナンマグマ | 牡6 | 56.0kg | 三浦 皇成 | 尾関 知人 | 国本 哲秀 |
6枠 | 11番 | パラレルヴィジョン | 牡6 | 57.5kg | 津村 明秀 | 国枝 栄 | (有)キャロットファーム |
7枠 | 12番 | シルトホルン | 牡5 | 57.0kg | 大野 拓弥 | 新開 幸一 | ディアレストクラブ(株) |
7枠 | 13番 | セブンマジシャン | 牡5 | 54.0kg | 丸山 元気 | 高野 友和 | 前迫 義幸 |
8枠 | 14番 | バラジ | せん6 | 56.0kg | 荻野 極 | 鹿戸 雄一 | 岡田 牧雄 |
8枠 | 15番 | ドゥラドーレス | 牡6 | 57.5kg | 戸崎 圭太 | 宮田 敬介 | 吉田 勝己 |
トップハンデはシリウスコルトの58.5kg、最軽量ハンデはドラゴンヘッドの52㎏となっている。
福島牝馬ステークスとラジオNIKKEI賞からの考察
福島競馬場で行われる重賞は、福島牝馬ステークス、ラジオNIKKEI賞、七夕賞、福島記念の4レース。
福島牝馬ステークスは1800mで行われる牝馬限定の指定別定戦、ラジオNIKKEI賞は1800mで行われる3歳限定の特指ハンデ戦、七夕賞は2000mで行われる3歳以上の特指ハンデ戦、福島記念は2000mを舞台とする3歳以上の特指ハンデ戦である。
まずは、今年行われた福島牝馬ステークスとラジオNIKKEI賞を振り返ってみる。
2025年福島牝馬ステークス(16頭立て・地方馬出走アリ)
1着 アドマイヤマツリ 牝4 55㎏ 1枠1番(逆16番)田辺裕信騎手 1人気
2着 フェアエールング 牝5 56㎏ 3枠5番(逆12番)丸山元気騎手 6人気
3着 フィールシンパシー 牝6 55㎏ 2枠4番(逆13番)横山琉人騎手 8人気
2025年福島牝馬ステークスを勝利したのは、前走で3勝クラスのスピカステークス(中山1800m・WIN5対象レース)を勝ってきた1枠1番配置の4歳馬アドマイヤマツリが1着。
2着は、前々走の福島記念で2着、第1回小倉牝馬ステークス(小倉2000m)で1着同着になっていた3枠5番配置の5歳馬フェアエールング(増量馬)。
3着は、前年の福島牝馬ステークスで2着になっていた6歳馬のフィールシンパシー。
2025年ラジオNIKKEI賞(14頭立て)
1着 エキサイトバイオ 牡3 53㎏ 1枠1番(逆14番)荻野極騎手 4人気
2着 センツブラッド 牡3 56㎏ 4枠5番(逆10番) 菅原明良騎手 2人気
3着 インパクトシー 牡3 53㎏ 5枠7番(逆8番)横山琉人騎手 8人気
2025年ラジオNIKKEI賞で優勝したのは、前走の3歳1勝クラスのあずさ賞(京都2000m)を2着に敗れていた1枠1番配置のエキサイトバイオ。
2着は、中山1800mの3歳1勝クラスを勝った後、白百合ステークス(京都1800m)で2着になっていたセンツブラッド。
3着は、プリンシパルステークス(東京2000m)で2人気になりながら10着に敗れていたインパクトシー。
今年行われた福島牝馬ステークスとラジオNIKKEI賞は、1着が1番配置の馬、2着が5番配置の馬、3着が、8人気で横山琉人騎手が騎乗した馬で統一されている。
また、田辺裕信騎手が騎乗した馬が、福島牝馬ステークスでは1着、ラジオNIKKEI賞では2着馬の同枠に配置されていた。
結論
上位人気が予想されるシリウスコルトは、福島競馬場のレースに4回出走して2勝、2着1回、馬券圏外1回という成績を残している。
馬券圏外となった 福島記念は14着だったが、2着になった馬の対角に配置されていた。
つまり、シリウスコルト自身が連対しない場合、シリウスコルトの筋が連対しているということになる。
そこで、シリウスコルト(ニシノレヴナント)を軸にしてみる。
相手は、ドゥラドーレス、セブンマジシャン、シルトホルン、ギャラクシーナイト、ドラゴンヘッドあたり。