函館2歳ステークス2024(第56回)の考察

函館2歳ステークス2024の出馬表

19頭が登録した函館2歳ステークス2024だったが、アースミューズ、オイランブチ、オンザブルースカイ、グランカメリア、デコピンが回避し、14頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 エンドレスサマー 牡2 55.0kg 横山 和生 上原 佑紀 フィールドレーシング
2枠 2番 チギリ 牝2 55.0kg 北村 友一 鹿戸 雄一 北村 栄治
3枠 3番 リリーフィールド 牝2 55.0kg 武 豊 小崎 憲 吉田 晴哉
3枠 4番 ヒデノブルースカイ 牡2 55.0kg 高杉 吏麒 梅田 智之 大石 秀夫
4枠 5番 ニシノラヴァンダ 牝2 55.0kg 永野 猛蔵 奥平 雅士 西山 茂行
4枠 6番 モズナナスター 牝2 55.0kg 菱田 裕二 矢作 芳人 (株)キャピタル・システム
5枠 7番 サトノカルナバル 牡2 55.0kg 佐々木 大輔 堀 宣行 里見 治
5枠 8番 ラインパシオン 牝2 55.0kg 大江原 比呂 水野 貴広 大澤 繁昌
6枠 9番 ヴーレヴー 牝2 55.0kg 浜中 俊 武 幸四郎 (有)桑田牧場
6枠 10番 カルプスペルシュ 牝2 55.0kg 鮫島 克駿 石坂 公一 村尾 賢二
7枠 11番 シュードタキライト 牡2 55.0kg 丹内 祐次 菊川 正達 (株)コロンバスサークル
7枠 12番 オカメノコイ 牝2 55.0kg 藤岡 佑介 小笠 倫弘 岡 浩二
8枠 13番 エメラヴィ 牝2 55.0kg 横山 武史 松永 幹夫 (有)桑田牧場
8枠 14番 ヤンキーバローズ 牡2 55.0kg 岩田 康誠 上村 洋行 猪熊 広次

オカメノコイは連闘での出走となっている。

1回函館11日開催からの考察

今年の函館2歳ステークスは、1回函館11日に行われる。

 

昨年の函館2歳ステークスは、2回函館5日に行われているので、微妙な差異かもしれないが、意味があると思う。

 

過去に、函館2歳ステークスが1回函館11日に行われたのは、2022年だけ。

 

まずは、2022年の函館2歳ステークスを振り返ってみたい。

 

2022年函館2歳ステークス(13頭立て)

1着 ブトンドール 牝2 54㎏ 8枠12番(逆2番)鮫島克駿騎手 4人気

前走 新馬戦(1回函館7日・函館1200m・8頭立て)4人気1着 タイム: 1:11.1

2着 クリダーム 牡2 54㎏ 3枠3番(逆11番)武豊騎手 3人気

前走 新馬戦(1回函館2日・函館1200m・9頭立て)2人気1着

3着 オマツリオトコ 牡2 54㎏ 2枠2番(逆12番)横山武史騎手 8人気

前走 新馬戦(1回函館3日・函館ダート1000m・8頭立て)1人気1着

 

2022年函館2歳ステークスを制したのは、牝馬のブトンドール。

 

ブトンドールは、1回函館7日に8頭立てで行われた函館1200mの新馬戦(4人気)を1:11.1のタイムで勝ってきた馬。

 

ブトンドールの同枠のアスクドリームモアは、1回函館9日に13頭立てで行われた函館1200mの新馬戦を1:11.1のタイムで勝ってきた牡馬である。

 

ということは、ブトンドールとアスクドリームモアが同枠となった8枠は、1回函館の後半戦で、1:11.1という共通のタイムを出し合った枠であるといえる。

 

2着になったクリダームは、1回函館2日に行われた函館1200mの新馬戦を2人気で勝ってきた牡馬。

 

2着になったクリダームと1着同枠馬のアスクドリームモアは、母の父がサクラバクシンオーという共通項があった。

 

3着になったオマツリオトコは、1回函館3日に行われた函館ダート1000mの新馬戦を1人気で勝ってきた馬で、ブトンドールの対角に配置されていた馬だった。

 

2022年函館2歳ステークスの結果から考えると、開催後半のレースで勝ってきた馬、函館1000mのレースで勝ってきた馬、牝馬あたりが気になる。

前走からの考察

函館2歳ステークスは、毎年、ハイペースになるレースである。

 

戦歴が浅い馬同士のレースとなるため、前傾ラップになるのは否めないのであろう。

 

函館2歳ステークス2024に出走する各馬の前走のラップタイムをまとめてみた。

前走 タイム 頭数 ペース
ヴーレヴー 函館1200m牝馬限定新馬戦 1:09.2 7頭立て 34.1-35.1
エメラヴィ 函館1200m新馬戦 1:09.7 14頭立て 34.7-35.0
エンドレスサマー 函館1200m新馬戦 1:09.4 9頭立て 34.8-34.6
オカメノコイ 函館ダート1000m未勝利戦 0:59.5 11頭立て 34.8-36.4
カルプスペルシュ 函館1200m新馬戦 1:09.7 7頭立て 35.6-34.1
サトノカルナバル 東京1400m新馬戦 1:23.6 10頭立て 36.5-34.3
シュードタキライト 函館1200m未勝利戦 1:10.0 5頭立て 34.3-35.7
チギリ 函館1200m未勝利戦 1:09.9 5頭立て 35.1-34.8
ニシノラヴァンダ 函館1200m新馬戦 1:09.3 7頭立て 34.1-35.2
ヒデノブルースカイ 函館1000m新馬戦 0:57.6 11頭立て 33.8-34.8
モズナナスター 函館1200m新馬戦 1:09.4 9頭立て 34.8-34.6
ヤンキーバローズ 函館1200m新馬戦 1:09.8 5頭立て 34.9-34.9
ラインパシオン 福島ダート1150m新馬戦 1:11.0 9頭立て 33.3-37.7
リリーフィールド 函館ダート1000m新馬戦 0:59.0 8頭立て 35.1-35.7

 

前傾ラップで勝ってきたのは、ヴーレヴー、オカメノコイ、シュードタキライト、ニシノラヴァンダ、ヒデノブルースカイ、ラインパシオンあたり。

 

ただし、ヴーレヴー、オカメノコイ、ニシノラヴァンダ、ヒデノブルースカイは逃げて勝ってきた馬だった。

結論

前走で横山武史騎手が騎乗していた馬が、3頭、函館2歳ステークス2024に出走してきた。

 

その3頭の中で、横山武史騎手が、函館2歳ステークス2024に騎乗するのが、エメラヴィである。

 

エメラヴィは、34.7-35.0の平均ペースを上がり最速の脚で1着になっていた馬。

 

少頭数のレースしか経験していない馬が多い中、エメラヴィは14頭立てのレースに出走し、好位でレースを進めていた。

 

今回は、エメラヴィを軸にしてみたいと思う。

 

相手は、ニシノラヴァンダ、サトノカルナバル、ラインパシオン、リリーフィールド、シュードタキライトあたり。