毎日杯2024の出馬表
11頭が登録した毎日杯2024だったが、ガイアメンテが回避し、10頭立てとなっている。
枠 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 | 馬主 |
1枠 | 1番 | ノーブルロジャー | 牡3 | 57.0kg | 川田 将雅 | 吉岡 辰弥 | (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング |
2枠 | 2番 | ルシフェル | 牝3 | 55.0kg | B.ムルザバエフ | 斉藤 崇史 | (有)キャロットファーム |
3枠 | 3番 | ベラジオボンド | 牡3 | 57.0kg | 岩田 望来 | 上村 洋行 | 林田 祥来 |
4枠 | 4番 | メイショウタバル | 牡3 | 57.0kg | 坂井 瑠星 | 石橋 守 | 松本 好雄 |
5枠 | 5番 | トラジェクトワール | 牡3 | 57.0kg | 西村 淳也 | 尾関 知人 | (有)キャロットファーム |
6枠 | 6番 | ナイトスラッガー | 牡3 | 57.0kg | 池添 謙一 | 小栗 実 | 東豊物産(株) |
7枠 | 7番 | ファーヴェント | 牡3 | 57.0kg | 松山 弘平 | 藤原 英昭 | (有)キャロットファーム |
7枠 | 8番 | スマートワイス | 牡3 | 57.0kg | 武 豊 | 大久保 龍志 | 大川 徹 |
8枠 | 9番 | サトノシュトラーセ | 牡3 | 57.0kg | 藤岡 康太 | 友道 康夫 | 里見 治 |
8枠 | 10番 | ニュージーズ | 牡3 | 57.0kg | C.ルメール | 木村 哲也 | (有)シルクレーシング |
唯一、回避したガイアメンテは、札幌2歳ステークスと東京スポーツ杯2歳ステークスで6着歴を持つサンデーレーシングが馬主の馬である。
2011年毎日杯からの考察
今年の毎日杯に出走してきたノーブルロジャーは、祝日開催の日刊スポーツ賞シンザン記念で勝利しているマル外の馬。
日刊スポーツ賞シンザン記念を勝った馬は、通常、皐月賞のステップレースの報知杯弥生賞ディープインパクト記念やNHKマイルカップの前哨戦であるニュージーランドトロフィに次戦出走するケースが多い。
だが、ノーブルロジャーは、なぜか、日本ダービーの裏ルートである毎日杯に出走してきた。
ノーブルロジャーの馬主はノルマンディーサラブレッドレーシングなので、社台系の馬ではないのだ。
さて、日刊スポーツ賞シンザン記念を勝った馬が、毎日杯に出走してきたケースは、2011年のレッドデイヴィス以来となる。
馬齢表記が変更された2001年以降で考えれば、レッドデイヴィスしか日刊スポーツ賞シンザン記念優勝馬が毎日杯に出走してきたケースはない。
まずは、レッドデイヴィスが出走した2011年毎日杯の結果を見てみる。
2011年毎日杯(阪神1800m・特指・別定・18頭立て)
1着 レッドデイヴィス せん3 57㎏ 3枠6番(逆13番)浜中俊騎手 2人気
前走 日刊スポーツ賞シンザン記念(京都1600m・特指・別定)7人気1着
前々走 2歳500万下条件戦・平場(阪神1600m)2人気10着(1着降着)
2着 コティリオン 牡3 56㎏ 2枠3番(逆16番)小牧太騎手 4人気
前走 きさらぎ賞(京都1800m・特指・別定)4人気6着
前々走 3歳500万下条件戦・平場(京都1600m)1人気3着(2着同枠)
3着 トーセンレーヴ 牡3 56㎏ 7枠14番(逆5番)リスポリ騎手 1人気
前走 3歳500万下条件戦・アルメリア賞(阪神1800m)1人気1着
前々走 3歳新馬戦(京都1800m)1人気1着
被災地支援競走の副題が付いた2011年毎日杯を勝ったのは、増量馬のレッドデイヴィス。
レッドデイヴィスは、3戦目となる京都1600mの2歳未勝利戦で初勝利を挙げた後、阪神1600mの2歳500万下条件戦の千両賞で9着、阪神1600mの2歳500万下条件戦(平場)で1着降着の10着、日刊スポーツ賞シンザン記念で1着になっていた騙馬。(1800m戦はデビュー戦のみで2着)
2着になったコティリオンは、2歳重賞のラジオNIKKEI杯2歳ステークス(阪神2000m)で3着歴を持つ1勝馬で最下位人気の馬と同枠になっていた馬。
3着になったトーセンレーヴは、デビュー戦から毎日杯まで1800m戦のみ出走していた馬で、前走と前々走でも1人気に支持されていた2戦2勝馬。
2011年毎日杯の結果から考えると、日刊スポーツ賞シンザン記念優勝馬、最下位人気の馬あたりが気になる。
きさらぎ賞と共同通信杯からの考察
今年、3歳G3重賞は別定戦から馬齢戦に変更され、賞金も増額されている。
毎日杯が1800m戦であるので、3歳1800m戦のG3重賞のきさらぎ賞と共同通信杯を参考にしたいと思う。
今年のきさらぎ賞は12頭立てで行われ、ピーヒュレク騎手が騎乗した8枠12番配置のビザンチンドリームが1着。
ビザンチンドリームは、今年のきさらぎ賞の1人気馬で、前年12月に行われた2歳新馬戦(阪神2000m)をムルザバエフ騎手騎乗で2人気で勝っていたノーザンファーム生産馬。(きさらぎ賞はピーヒュレク騎手に乗り替わり)
今年のきさらぎ賞の2着馬は、日刊スポーツ賞シンザン記念3着馬のウォーターリヒト。
ウォーターリヒトは、4戦目となる阪神2000mの2歳未勝利戦で初勝利を挙げ、続く日刊スポーツ賞シンザン記念で17人気の低評価を覆し、2着同枠の3着になっていた3枠3番配置の非社台系の馬。
今年のきさらぎ賞で3着になったシヴァースは、京都1600mの2歳新馬戦を1人気で勝ってきたノーザンファーム生産馬。
今年の共同通信杯を勝利したのは、10頭立ての7枠8番に配置されたジャスティンミラノ。
ジャスティンミラノは、前年11月に行われた東京2000mの新馬戦をマーカンド騎手騎乗で勝ってきたノーザンファーム生産の1戦1勝馬。(共同通信杯は戸崎圭太騎手に乗り替わり)
今年の共同通信杯の2着馬は、京都1800mの2歳新馬戦、京都1600mのデイリー杯2歳ステークス、阪神1600mの朝日杯フューチュリティステークスを3連勝していた社台ファーム生産馬のジャンタルマンタル。(8枠9番配置)
今年の共同通信杯の3着馬のパワーホールは、札幌1800mの2歳新馬戦を勝ち、札幌1800mの札幌2歳ステークスで2着、京都2000mのラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで12着(1着同枠)だった非社台系のパワーホール。
この2つのレースの1着馬は、芝2000mの新馬戦を勝っていた1戦1勝馬で、外国人騎手から乗り替わっていたノーザンファーム生産馬で統一されている。
また、2着馬は重賞を経験している馬で、前走は1600m戦であり、騎手の乗り替わりはなかった。
結論
前走からの騎手の乗り替わりはないが、前走で2000mを勝ってきた1戦1勝馬のニュージーズを軸にしたいと思う。
相手は、前走が1600m戦だったノーブルロジャーとルシフェル、ニュージーズと同枠になったサトノシュトラーセあたりで。