東京優駿2024(第91回)の考察

東京優駿2024の出馬表

19頭が登録した東京優駿2024だったが、サトノエピックが回避し、18頭立てとなっている。

馬番 馬 名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主
1枠 1番 サンライズアース 牡3 57.0kg 池添 謙一 石坂 公一 (株)ライフハウス
1枠 2番 レガレイラ 牝3 55.0kg C.ルメール 木村 哲也 (有)サンデーレーシング
2枠 3番 ジューンテイク 牡3 57.0kg 岩田 望来 武 英智 吉川 潤
2枠 4番 ビザンチンドリーム 牡3 57.0kg 西村 淳也 坂口 智康 吉田 和美
3枠 5番 ダノンデサイル 牡3 57.0kg 横山 典弘 安田 翔伍 (株)ダノックス
3枠 6番 コスモキュランダ 牡3 57.0kg M.デムーロ 加藤 士津八 (有)ビッグレッドファーム
4枠 7番 ミスタージーティー 牡3 57.0kg 藤岡 佑介 矢作 芳人 田畑 利彦
4枠 8番 アーバンシック 牡3 57.0kg 横山 武史 武井 亮 (有)シルクレーシング
5枠 9番 ダノンエアズロック 牡3 57.0kg J.モレイラ 堀 宣行 (株)ダノックス
5枠 10番 サンライズジパング 牡3 57.0kg 菅原 明良 音無 秀孝 (株)ライフハウス
6枠 11番 シュガークン 牡3 57.0kg 武 豊 清水 久詞 辻子 依旦
12番 シックスペンス 牡3 57.0kg 川田 将雅 国枝 栄 (有)キャロットファーム
7枠 13番 シンエンペラー 牡3 57.0kg 坂井 瑠星 矢作 芳人 藤田 晋
7枠 14番 ゴンバデカーブース 牡3 57.0kg 松山 弘平 堀 宣行 (株)G1レーシング
7枠 15番 ジャスティンミラノ 牡3 57.0kg 戸崎 圭太 友道 康夫 三木 正浩
8枠 16番 メイショウタバル 牡3 57.0kg 浜中 俊 石橋 守 松本 好雄
8枠 17番 ショウナンラプンタ 牡3 57.0kg 鮫島 克駿 高野 友和 国本 哲秀
8枠 18番 エコロヴァルツ 牡3 57.0kg 岩田 康誠 牧浦 充徳 原村 正紀

皐月賞で同枠だったジャスティンミラノとシンエンペラーが、再び同枠配置となっている。

 

枠順発表後にメイショウタバルが出走を取り消した。

 

出走してくれば、逃げると思われたメイショウタバルが出走を取り消したことで、難しくなった気がする。

牝馬出走の東京優駿からの考察

グレード制になってから、東京優駿に牝馬が出走してきたのは、1996年、2007年、2014年、2021年の4回。

 

ココから、さらに絞ってみる。

 

1996年皐月賞1着馬のイシノサンデーは、報知杯弥生賞3着から皐月賞を勝っている。

 

2007年皐月賞優勝馬のヴィクトリーは、若葉ステークスを勝利していた馬だった。

 

2014年皐月賞を勝ったイスラボニータは、共同通信杯を勝った後、皐月賞に直行していた馬だった。

 

2021年皐月賞を勝ったエフフォーリアは、共同通信杯を勝った後、皐月賞に出走してきた馬だった。

 

今年の皐月賞馬のジャスティンミラノは、共同通信杯を勝った後、皐月賞に直行してきた馬なので、イスラボニータやエフフォーリアに近い馬である。

 

では、イスラボニータやエフフォーリアが出走した2014年と2021年の東京優駿を振り返ってみる。

 

出走取消戦となった2014年の東京優駿は、報知杯弥生賞2着、皐月賞4着馬の3人気のワンアンドオンリーが1着。

 

ワンアンドオンリーは、2歳重賞のラジオNIKKEI杯2歳ステークス(阪神2000m)を勝っている馬で、皐月賞で1着馬の同枠に配置されていた馬だった。

 

ワンアンドオンリーの同枠馬のサウンズオブアースは、若葉ステークスで3着に敗れた後、阪神2000mの500万下条件戦のはなみずき賞で1着、京都新聞杯で2着になっていた11人気の社台ファーム生産馬。

 

2014年東京優駿の2着馬は、皐月賞馬で1人気のイスラボニータ。(社台レースホースが馬主)

 

イスラボニータの同枠は、中日スポーツ賞ファルコンステークス1着から皐月賞に出走して17着だったタガノグランパと中日スポーツ賞ファルコンステークス2着、NHKマイルカップ9着のサトノルパン。

 

2014年東京優駿の3着馬は、毎日杯1着、テレビ東京杯青葉賞6着馬の12人気のマイネルフロスト。

 

2014年東京優駿に出走した牝馬のレッドリヴェールは、阪神ジュベナイルフィリーズ1着、桜花賞2着から東京優駿に出走したが、12着(3着対角)に敗れている。

 

2021年の東京優駿は、共同通信杯3着、毎日杯1着の成績を残していた4人気のノーザンファーム生産馬のシャフリヤールが1着。

 

シャフリヤールの同枠のラーゴムは、きさらぎ賞1着、皐月賞13着だった馬。

 

2021年の東京優駿の2着馬のエフフォーリアは、1人気のノーザンファーム生産の皐月賞馬。

 

エフフォーリアの同枠のヴィクティファルスは、フジテレビ賞スプリングステークス1着、皐月賞9着の馬。

 

2021年の東京優駿の3着馬のステラヴェローチェは、朝日杯フューチュリティステークス2着、共同通信杯5着、皐月賞3着の成績だった馬。

 

2014年と2021年の東京優駿は、皐月賞馬が2着になっているという共通性がある。

出走取消戦の東京優駿からの考察

今年の東京優駿は、メイショウタバルが枠順発表後に出走を取消した。

 

グレード制導入後、出走取消が発生した東京優駿は1996年、2010年、2014年、そして、今年の4回。(2014年東京優駿の結果は前述)

 

1996年の東京優駿は、京都1800mの4歳新馬戦と阪神2200mのすみれステークスを1人気で勝った7人気のフサイチコンコルド(7枠13番配置)が1着。

 

フサイチコンコルドの同枠馬は、皐月賞3着、 テレビ東京杯青葉賞5着のメイショウジェニエ(東京優駿3着馬)と阪神3歳牝馬ステークス(G1)を勝っている牝馬のビワハイジ。

 

1996年の東京優駿の2着馬は、報知杯弥生賞1着の後、皐月賞を回避し、プリンシパルステークスに出走して優勝していたダンスインザダーク。(2枠3番配置)

 

ダンスインザダークの同枠馬は、5月に行われた葵ステークス(OP)を勝ってきた16人気のザゴールド。

 

2010年の東京優駿は、京成杯を勝った後、 皐月賞で3着に敗れていた7人気のエイシンフラッシュが1着。(1枠1番配置)

 

エイシンフラッシュの同枠馬のレーヴドリアンは、皐月賞を9着(1着同枠)に敗れた後、京都新聞杯に出走し1人気3着だった馬。

 

2010年の東京優駿の2着馬は、朝日杯フューチュリティステークス優勝馬で、皐月賞4着馬の5人気のローズキングダム。

 

ローズキングダムの同枠馬で3着に入ったヴィクトワールピサは、皐月賞を勝っている1人気の馬であり、デビュー戦から東京優駿まで1人気に支持されていた馬。

 

1996年、2010年、2014年の東京優駿は、1人気の馬あるいは1人気が入った枠が2着になっている。

 

また、1996年と2010年の東京優駿の1着馬は、社台ファーム生産の持ち込み馬であり、2014年の東京優駿の1着同枠馬は社台ファーム生産馬である。

結論

1人気のジャスティンミラノを軸にしてみる。

 

おそらく、この馬あるいはこの馬が入った7枠は2着枠だと思う。

 

相手は、ゴンバデカーブース、シンエンペラー、ダノンデサイル、レガレイラ、ジューンテイクあたり。