天皇賞(春)2024の出馬表
天皇賞(春)2024の登録馬は21頭。
登録馬21頭のうち、ウインエアフォルク、シュヴァリエローズ、メロディーレーンが除外となり、18頭立てで行われることになっていたが、ヒンドゥタイムズが出走取消となった。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | サリエラ | 牝5 | 56.0kg | 武 豊 | 国枝 栄 | (有)シルクレーシング |
1枠 | 2番 | ヒンドゥタイムズ | せん8 | 58.0kg | 団野 大成 | 斉藤 崇史 | (有)シルクレーシング |
2枠 | 3番 | プリュムドール | 牝6 | 56.0kg | 和田 竜二 | 奥村 豊 | (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング |
2枠 | 4番 | ワープスピード | 牡5 | 58.0kg | 三浦 皇成 | 高木 登 | 山田 弘 |
3枠 | 5番 | ブローザホーン | 牡5 | 58.0kg | 菅原 明良 | 吉岡 辰弥 | 岡田 牧雄 |
3枠 | 6番 | ディープボンド | 牡7 | 58.0kg | 幸 英明 | 大久保 龍志 | 前田 晋二 |
4枠 | 7番 | タスティエーラ | 牡4 | 58.0kg | J.モレイラ | 堀 宣行 | (有)キャロットファーム |
4枠 | 8番 | ゴールドプリンセス | 牝4 | 56.0kg | 田口 貫太 | 寺島 良 | 居城 寿与 |
5枠 | 9番 | シルヴァーソニック | 牡8 | 58.0kg | M.デムーロ | 池江 泰寿 | (有)社台レースホース |
5枠 | 10番 | サヴォーナ | 牡4 | 58.0kg | 池添 謙一 | 中竹 和也 | 加藤 誠 |
6枠 | 11番 | マテンロウレオ | 牡5 | 58.0kg | 横山 典弘 | 昆 貢 | 寺田 千代乃 |
6枠 | 12番 | ドゥレッツァ | 牡4 | 58.0kg | 戸崎 圭太 | 尾関 知人 | (有)キャロットファーム |
7枠 | 13番 | スカーフェイス | 牡8 | 58.0kg | 松若 風馬 | 中竹 和也 | 永井商事(株) |
7枠 | 14番 | テーオーロイヤル | 牡6 | 58.0kg | 菱田 裕二 | 岡田 稲男 | 小笹 公也 |
7枠 | 15番 | メイショウブレゲ | 牡5 | 58.0kg | 酒井 学 | 本田 優 | 松本 好雄 |
8枠 | 16番 | チャックネイト | せん6 | 58.0kg | 鮫島 克駿 | 堀 宣行 | 金子真人ホールディングス(株) |
8枠 | 17番 | スマートファントム | 牡4 | 58.0kg | 岩田 望来 | 石橋 守 | 大川 徹 |
8枠 | 18番 | ハピ | 牡5 | 58.0kg | 浜中 俊 | 大久保 龍志 | 寺田 寿男 |
出走取消となったヒンドゥタイムズは、シルクレーシングが馬主の馬であり、出走取消とならなければ、染め分け帽戦として行われるはずだったのだが…
日経賞1着馬不在からの考察
今年の天皇賞(春)には、日経賞1着馬のシュトルーヴェが登録すらしてこなかった。
日経賞1着馬が不在だった天皇賞(春)は、1986年、1988年、1992年、2008年、2012年の5回。
この5回のうち、前年の菊花賞馬が出走してきたのは、2008年と2012年の2回。
2008年天皇賞(春)は、前年の菊花賞馬のアサクサキングスと同枠になった5歳馬のアドマイヤジュピタが1着。
アドマイヤジュピタは、京都2200mの1000万下条件戦の鳴滝特別を勝った後、東京2500mのハンデ重賞であるアルゼンチン共和国杯で1着、京都2400mのハンデ重賞の日経新春杯で4着、指定重賞の阪神大賞典(阪神3000m)で1着になっていた馬。(G1は初出走)
2着になったメイショウサムソンは、前年の天皇賞(春)と天皇賞(秋)を勝っていた5歳馬。
3着になったアサクサキングスは、前年の菊花賞で1着になった後、産経大阪杯に出走して3着に敗れていた馬。
2012年天皇賞(春)は、前年の天皇賞(春)と同じ1枠1番に配置されていたビートブラックが1着。
ビートブラックは、前年の天皇賞(春)で7着に敗れた後、京都大賞典で2着になっていた馬で、前年のクラシック3冠馬のオルフェーヴルの対角に配置されていた。
2着になったトーセンジョーダンは、前年の天皇賞(秋)の1着馬で、前年のクラシック3冠馬のオルフェーヴルの同枠に配置されていた馬。
3着に入ったウインバリアシオンは、前年の菊花賞2着馬で、2012年日経賞でも2着になっていた馬。
2008年と2012年の天皇賞(春)の共通項は、前年の菊花賞馬の筋配置にいた馬が1着になっていること、G1馬が2着になっていることである。
結論
今年行われた重賞で、出走取消戦となっていたのは、京成杯と小倉大賞典。
古馬戦であること、出走取消となっていた馬が1枠であることを考えれば、小倉大賞典が気になる。
小倉大賞典は1枠1番に配置されたディープモンスターが出走を取消し、6枠12番に配置されていたエピファニーが1着、2着はエピファニーと同枠のロングラン、3着は5枠9番に配置されていた10人気のセルバーグとなっていた。
そこで、6枠12番に配置されたドゥレッツァを軸にする。
相手は、同枠のマテンロウレオ、出走取消馬の発生した1枠のサリエラ、2年連続2着だったディープボンドの同枠のブローザホーン、出走取消馬と同じ騙馬のチャックネイト、ダイヤモンドステークスで58.5㎏斤量で勝っているテーオーロイヤルあたり。