アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス2024(第72回)の考察

アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス2024の出馬表

アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス2024の登録馬は17頭。

 

17頭の登録馬のうち、ミッキーゴージャスとラヴェルが回避し、15頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ハーパー 牝4 55.0kg 武 豊 友道 康夫 エムズレーシング
2枠 2番 アスコルティアーモ 牝4 55.0kg 津村 明秀 林 徹 (有)サンデーレーシング
2枠 3番 ラリュエル 牝5 55.0kg 北村 友一 矢作 芳人 (有)社台レースホース
3枠 4番 モリアーナ 牝4 55.0kg 岩田 康誠 武藤 善則 高橋 文男
3枠 5番 ブレイディヴェーグ 牝4 57.0kg C.ルメール 宮田 敬介 (有)サンデーレーシング
4枠 6番 マスクトディーヴァ 牝4 56.0kg 川田 将雅 辻野 泰之 (有)社台レースホース
4枠 7番 フィアスプライド 牝6 55.0kg M.デムーロ 国枝 栄 ゴドルフィン
4枠 8番 コスタボニータ 牝5 55.0kg 松山 弘平 杉山 佳明 谷掛 龍夫
5枠 9番 フィールシンパシー 牝5 55.0kg 横山 琉人 小島 茂之 岡田 牧雄
6枠 10番 シンティレーション 牝5 55.0kg 戸崎 圭太 池上 昌和 (有)シルクレーシング
6枠 11番 セントカメリア 牝5 55.0kg 鮫島 克駿 高野 友和 (有)シルクレーシング
7枠 12番 コンクシェル 牝4 55.0kg 岩田 望来 清水 久詞 前田 晋二
7枠 13番 モズゴールドバレル 牝5 55.0kg A.シュタルケ 藤岡 健一 (株)キャピタル・システム
8枠 14番 ライラック 牝5 55.0kg 横山 武史 相沢 郁 芹澤 精一
8枠 15番 ルージュリナージュ 牝5 55.0kg 横山 和生 宗像 義忠 (株)東京ホースレーシング

シルクレーシングのシンティレーションとセントカメリアが同枠になったため、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス2024は染め分け帽戦となった。

レース名変更からの考察

アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスは、来年、アイルランドトロフィーというレース名に変更される。

 

つまり、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスというレース名で行われる最後のレースになったということ。

 

アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスは、2017年に府中牝馬ステークスからレース名が変更されているので、まずは、変更前の2016年府中牝馬ステークスから考えてみる。

 

2016年府中牝馬ステークス(東京1800m・13頭立て)

1着 クイーンズリング 牝4 54㎏ 8枠13番(逆1番)M.デムーロ騎手 3人気

前走 米子ステークス(阪神1600m・特指・別定)1人気2着

前々走 ヴィクトリアマイル(東京1600m)5人気8着

2着 マジックタイム 牝5 54㎏ 1枠1番(逆13番)ルメール騎手 2人気

前走 関屋記念(新潟1600m・特指・別定)1人気3着(2着対角)

前々走 ヴィクトリアマイル(東京1600m)6人気6着

3着 スマートレイアー 牝6 55㎏ 5枠6番(逆8番)武豊騎手 1人気

前走 ヴィクトリアマイル(東京1600m)3人気4着

前々走 サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(阪神1600m・指定・別定)

 

2016年府中牝馬ステークスを勝利したクイーンズリングは、前年の秋華賞2着馬。

 

クイーンズリング(3人気)は、前年の秋華賞で2着になってから、エリザベス女王杯8着、京都牝馬ステークス1着、ヴィクトリアマイル8着、米子ステークス2着という戦歴を刻んでいた。

 

クイーンズリングの同枠馬のシャルールは、同年の福島牝馬ステークス(福島1800m)2着、ヴィクトリアマイル最下位、北海道新聞杯クイーンステークス(札幌1800m)2着だった4人気の4歳馬。

 

2016年府中牝馬ステークスの2着馬のマジックタイムは、同年の京都牝馬ステークス2着、ダービー卿チャレンジトロフィー1着の実績を持つ4歳馬。

 

3着に入ったスマートレイアーは、2013年秋華賞の2着馬であり、前年の府中牝馬ステークス2着馬。

 

2016年府中牝馬ステークスは、上位3人気までの馬が馬券圏内の1着から3着を独占している。

結論

3日間開催と考えれば、2013年府中牝馬ステークスが行き着く。

 

2013年府中牝馬ステークス(11頭立て)は、前年のエリザベス女王杯を勝ったレインボーダリア(9人気)と同枠になったホエールキャプチャ(4人気・5歳牝馬)が1着。

 

ホエールキャプチャは、2012年ヴィクトリアマイル優勝馬で、2013年ヴィクトリアマイルでも2着になっていた馬である。

 

ということは、2013年府中牝馬ステークスの1着枠は、牝馬G1を勝っていた馬の枠である。

 

2013年府中牝馬ステークスの2着馬のドナウブルーは、メンディザバル騎手が騎乗していた5人気の5歳牝馬。

 

ドナウブルーは、前年の府中牝馬ステークスで1人気に支持されたが、3着に終わっていたサンデーレーシングが馬主の馬だった。

 

この2013年府中牝馬ステークスから考えると、牝馬G1を勝っているブレイディヴェーグがいる3枠は怪しい。

 

ただし、3枠のブレイディヴェーグは1年近い休養明け、モリアーナは追い込み馬なので、軸としては狙いずらい。

 

そこで、視点を変えてみる。

 

3日間開催初日の飛翼特別(新潟)は1人気のイコサンが1着、3日間開催中日のオクトーバーステークスは1人気のグランディアと同枠になったボーンディスウェイが1着になっている。

 

そこで、1人気のマスクトディーヴァを軸にしてみる。

 

相手はフィアスプライド、ブレイディヴェーグ、ハーパー、アスコルティアーモ、モリアーナあたり。