神戸新聞杯2024(第72回)の考察

神戸新聞杯2024の出馬表

神戸新聞杯2024の登録馬は16頭。

 

16頭の登録馬のうち、ヴェローチェエラが回避し、15頭立てとなっていたが、サブマリーナが出走取消となった。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 ジューンテイク 牡3 57.0kg 藤岡 佑介 武 英智 吉川 潤
2枠 2番 バッデレイト 牡3 57.0kg 岩田 望来 上村 洋行 杉山 忠国
2枠 3番 ゴージョニーゴー 牡3 57.0kg 横山 和生 四位 洋文 藤田 晋
3枠 4番 サブマリーナ 牡3 57.0kg 武 豊 庄野 靖志 (株)NICKS
3枠 5番 オールセインツ 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 友道 康夫 平田 修
4枠 6番 メリオーレム 牡3 57.0kg 川田 将雅 友道 康夫 (株)G1レーシング
4枠 7番 ヴィレム 牡3 57.0kg 松山 弘平 藤原 英昭 (株)フクキタル
5枠 8番 ヤマニンステラータ 牡3 57.0kg M.デムーロ 松永 幹夫 土井 肇
5枠 9番 トラストボス 牡3 57.0kg 富田 暁 高橋 文雅 菅波 立知子
6枠 10番 ミスタージーティー 牡3 57.0kg 北村 友一 矢作 芳人 田畑 利彦
6枠 11番 ショウナンラプンタ 牡3 57.0kg 鮫島 克駿 高野 友和 国本 哲秀
7枠 12番 ウエストナウ 牡3 57.0kg 西村 淳也 佐々木 晶三 寺田 寿男
7枠 13番 インテグレイト 牡3 57.0kg 荻野 極 四位 洋文 平沼 龍漢
8枠 14番 ビザンチンドリーム 牡3 57.0kg 幸 英明 坂口 智康 吉田 和美
8枠 15番 メイショウタバル 牡3 57.0kg 浜中 俊 石橋 守 松本 好雄

 

四位洋文厩舎のゴージョニーゴーとインテグレイトが対角配置になっている。

2014年神戸新聞杯からの考察

今年の神戸新聞杯には、東京優駿で出走を取消したメイショウタバルが出走する。

 

東京優駿で出走を取消した馬が、神戸新聞杯に出走してくるのは、2014年以来である。

 

朝日杯セントライト記念2024(第78回)の考察でも触れたが、やはり、今年の秋の3歳G2は2014年を意識していることは間違いない。

 

まずは、2014年に行われた神戸新聞杯の結果を検証してみる。

 

2014年の神戸新聞杯は、通常の阪神開催だった。

 

16頭立てで行われた2014年神戸新聞杯の1着馬は、ダービー馬のワンアンドオンリー(5枠10番配置)。

 

ワンアンドオンリーは、G3重賞のラジオNIKKEI杯2歳ステークスを勝った後、報知杯弥生賞で2着に入り、皐月賞の優先出走権を獲得し、皐月賞で4着、日本ダービーで勝利を掴んだノースヒルズ生産の1人気の馬。(夏季のレースには出走していない)

 

ワンアンドオンリーの同枠に配置されたハギノハイブリッドは、3歳500万下条件戦の新緑賞(東京2300m)とG2重賞の京都新聞杯を連勝した後、東京優駿に出走し、7人気13着に敗れていた馬。(夏季のレースには出走していない)

 

2014年神戸新聞杯の2着馬のサウンズオブアース(6枠11番配置)は、皐月賞のステップレースである若葉ステークスで3着に終わった後、3歳500万下条件戦のはなみずき賞(阪神2000m)で1着、京都新聞杯で2着、東京優駿で11着(1着同枠)の成績を残していた社台ファーム生産の8人気の馬。(夏季のレースには出走していない)

 

サウンズオブアースの同枠に配置されたマッチボックスは、秋季の3歳以上500万下条件戦(阪神2200m)に出走し、2着になっていた馬。

 

2014年神戸新聞杯で3着に入ったトーホウジャッカルは、年明けデビュー馬で、2014年7月に行われた3歳未勝利戦(中京1600m)で初勝利を挙げた後、小倉1800mの3歳以上500万下条件戦で1着、小倉2000mの3歳以上1000万下条件戦の玄海特別で2着だった非社台系の馬。

 

2014年東京優駿で出走取消をしたウインフルブルームは、夏季を休んで、神戸新聞杯に出走し、4人気13着に敗れているが、2着に入ったサウンズオブアースの平行に配置されていた。

 

2014年の神戸新聞杯の結果から考えると、東京優駿出走組、1人気の馬、京都新聞杯連対馬、東京優駿で出走を取消したメイショウタバルは気になる。

秋の3歳G2重賞からの考察

秋華賞のステップレースは、紫苑ステークスと関西テレビ放送賞ローズステークス。

 

そして、菊花賞の前哨戦は、朝日杯セントライト記念と神戸新聞杯である。

 

今年、関西テレビ放送賞ローズステークスと神戸新聞杯は中京で開催され、紫苑ステークスと朝日杯セントライト記念は、通常の中山開催で行われた。

 

紫苑ステークスは、中山2000mの新馬戦と中山2200mの1勝クラスの水仙賞を連勝した後、サンケイスポーツ賞フローラステークスで4着、地方競馬の関東オークスで9着に敗れていたノーザンファーム生産の5人気のクリスマスパレードが1着。

 

2着は、別定戦から馬齢戦に変更されたフラワーカップを勝利した後、優駿牝馬で14着に敗れていたノーザンファーム生産の3人気のミアネーロが入っていた。

 

中京で開催された関西テレビ放送賞ローズステークスは、別定戦から馬齢戦に変更されたデイリー杯クイーンカップを勝利した後、桜花賞8着、優駿牝馬4着の成績を残していたノーザンファーム生産の2人気のクイーンズウォークが1着。

 

2着は桜花賞終了後の4月13日に行われた3歳未勝利戦(阪神2000m)で初勝利を挙げ、小倉2000mの3歳以上1勝クラスで2勝目を勝ち取ったノーザンファーム生産の7人気のチェレスタが入った。

 

朝日杯セントライト記念は、別定戦から馬齢戦に変更された京成杯で2着、皐月賞で4着、東京優駿で11着に敗れていたノーザンファーム生産の2人気のアーバンシックが1着。

 

2着は、報知杯弥生賞ディープインパクト記念を勝った後、皐月賞で2着、東京優駿で6着だった非社台系の1人気のコスモキュランダ。

 

秋の3歳G2重賞は、別定戦から馬齢戦に変更された重賞で連対した馬、優駿牝馬あるいは東京優駿に出走していた馬が連対している。

結論

土曜日に行われた中京メインの伊賀ステークス(3勝クラス・中京ダート1400m・15頭立て)は、7枠13番に配置された8人気のエミサキホコルが勝利し、2着には6枠10番に配置された3人気のローズスターが入っている。

 

ローズスターの同枠に配置されていたのは、庄野靖志調教師が管理し、武豊騎手が騎乗していたレッドラマンシュがいた。

 

神戸新聞杯2024で出走取消をしたサブマリーナも、レッドラマンシュと同様に、庄野靖志調教師が管理し、武豊騎手が騎乗する予定だった馬である。

 

また、出走取消戦と考えれば、今年の東京優駿も気になる。

 

今年の東京優駿は、神戸新聞杯2024に出走するメイショウタバルが出走を取消し、皐月賞で除外となったダノンデサイルが優勝という微妙な結果になっている。

 

さて、結論だが、出走取消をしたサブマリーナの同枠馬のオールセインツを軸にしてみる。

 

相手は、メイショウタバル、ビザンチンドリーム、メリオーレム、ヴィレム、ジューンテイクあたりで。