七夕賞2024（第60回）の考察

七夕賞2024の出馬表

七夕賞2024には16頭が登録。

16頭の登録馬のうち、アサマノイタズラが回避し、15頭立てとなっている。

アサマノイタズラは左前浅屈腱炎を発症したため、引退し乗馬になるようだ。

トップハンデはアラタとフェーングロッテンの58kg、最軽量ハンデはグレンガリーの53kgとなっている。

七夕賞は、2013年に2回福島8日から2回福島4日に変更され、今年も2回福島4日で行われる。

また、七夕賞は2006年からサマー2000シリーズの第1戦として行われており、今年もサマー2000シリーズの第1戦として開催される。

2006年以降で、今年と同じ7月7日に七夕賞が行われたのは、2013年と2019年。

ただし、今年の七夕賞には、福島民報杯の連対馬2頭が出走するので、2013年の方が近いと思う。

2013年七夕賞（16頭立て）

1着　マイネルラクリマ　牡5　57㎏　2枠4番（逆13番）柴田大知騎手　1人気

前走　都大路ステークス（京都1800ｍ・カク指定・別定）1人気2着

前々走　福島民報杯（福島2000ｍ・別定）3人気1着

2着　トレイルブレイザー　牡6　58㎏　5枠10番（逆7番）北村宏司騎手　7人気

前走　ドバイシーマクラシック（ア首2410ｍ）11着

前々走　アルマクトゥームチャレンジラウンド3（ア首ダート2000ｍ）10着

3着　タガノエルシコ　牡8　55㎏　1枠2番（逆15番）田辺裕信騎手　14人気

前走　米子ステークス（阪神1600ｍ・特指・別定）8人気8着

前々走　都大路ステークス（京都1800ｍ・カク指定・別定）12人気9着

2013年七夕賞を制したマイネルラクリマは、2012年スポーツニッポン賞京都金杯を勝っていた重賞既勝馬。

マイネルラクリマは、前々走の福島民報杯を勝っていたので、福島競馬場での好走歴もあったといえる。

マイネルラクリマの同枠馬のタムロスカイは、ハンデ戦のメイステークス（東京1800m）を勝った後、エプソムカップに出走して13着に敗れていた6歳馬。

2着に入ったトレイルブレイザーは、2011年アルゼンチン共和国杯や2012年京都記念を制していた重賞既勝馬で、2013年七夕賞ではトップハンデになっていた。

トレイルブレイザーの同枠馬のサトノパンサーは、2012プロミネントジョッキーズトロフィー（東京2000ｍ）を勝ってオープン入りした馬であるが、オープン入り後は掲示板にも入っていなかった。（2012プロミネントジョッキーズトロフィーは1回限りのレース）

3着に入ったタガノエルシコは、同年の福島民報杯2着馬のマックスドリームと同枠になっていた14人気の8歳馬。

2013年七夕賞の結果から考えると、福島民報杯の連対馬、1人気の馬、トップハンデの馬、1回限りのレースを勝ってきた馬あたりは気になる。

福島競馬場で行われる重賞は、福島牝馬ステークス、ラジオNIKKEI賞、七夕賞、福島記念の4レース。

今年の福島記念は、まだ行われていない。

今年の福島牝馬ステークスは、16頭立てで行われ、1枠1番に配置された1人気のコスタボニータ（イスラボニータ産駒）が勝利し、2着には7枠14番に配置された8人気のフィールシンパシー（ベーカバド産駒）が入っている。

一方、今年のラジオNIKKEI賞は、12頭立てで行われ、5枠5番に配置されたマル外のオフトレイル（Farhh産駒）が勝利し、2着には1枠1番に配置された4人気のシリウスコルト（マクフィ産駒）が入っている。

この2レースの共通項は1枠1番の馬が連対していることである。

次に、土曜日に行われた福島メインの鶴ヶ城ステークス（3勝クラス）であるが、15頭立てで行われ、6枠11番に配置された9人気のショウナンライシン（エスケンデレヤ産駒）が勝利し、2着には、8枠15番配置の8人気のサイモンザナドゥ（アジアエクスプレス産駒）が入っている。

このレースでは、逆1番配置の9人気が勝っている。

さて、今年の七夕賞なのだが、2020年ラジオNIKKEI賞優勝馬のバビットと2022年ラジオNIKKEI賞1着馬のフェーングロッテンが出走している。

過去の七夕賞で、ラジオNIKKEI賞優勝馬が揃って出走してきたケースはない。

ココが妙に気になる。

そこで、バビットとフェーングロッテンの組み合わせを同枠馬も含めて押さえてみたい。